感想一覧

高坂シドさん、感想ありがとうございます。

タクシードライバーの業界用語についてですが、ネットでググったかぎり、長距離を指定してくれる【お化け】を筆頭に、【ゾンビ】【ブツブツ霊】【20】は実際に使われているそうです(くり返しますが、タクシー会社によって共通する隠語もあれば死語になっているものもあったり、一切使わないなどの差異はあります。やはりお客さまに聞かれては失礼な用語ですし。コンプラのうるさいご時世です)。


>昔、『こち亀』で両さんが九州から東京までタクシーで帰るようなお話があった気がするんですけれども。
>で、その代金が40万円だったんですね。
>こういうのって、運転手さん的にはどうなんだろう？と思っていました。
>確かに大金を稼げますが、東京からまた地元に戻らなければなりませんよね。
>そういう、今でいうタイムパフォーマンスって、どうなっているんでしょう？？？


さすが秋本治氏、いつの時代のエピソードかは存じませんが、ちゃんと取材したと思います。
現在、タクシー料金シミュレーションで九州-東京を算出しましたところ、44万円程と出ました。40万の料金が妥当でしょう。

各タクシー会社には営業区域があり(いわゆるテリトリー)、当然客によって区域外まで指定され、運んだはいいのですが、外から客を拾う行為はダメですから、大人しく営業所のある地区まで帰還しなくてはならないでしょう。

会社によって給料体系は異なるようですが、固定給に加え、稼げば稼ぐほど歩合給として反映されると思います。だいたい総売上の50～60％が取り分となる会社が多いみたい。あまりにも遠出しちゃうと、勤務形態として昼日勤と夜日勤、隔日勤務の3つあるわけだし、そのあたりどうなるのか。タイパ的には、「ちょっと気分のいい思いをした」程度かもしれませんね。稼ぐっのて厳しい……。

高坂シドさん、このたびはお読みいただきありがとうございました(^^♪
カムバック　マイ　タコくん！

石江京子さん、感想ありがとうございます。

ちょっとしたリサーチと想像力で補い、いわゆる『職業もの』を書くのは楽しい体験でした。さすがにプロのタクシー乗務員の方が読まれたらツッコミどころはあるでしょうが、ちょっとくらいの瑕疵は笑って許して欲しい。

この手の『職業もの』をリアリティを出すのに役立つのが、適度なテクニカルタームを散りばめることだと思います。それで説得力が生まれる。ただし、やりすぎは読者を置いてけぼりにしてしまうため、按配って大切ですね。

タクシー車両の天井に取り付けてある【行灯(あんどん)】(社名の入った飾り)が、赤いランプをつけて走っていることが稀にあるそうです。
それは車内でなんらかの非常事態が発生し、SOSを知らせている意味なんだとか。強盗や不審者、犯罪に巻き込まれているケースだそうで、見かけたら通報してやるべきらしい。連絡する際、ナンバー、車の色、社名、見かけた場所、特徴などを警察に伝えてくださいとのこと。

>幽霊を乗せていたという怪談はよく聞きますが、宇宙人がリアリティを伴って登場するお話

ですね。タクシーの怪異は定番中の定番なので、宇宙人を乗せるのもアリかと思いました。
このたびはお読みいただき、ありがとうございました(^^♪

未来屋　環さん、このたびは感想のみらなず、すてきなレビューまでお恵みいただき、ありがとうございます。おかげで箔がつきました。


↓以下ネタバレ↓
タクシー業界の隠語ネタでホラーをやってみようかと思いついたのは、ほんの3カ月くらい前だったと思います。
変装した社長が客として乗り込んできて、不正をしている主人公ドライバーを幽霊ネタで脅かし、バレたあとに説教する……という基本プロットがすぐに浮かんだものです。
それを今回のしいな ここみさんの企画に、強引に結び付けたというわけでして……。

>ラストの後、地球人たちの運命はどうなってしまったのか想像が広がりますね(｀・ω・´)

願わくば、悪しき彼の陰謀を阻止できたと思いたいですね。地球の存亡はサボテン・タクシーの面々にかかっていたとか、かなり所帯じみていて、それはそれでグッドジョブです。

未来屋さん、このたびはお読みいただき、ありがとうございました(#^^#)

しいな　ここみさん、このたびは企画に参加、および感想、誤字報告までしていただき、ありがとうございます。誤字はコソッと修正しておきました。ハズカチイ……。

『希望ナンバーが多すぎる！』で指摘されたように、前半せっかくリアリティを構築したのに、宇宙人が出てくるのは唐突すぎるのではないかとの懸念もあったのですが、いかがだったでしょうか？　えっ、宇宙人なんだから、唐突もやむなし？

グレイ型宇宙人を登場させるからには、もうちょっと彼らについて勉強すべきだったと思います。いかんせん時間が足りず、適当にでっちあげた感があります。しかしながら小説とは描写してナンボ。宇宙人が生臭いにおいを放っていると描写しましたが、いったいどんなにおいを放っているのでしょうか。長旅でろくに風呂に入っていないのかしら？

>この『外様系』は夢に出てきたことあります……(*´ω｀*)

こんなのが夢に出てきたら魘されますね。
ちなみに、ラヴクラフトのことを「アメリカの片田舎にしがみついていた引きこもりの三文文士」と切り捨てたのはスティーヴン・キングです。

このたびはお読みいただきありがとうございました(#^^#)

アホリアＳＳさん、感想ありがとうございます。

企画である以上、本物を出さないと体をなさないと思いますので、そのものズバリを登場させました。
タクシーの業界用語は、宇宙人の隠語は創作として、それ以外は実際に使われているそう(むろん、会社によって共通する言葉もあれば、微妙にニュアンスが違ったり、一切使わないなどの差異はあります)。情報はネットでググったにすぎません。

>私は神戸出身で赤穂、倉敷、笠岡にも言ったことがあるので、読んでてニヤリとなりました。

まさか土地勘のある方とは嬉しい。はたしてうまく描けていたでしょうか、あまり自信がありません。
舞台の選定の条件として、①主人公が【エントツ】をしている設定のため。【エントツ】という隠語は主に関西地方で使う。②地方都市が好ましい。

……ですから、グーグルマップを使って関西エリアを探り、赤穂市に白羽の矢が立ちました。
神戸には会社の慰安旅行で一度行ったきりです。それも朝から晩まで酒にベロンベロンに酔っていましたから記憶がない……。

書く前に、赤穂市の周辺道路をストリートビューで散策しているので、作者の中でリアリティが生まれています。赤穂中央病院の正面玄関で、タクシーが数珠つなぎとなって【付け待ち】できるかどうかは知りませんけど。

このたびはお読みいただきありがとうございました(*^-^*)

いでっち51号さん、感想ありがとうございます。楽しんでいただけたのなら、作者冥利に尽きます。

>これぞＳＦ

畏れ多くもSFと呼ぶには、いささかセンス・オブ・ワンダーが足りませんので、ホラーにしています。
タクシーに関しては、恥ずかしながら去年生まれてはじめて乗りました。某駅から某病院までの短い距離で、料金1,400円程度ですから、【コロ】な客だったと思います。知り合いや親族に業界人はいません。完全に想像で書きました。
タクシーの業界用語に関しては、ググればいくらでもヒットします。興味深い隠語をピックアップし、三題噺みたくパッチワークしたにすぎません。思いのほかうまくいったのではないかと思います。

特別に、なぜグレイ型宇宙人の隠語を【00】としたか種明かししましょう。
単純にグレイを、じゃんけんのグー・零としたというのもあるし、00と並んだ文字の形が、ちょうどグレイの大きな眼に見える絵文字的でもあったからです。

このたびはお読みいただきありがとうございました(#^^#)