感想一覧

レイモンド・チャンドラーの生み出した有名な台詞「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きている資格がない」を思い出しました。
ヘンリエッタにとっては仮に名誉が回復したところで、何より強くあることを求められる世界では死んでいるのも同じだったのでしょうね。

辺境で手のひら分の幸せを手に入れたリッタと、すべてを飲み込んだ「主人」に良いことがありますように。

[一言]
狼に食べられた娘の話で、あぁまさか本当に別人だったのかと思い、最後までどうなるのかドキドキしました。
おかみさんや商隊たちがリッタへ向ける優しさが胸に響きます。素敵なお話ありがとうございます！

[一言]
切ない
良いお話でしたヾ(^▽^)ノ
お兄ちゃんは、何かと理屈をこねて、チョロチョロ出没しそう(^^)

[一言]
主人公の語り口からしっかりとしたキャラクターが伝わってきて、すぐに惹きこまれました。
兄が出てきた時は、ざまぁ的な展開になってしまうのかと思ったら、そんなこともなく。
お互いの立場や思いも丁寧に練り込まれ、自然な感じで誰も悪役にならず、少し切なくも優しい物語でした。
何より、風景が見えるような文章力と出てくる全ての人物の個性がしっかりと伝わってくる構成力！羨ましい！！
ちなみに主人公以外なら商隊長さんがお気に入りです。絶対、イケおじに違いない！！

良作、ありがとうございました。

[良い点]
色々考えさせられるお話でした。とても心に刺さりました。
[一言]
読んでいて苦しくなったけど、最後に少し救いがあってホッとしました。
家族でも価値観はそれぞれ。わかり合うにはお互いに歩み寄る事が必要なのだけど、それが出来ない家族もいます。
お互いに離れる方が幸せってこともありますね。

[一言]
とても誠実で努力家なリッタちゃん。
幸せになれて良かったです。
できればお兄さんも幸せになってほしいな。
若さ故とでもいうんでしょうか、当時は色々と人を傷つけてもわかってなかったり、ずっと何年も経ってからそれに気づいて後悔したりしますよね。きっと彼もとてもとても悔やんてきたんでしょう。
苦みがあるけどしみじみと温かい作品、楽しませてもらいました。

[一言]
幸福感って経済的な、物質的な物によらないですからね〜

ちょくちょく聞く世界各国の幸福感チェックだと先進国って豊かさの割に低かったりしますし、

求める基準が高ければ高いほど得られる人が少なく、結末が常時人生かけた蹴落とし合いってストレス溜まりまくりですよね・・・

個人の幸せ考えるなら『足るを知る』事出来なければどれだけ有っても満たされず終わりますし、

ただ貴族とか統治者やその身内だと『足るを知る』のがNGだったり、
統治者が『足りたと思った』なら発展捨てたと言う事ですし、そこに全ての領民へ『足りた』を押し付けたら『飢えてる人はそのまま飢えて死ね』と言葉裏に言うような物ですし、

なので主人公は根本的に『足る知らない』頂点目指す者より『今の生き方がたりてる』支える者で有って気質的に向かなかったのだろうなと、
更に言うと家族が王太子の婚約者みたいに女性の頂点に据えられようとしなければ隣国の皇女支える侍女とかのなって皇女から信頼受けた人生で最後まで送って幸せになってた可能性も？

[気になる点]
男手が無いのはやっぱり危険なので
(押し込み強盗に老人たちが勝つのは大変。怪我でもしたらそれがきっかけで亡くなるってある。老人だから)

最後に浮かんだ独白のように、彼の手を取れば良いなって思う
[一言]
良かった。

[一言]
リッタさん、幸せになってほしい、というか、もう十分幸せなんでしょうねえ。
きっとあの大金生涯使わずになるのでは、と思います。
家族の意味って考えますよね。捨てる、捨てられることのできる家族なんて、最早家族ではないですからね。

[一言]
幸せとは、何ぞや
究極の問題を突き付けられた感じがしました
自分にも自然に問いかけてました
奥が深い作品だと思います
素敵な作品をありがとうございました