感想一覧

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子供の頃に感じた鮮烈な恐怖が、大人になっても仄暗く心に棲み続ける様子が、なんとも言えず後を引く作品だと思いました。
子供の感受性で怪僧から受けた印象と、大人になり人生経験を経た上で怪僧について思い返す印象とでは、大きな違いがあるかと思います。
本作ではその差が序盤と終盤に巧みに書き分けられており、非常に説得力のある構成になっているように思いました。
怪僧がたつ坊を「食った」と言い笑った場面では、怪僧の心理について幾通りも想像させられました。
考察する楽しさがあり、何度も読み返してしまうほど面白かったです。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。
感想ありがとうございます

また一年越しの返信となってしまったことをお詫び申し上げます

このお話、脚色はあるものの「実話」です

古い記憶の中に刻み込まれた怖さと懐かしさを留めておきたくなり、書き上げた作品です

なので、ところどころで感じられるリアルがあれば、それはきっとそのせいだと思います

このシリーズは夏のホラー企画に合わせて書き綴ったものばかりです

その内容の真偽の判定は、読み手の皆様に委ねております

なので、これも信じるかは読み手の皆様次第なのですが…

この作品のように「本当にあった怖い話」は、間違いなく紛れておりますので、そのあたりも含めてお楽しみください

…まあ、この言葉を信じるか否かも読み手の皆様次第なのですが
[良い点]
お坊さんの人柄の良さがにじみ出ていました。

子供に勝手に遊ばせる
帰り道も分からないような子供を預かる
法事や葬式のお布施も少なくするように敢えて尊敬されない風体を取る
[一言]
懐かしさを感じるお話でした。
有り難うございます

子どもだった当時、実は怪僧の名前も知らないままでした

様々な噂が子どもたちの間で語られていたので、その風体も相まって怖がられてはいましたが、嫌われてはいませんでした

逝去された話を聞いた時も、ちょっとした寂寥感を覚えたのも事実です

いま、面と向かって話し合ったら、きっと面白い話をたくさん聞けたかも知れませんね
[良い点]
全体的に怪談としての王道をいっているな、と感じました。ありそうで無さそうな話。子供の頃の出来事を、「あれは結局なんだったんだろう?」と今になって思い起こすことが、結構恐ろしい内容だったりします。
[一言]
怪僧という、実在してもおかしくない人物がギリギリのリアリティの中で生きているのが感じられて良かったです。私は高校を出て長く実家を離れたためか、どうしているか聞きこんで調べてみたら「行方不明」になっている同級生も多いので、家柄が複雑だったりする子も多いのかもしれませんね。
有り難うございます

実は本作を書き終わった時「果たしてこれはホラーなのか?」と私自身が首をひねってしまいましたが、吉村さんの感想にホッと胸をなでおろしました

子どもの目から見た世界って、本当に様々な不可思議にあふれていると思います

誰も入らない山や森は「入ったら帰ることができない魔境」

無人の廃墟は「呪われた幽霊屋敷」

寂しい小道は「異形が出没する恐怖の辻」

何気ない風景が容易に恐ろしいものに変容するのが子どもの視点です

拙い視点ですが、あの時持っていた不思議な世界を見渡すフィルターを失ってしまった今を残念に思っています
[良い点]
「くった」の意味を変えて言ってそう・・・
存在をくった=祓ったみたいな・・・
[気になる点]
私の実家の一番近い同級生の両親は全聾(聞こえないし喋れない)でしたが特に忌避感もなく、あと子供だったからか何が言いたいか大体わかりましたね…(もちろんボディランゲージ込みで)
よく遊びに行っていました。
[一言]
たつ坊は怪異だったのかそれとも・・・
こういう曖昧な表現は大好きです。
  • 投稿者: 閃光の翼
  • 男性
  • 2024年 07月04日 12時11分
有り難うございます

この怪僧は今となっては懐かしい思い出の人物です

また、たつ坊も(生きていれば)もういいおじさんになっていると思います

彼らと出会ったお寺は無住職になっておりますが、まだ現存しております

私自身、毎年お正月に独りでお参りしており、当時のままの風景に昔日の面影を偲んでいます

あの夏に体験したこの出来事は、きっとこれからも私の中に残るんだろうなぁ…としみじみ思います
[良い点]
このお坊さん、『子供達』には怖がられてるけれど『近所の大人達』からは『ノリの良いおじさん』扱いされてたりしそう………(;^ω^)
[一言]
やっぱり、人を見かけだけで判断するのは良くないですね。
有り難うございます

実際、檀家の皆さんは普通に受け入れていたので、人物として問題は無かったと思います

ただ、その素性はまったく不明で、大人たちも話そうとしませんでした

だから余計にいわくつきな雰囲気が際立っていたんですね
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