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勝隆と三郎をはじめとする、本作の登場人物達に根ざす思いの衝突に自身の信念を問われているかのような心地になりました。
そしてついに最終話となり、史実に沿った未来を読んだ際には元親や光秀の心情に思いを馳せずにはいられなかったですね。
人間の本質は善であると白と同様に信じたいその一方、自らの過去の行いを悪だと断ずることにより生きる意味を見出す者達の胸の内も自然と汲みたくなります。
兼定が元親に向ける執着心やとよと貞親の一言で言い表せない関係といった当時の通念がもたらした境遇に哀切を覚えました。
当人と他人で見方が異なると解る、十兵衛視点の第四十八話も印象に残ります。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。
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