エピソード3の感想一覧

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[良い点]
「透明な火花」に続き、こちらも読ませていただきました。
一見すると昨今のAI技術を風刺するような内容ですね。それだけだと似たような作品が腐るほどあるでしょうが(それこそAIがもう書いているかもしれない)、幕田さんであればオリジナリティ溢れる作品にできるでしょう。
というか、幕田さんは筆が速いというかなんというか、私は短編一つ書くだけでもヒーヒー言っているのに、よくこれだけ長編を書けるものだと感心します。
[気になる点]
これから描かれるのかも知れませんが、ミューズの性能が気になりますね。高性能AIならデータさえあればなんでも創造可能に思えます。「蝶の鱗雲②」のラストには「『蝶の鱗雲』を二人で眺めたあの瞬間、そこにあった空気感を、キカイは絶対に真似ることは出来ない。」と書かれていますが、私は「それくらい真似できるんじゃないの?」と思ってしまいました。ミューズの性能を詳しく書けば、作品のテーマにより説得力を与えられるのではないでしょうか。(既に後半部分で書いているのでしたらすみません)。
(ちょっと返信内容が掴みづらい気がしたので、書き直しました)

感想ありがとうございます!
流石スナタナオキさん、鋭いですね……(*´Д`*)

幕田自身はいわゆる「生成AI 」に対して、不安とか嫌悪感はないですし、むしろ可能性が広がるよね!って肯定的に思ってたりもします。
だからじゃないですが、AIの進化に警鐘を鳴らして「やっぱり人間の持つ想像力には敵わない!」っていう人間讃歌とは……かなり違う話になる予定です。
主人公のソラトも、意図的に意固地な奴に書いてるつもりです。「キカイの生んだものより、人の生み出したものの方が、多くの人の心を動かせるんだ!」みたいに、人間の創造性を盲信しています。

正直、生成AIについてはメインのテーマではなく、ソラトの中に自己矛盾を生み出すための舞台装置でしかなかったりします。
AIの進化で世界がやばい!という壮大なテーマは、おっしゃる通りいろんな人が書いているし、それらはきっと幕田よりも丁寧で上手だと思います。
結局のところ幕田は大それたテーマなど書けず、一人の人間を掘り下げて描く程度が関の山なのです(^◇^;)

果たして他の作品と差別化出来るのかはわかりませんが、今のところ幕田は楽しく書いています(*´Д`*)
ミューズの掘り下げも、どこかでしなきゃいけないのでしょうが、専門外なので自信ないです(^◇^;)でも頑張ります!
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