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[一言]
 ふと思う。

 人間、誰しも誰かに甘えてる。

 夫か、妻か、子供か、親か、兄弟か、じゃなくて友人や同僚のような"他人"かもしれない。

 それを誰に向けるにせよ、向けられた者から少しづつ"何か"を削り取っていく。

 大抵は向けた者が何かしらの"対価"を払うことで削られたモノもまた少しづつ積みあがっていき、またそれが日常へとなっていくのだろうけど。

 まぁ、とりあえずは李枝子さんが自由に"自分の人生"を生き続けていけることを祈るだけですね(^^;a

>今回の一曲

 今回は"自由"と見てこれを思いついたけど、和訳版を聞いてみたら彼女を否定しいるようで少し違う気がした。
 でも聞く人によって違う意見も出ると思うし、聞きようによっては"自由"とはこうなんじゃはないかとも言っているような気がしたので載せてみることにしました。

 THE BEATLES ”FREE AS A BIRD” 日本語詞版(カバー)
 演奏:カブミリア
 https://www.youtube.com/watch?v=uV2akx5JKco
酔勢 倒録さん、こんにちは。いつもご感想ありがとうございます。

今回の一曲、聞かせていただきました。
ビートルズのあの歌が、こんな内容だとは思っていませんでした。
Free as a bird という出だししか覚えていないので、鳥のように自由になりたいという歌かと思っていたら、違うんですね。

鳥のように自由、それは二番目に大事なこと
僕は飛ぶ、役目を終えてホームへ帰るために、翼を広げて

僕らの人生に一体何がおきたのだろう
僕らはお互いの支えなく生きていけるのか?
あれほど大切にしていた絆を失ってまで……

(ビートルズの元歌詞から勝手に訳してみました)

作者として、これは、李枝子さんの夫の嘆きのようにも感じられました。
望むのは完全な自由ではなく、愛する人との絆。
するべきことを終えて、きみのもとへ帰ること。
きみなしでは幸せになれないのに、何が起きて自分たちは離れ離れになってしまったのか。
あの絆はどこへ行ったのか……

人はみな老いていくし、その過程で誰かの助けと必要とするときは必ず来る。誰にも迷惑をかけずに生きるなんて無理です。
でも、家族のきずなが薄くそれぞれの荷を背負えずに誰かの背にすべてを託してしまったら……
その人に大事な人がいても、そばにいることも守ることもできない。
私たちは背負えない荷物を負うことになるかもしれないし、
誰かの背に荷物を預けて自分だけ飛び去るかもしれない。

そう思うと、深い歌です。
私自身人生を見つめなおす時期に来ている思いがして書いた小説ですが、
ビートルズのこの歌もまた、この時期に聞けて良かったと思います。

でも、若い登場人物に言わせてしまいましたが、私たちはいずれ本当の「自由」を手に入れる日が来ます。
無という名の自由であっても、どこかに、解放の日を楽しみしている自分がいるのも事実です。

今は、今見えるものを見て歩み続ける日々を大事にしようと思っています。
いつもながら、いい曲を教えてくださって、ありがとうございました。
  • pinkmint
  • 2024年 07月11日 22時58分
[一言]
悪に立ち向かう、報復する方法で暴力に頼らないものはたぶん、今のところまだないのだろう寡聞ではあるけれどあるなら流通してるだろう。せめて負けない方法として悪意より強く大きくなる、のでしょうね無視するか赦す。李枝子さんは後者だったんではないかと(あの言いようで?あの言いようなので)思うですよ。負けないことが、必ずしも晴れやかで誇らしく幸せなのではない、ほとんどが正反対かつ理解されない孤独な苦しみであると教えてくれているのではないかしら。それでもそれを択べた結果がこうなのだろうと。よかったのか、良い悪い以前に並みの人間には無理です、良い悪いじゃなくなった、少なくとももう悩んだりしないのでしょう(選べないまま死んでも悩むことはなくなりそうな気もします)
  • 投稿者: misen
  • 2024年 07月04日 15時51分
misenさんこんにちは、誤字報告に続いてご感想、ありがとうございます。

悪意や残酷さ、無意識のうちの侮辱、自分の人間性を無視する相手と対峙。
生きていくなら避けられない試練は、海のうねりのように繰り返しやってくるものだと思います。
どう立ち向かうか、報復するか、あるいはおっしゃるように無視するか赦すか。
この山のような試練のうねりの中で一生を終えようとする人に実際私は出会い、(この物語の設定よりも過酷でした)こんな救いのない人生であったなら自分なら逃げるだろう、そして逃げることを許してほしいと願うだろうと思い、そこに「すべてを聞き、逃げることを許し、苦しみを忘れないと誓う」男性を置いてみました。
主人公が最後に選んだ方法は曖昧にしましたが、「運命に負けない」という頑張りではなく「相手を、そして自分を許す」という方向ならば、それがどうであっても、私はせめて花束を渡したいと思うのです。
世界はときに、あまりにも理不尽だから。
  • pinkmint
  • 2024年 07月04日 23時45分
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