感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
予想を裏切る展開があり、読後は爽快な気分を味わえました。
また『僕』は母の苦い記憶が、『わたし』は祖母と過ごす日々が描かれていますが、名前も知らない曖昧な関係は読者も同じで、二人の事情と無関係に身近な存在になっていきます。
一期一会な繋がりがさせた提案が面白く、最初は遠慮していたグロテスクな本を『僕』が紹介するときの心情が印象に残りました。
また、『僕』も『わたし』も明確に語られていない部分も相手と同様の気持ちでいたことが分かる表現に心打たれ、想像と期待が更に増す最後の段落も素敵でした。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。
[一言]
夏は続いていたのですねー。
どちらにとっても忘れられない夏だったっていう奇跡が、たまにはあってもいいんじゃないかっていう気持ちで書きました。読んでいただいて、また、感想までありがとうございます。
  • 立夏
  • 2024年 05月31日 23時19分
↑ページトップへ