感想一覧

おおお…（感嘆）
第二章拝読しました。
さすが恋愛作家さん、どうしようもない恋心の葛藤を描くのが上手いなぁと切なくなりながら読みました。第一章では笑って済ませてしまえそうな失恋の痛手に、第二章ではこれでもかと焦点をあてて、叶わないけど諦めきれない、もはや執念とでも表現すべき恋心が描かれていて、共感が深かったです。
それでもアオ登場の場面などはまだ第一章の雰囲気が残っていて、ちょっと大人なラブコメ風に感じていたのが、あれよあれよとドシリアスな展開となり、そりゃもうスイちゃんとベイリールくんが亡くなっちゃったら笑って済ませるレベルではなく、しかもその死に意図せず加担してしまったフレイル…。その心中の苦しみを思うと、第一章ではあんなに爽やかで聡明でかわいい王子が成長したら影を背負うのね…！！とこれまた好きな展開ではありますが。
赤ん坊ができて母になったリリアはもう昔の恋を引きずる子どもではなくなったということでしょうか。余韻の残るバッドエンドで、これはこれで好きですが、これから先に何かフレイルにとっての救いがあれば良いなぁとも思いました。
第三章も楽しみです！

第一章を拝読いたしました。
なんというか、スケールのデカさ！　ひとつの国を左右する大聖女だけあって、まるで大河ドラマでも観ているような時間の流れを感じました。まさに「観る」、登場人物たちの一挙一動が目に浮かぶ文章でアニメを鑑賞するように読みました（私のなかでは実写よりはアニメでした）

田舎娘で落ちこぼれだったスイが、ベイリールと出会ってからあれよあれよと大聖女に急成長。それはスイ自身の努力と、彼女のなかに眠る素質と才能、そして周りの協力によるものですが、テンポよく主人公がピンチを切り抜けて進んでいくシンデレラストーリーは読んでいて気持ちよく、応援したい気持ちも増しました。
それに、スイを取り巻くキャラがそれぞれ濃くて魅力的。さらにイケメンも多い（笑）！　これでもかというくらいのイケメンパラダイス（笑）。女の子たちもかわいいですね。個人的にニアがお気に入りです。
ただかわいい、かっこいいだけじゃなく、それぞれに抱えた恋愛事情が複雑に交差するのがまた良くて、でもそれをひっくるめて明るいパワーでひっぱっていくラブコメのノリもまた良くて。笑いあり涙あり青春あり、一話ずつがサクッと読みやすい文字数なので、まるで朝ドラを観るようにすこしずつ読み進めました。
そして、一見してファンタジーでありながらちょいちょい現実の小ネタが入ってくるのが好きでした笑（タッピー・オカやら、ドラマ白い○塔だとかw）それに、ラブコメのノリノリの明るいタッチのなかにふと冷めた目線で現実的な視線をぶちこんでくる描写も感じられたりして、個人的にそこも好きでした。

後半になって雰囲気が変わってシリアスさが増し、ベイリールの体の異変にはどうなることかと冷や冷やしましたが、それ以上にアクションシーンの派手さに魅かれました。背水の陣、からの突破！…が繰り返されるたびにどんどんおもしろくなりました。私はアクションシーンが苦手なので、よくこんなに戦闘パターンを思いつけるなぁと感心の連続でした。
ハッピーエンドとはいかない結末ではあるけれど（そこが私は好きですけど）スイとベイリールの関係が実を結びそうな結末には、ようやくベイリールの気持ちが報われるのかとホッとしました。反面、スイとリリアとの恋の対決であったり、二人がどんなふうに結ばれていくのかどうかも読んでみたかったような、しかしそれは読者の想像する楽しみなのかも？

ライナスくんの悲劇、真の黒幕がほのめかされるエピローグはまだ物語が解決していないということだと思うので、第二章も楽しみに読み進めさせていただきます。

春谷

これでもかっ！　というほど切羽詰まったアクションシーンに、お色気たっぷりの胸キュンシーンと、読み応えの詰まった展開で楽しませてもらいました。ついに二人は結ばれるかと思ったけど、寸止めがまたおもしろくて笑いました。ベイルくん、あと一歩でしたね（笑）
春谷

遅ればせながら、完結おめでとうございます！

第二章からは衝撃の展開が続き、どこへ物語が着地するのかハラハラしっぱなしでした。
いや、スイとベイルが戻ってくることだけは信じていましたが、どのような形になるのかと一抹の不安が……。
また、舞台となる星についても一体どうなってしまうのかと……。
それだけに最終章は胸を熱くさせていただけました。

すべてハッピーとはいかなかったビターなエンディングも、昔のままのスイの脳天気さのおかげで希望が感じられますね。
ダークサイドにおちたベイルもすぐ絆してしまいそうな安心感。

素敵なお話をありがとうございます。
面白かったです！

ライムが不安要素となりそうな予感はあったんですが、こう覆してくるとは。
ニアの執念も合わさって胸熱な逆転劇でした！

ラインハルト……エリオットを討てたことは何より。
でも、ここから皆は星はどうなってしまうのか。
まだまだ安心はできなそうです。

なんでしょうか、この昭和感くすぐられる展開は…（笑）懐かしくもあり斬新でもあり。先が読めないストーリーで、これからも楽しみです。

タッピー・オカ！！笑
完全にファンタジーの世界としてハラハラドキドキしながら読ませていただいていますが、ところどころで急に現実が入りこんでくるシュールさが大好きです（笑）

芋虫男、やっぱりライナスだったんですか……。
さすがにエメラルダまでは助からず、彼自身の命も既に限界ぎりぎり、と。
二人とも酷い目にあったんでしょうねえ。

完結おめでとうございます！

いやぁ、もう完結ギリギリまでハピエンなのかどうかわからないものだから本当にヤキモキしてしまいました。

そんな鬱々とした数々のシーンを吹き飛ばすスイさんの存在感が改めて素晴らしいですね(*^▽^*)

多くのキャラが愛のために悩み苦しんで追い詰められたり、変貌したりしていく中で、彼女の何も変わらず元気な様子が対照的で、まさに希望の星という輝きを見せていて、聖女の名に相応しい人だったのだなと改めて感じました。

そして残酷にも感じられた時の流れが、図らずもスイさんとベイルくんの年齢を近づけたのですね！これは棚からぼたもちといいますかなんといいますか、とにかくよかったです。

ちょっと擦れてしまったベイルくんですが、彼女のそばで浄化されてきっと爽やかイケメンになることでしょう。

そしてエリオットとヴェルトも、居なければ星がやばかったのですよね。エリオットの研究が、もう少し違う方向に向いていればと悔やまれる部分もありますが、彼らにも幸せになってほしいものです。

あ、フレイルくんとリリアちゃんは問題なさげですね(*´꒳`*)
お兄ちゃんの不憫さだけが心を抉りますが、そこがまた世の無情な感じで心に残る作品になったと思います。

総じて大変面白かったです。
長大編の執筆お疲れ様でした！

ライナスくんの死が哀れすぎて……。゜(゜´ω`゜)゜。
彼のおかげで好機が訪れたのだとは思いますが、生まれ落ちた時からの不幸を思うと悲しいです(ToT)
ベイルくんの豹変ぶりにも驚きますが、ライナスくんの物悲しさは群を抜いてますね。
残り数話で何が起きるのか……
続きも楽しみです。