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[良い点]
設定が面白そう
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残念ながら作品が読者をおいてけぼりすぎる。

入学して最初の一週間はどこにいったんでしょうか?主人公や友人の紹介もないまま、一切説明もなく一週間経過し、先生と魔術部がバトルしてます。先輩が助けに来た所で読むのを諦めてしまいました。

まずは主人公がこの学園で何をするのか読者に伝えてください。
普通の主人公が入ったんですから、学園から卒業迄に何をすべきか目標なりノルマなりが出されるハズですのでそういうのを考えると話を作りやすいと思います。

あと割愛されてるようですが学園物では最初の出会いは大切だと思います。
入学式で初めての友人となったラノベとのファーストコンタクトや
クラスでの自己紹介
等があると異常な学園らしさを演出出来ると思います。

あと友人もラノベ、最初の科学部VS魔術部もラノベネタじゃ全然一芸が伝わらないですし、ラノベネタしかないのかよって思ってしまいます。
小説なんで派手に中性子爆弾や巨大ロボットVS魔法or悪魔くらいはやって欲しかったです。

上から目線で長々と申し訳ありません。設定は悪くないと思うので頑張ってください。
  • 投稿者: うににん
  • 23歳~29歳 男性
  • 2011年 10月01日 01時40分
 ご指摘、ご指導ありがとうございます。
 展開が読者様をおいてけぼりにしているという点に関しましては、正鵠を得ており、その通りだと反省しております。今後はより読者様に対する「わかりやすさ」を目指して努力していこうと考えております。
 ラノベや中二病的ネタが多いのは、このキャラクターは《ラスボス》だから、きっと重度の中二病患者に違いないという発想から生まれました。ネタだけが先行して、読者様に面白さが伝わらなかった(オモロナかった)ことをお詫びいたします。
 小説における派手な面白さ、巨大ロボットや悪魔の登場に関しましては。
 今現在の《普通》が《ラスボス》を倒す展開が終わり次第。
 以下のように、対応させていただきます。

 ある日魔界から突如現れた魔法生物「悪魔」その圧倒的な力と暴力を人々は目の当たりにする。そして、それに対して、あまりにも無力な人類。
 最後に残された希望はイチゲー校、その理事長室に隠されたひとつのスイッチボタンだった。
 世界の存続の危機を迎える中、理事長室に悠然と構える男達の姿があった。
「ついにこの日がきたな」
「ああ、全ては予言書アカシャレコードにあるとおりだ」 
 人類を救うため、今、ひとつの運命のスイッチが押される。それは一人の《普通》少女の運命すらもかえるかのように。
 それに呼応して、イチゲー校内にある五つの校舎、その外皮がすぐさま開かれ、機械的に変形を開始する。分かれていたパーツが繋がり、引き裂かれていた五体が元の姿へと戻り、一つの体を形づくっていく。それは見る者に生命が蛹から蝶へと変態する姿を想起させた。
 あるべき姿へと戻った、「それ」はまるで一つの巨大なロボット生命体として、校内に佇む。
 意志を持つかのような「それ」はまるで「主」を待つように、ただ悠然と世界を睥睨する。
 「それ」は魔術部室に秘かに搭載されていた魔導エンジン「アストラル」と科学部室に秘かに搭載されていた科学エンジン「ニュートン」が連結することで、 巨大な魔道科学パワーをもったエンジン「クロノス」を搭載した人類最後の切り札。
「クロノス」は科学を統べる四つの力「弱い力」「強い力」「重力」「電磁 力」。そして、それらを統合する第五の力「魔力」を生み出す無限の永久機関。
 五つの力が線で結ばれ、五芒星をえがいた時、あらゆる時空を統合する絶対最強の科学魔神《ルシファー》が産声をあげる。
 魔王の名を冠するその機体は他の七大魔王の名を冠する悪魔達と、魔界の王である「サタン」の座をかけて戦い抜かねばならない宿命を持っていた。
 余った校舎は電子の要塞へとはやがわりし、地球最後の防衛司令基地として機能する。
 それぞれのプロフェッショナル、イチゲー使い達が集い、優秀なスタッフとなってパイロットを支援する、それこそがイチゲー校が持つ真の目的だった。
 しかし、それのためにはその搭乗適正を持った、人間と悪魔の血を引く《パイロット》が必要だった。
 彼はその搭乗を前に命を落とす。それは《普通》の少女を救うためにその身を投げ出し、悪魔から彼女を救ったためだった。
 彼はその生命が燃え尽きる間際にたくす。地球を救える力を持ったロボット、それを動かすための「力」それを眼前の少女に。
 魔王の力を感じた悪魔達はまるで誘蛾灯に吸い寄せられる虫たちのように、イチゲー校を目指して接近を開始していた。
 残された時間は少ない。
 慌てる司令室。
「《パイロット》がまだ乗っていないとはどういうことだ」
「さきほどから打診しているのですが、連絡がつきません。あっ、いま搭乗反応がありました」
 それに胸をなどおろす、《長官》っぽい人。
「奴め、まったく冷や冷やさせおる」
「待ってください。認識コードが違います。これは、彼ではありません」
「なにっ、すぐに誰であるかをモニターに映せッ」
 そこに移された搭乗者は司令室一同を絶句させる。
「今田コナイ。《普通》のイチゲーを持った適正ゼロの候補者であります」
「なぜ、そんな奴が乗っているんだ。これでは、もう人類は、いや、地球は終しまいだ」
 悪魔達は棒立ちのまま動かない《ルシファー》をよってたかってなぶり者にする。自己防衛すら知らぬ無垢なる赤子、否、それ以下の存在。それが守られるべき主を持たない、守るべき主を持たない。現在の《ルシファー》の姿だった。
 人類の希望は一切、輝かないまま終焉を迎えるのだろうか。
 目前に死の恐怖がありながらも、コクピットの少女は祈るようにして《ルシファー》に願う。
「お願い力を貸して《ルシファー》私をかばって死んだあの人のためにも。これから救える人々のためにも。私はそのためならあなたが悪魔でも魔王でもかまわない」
 魂の契約を持って己が力とする《ルシファー》はそれによって目覚め、その科学と魔法で構成された肉体を胎動させた。
 驚き沸き立つ司令室。そこに入ってきたのは、それを設計し開発した科学棟の責任者でもある明石教諭だった。
 《長官》っぽい人は、意見を求めて。
「明石教諭、これは一体!?」
「第五の力が目覚めたんだよ」
 少女の《願い》と《魂》を糧として《ルシファー》はその圧倒的な暴君としての傲慢なる力を発揮させる。それはあの人類にとってどうしようもない悪魔達をも一瞬で肉塊にかえるような凄まじい力だった。
 「状況終了」かぼそい声が司令室に木霊する。それの目覚めを待ち望んでいたはずの司令室までもがそのあまりの力のまえに凍り付いていた。
 《長官》っぽい人は、力なく呟く。それはそれまでの期待が恐怖へと様変わりしたかのように。
「もしや、我々は希望という名の絶望を目覚めさせてしまったのかもしれない」
「あるいは人類の未来は《普通》の少女に託されたかもしれないね」
 全てを見透かしたかのような教諭の言葉は何を意味するのか。そして、《普通》の少女がその魂と引き替えに選び取る未来とは。
 次回「登場!?もうひとつの悪魔王《ベルゼブブ》!?」
 風雲急を告げる展開に果たしてどうなる人類、どうなる普通な少女の日常!?
 
 科学部室で、先輩はそれを一気に語り終えると。
「という話を考えたんだがどうだろう?」
「だから、そういう規定の路線をバカにしたようなオチとネタを持ってくるのに、読者様はお怒りなんですよ」
 
 え~大変長々とすいませんでした。ラノベネタしかないと思われているみたいですが、残念ながらかくもその通りでございます。そういうノリが大好物でし て、ラノベ好きなキャラ達が、そういった設定愛に満ちた雑談をしているのを書くのが大好きなのです。そういう作風だからと生暖かい目で見守っていただける と大変嬉しく思います。
 遅ればせながら、設定が面白そうとコメントいただきとても嬉しく感じ、これを励みにしたいと思います。今後、それを生かせる展開を用意し、うににん様に満足いただける作品づくりをてがけられるよう精進していこうと考えております。
 それでは失礼致します。拙著を読んでいただき厚く御礼申し上げます。願わくば、また気が向いた時にでも読んでいただけたらこれ幸いと思っております。
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