感想一覧

[良い点]
両親が離婚して、母親と一緒に暮らしている主人公ですが、途中から母親の存在が希薄になっていて、あれ？　と思いました。
一方で少年の存在が大きくなったような気がします。
自分を疎ましく思っている父親に珈琲を飲ませたあとのニヤリが不気味です。
やがて少年も珈琲に誘い込んでしまったのですね。
ラストは、両親と少年を会わせているつもりですが、彼女しかもう存在しないのですよね。
それは現実なのでしょうか。

[良い点]
　相変わらずひきしまった素晴らしい文章ですね❗❗ヾ(≧∀≦*)ノ〃
　とても面白かったです❗ヽ(￣▽￣)ノ
[一言]
　タイトルの人形の家がこうゆう意味だったのかあ、と納得です❗
　そんな小さな倖せが彼女の世界なんですね。
　
　ラスト４行を読むと、これはお母さんの記憶なのかな、とも思ってしまいました。
　つまり主人公は子供では無くお母さんの過去の記憶なのかなあ、って。
　私が考察中毒なら、きっとこの作品は今以上にもっとおもしろかったんだろうな、って思うのです。
　するとキーワードにあった信頼のできない語り部というのがちょっと笑えたりするのかなあ、と。

　素晴らしい作品を有り難うございました。<(_ _*)>