感想一覧

[一言]
どうも、舞月です。
読ませて頂きました。

小学生の情緒を描くのはとても難しいですが、この作品はなんら違和感なく、小学生の心理が描けていたと思います。

女の子の心理というのはなおさら難しいものだと僕は思います。
小学校の頃に、友達の女の子と喧嘩して、で、少しして仲直りした記憶が蘇りました。

素敵な時間をありがとうございました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2012年 05月20日 00時57分
管理
舞月朝影さん、ご感想どうもありがとうございます。

 小学生の心理をお褒めいただき、恐縮です。
 この話は、「児童文学」と言われるものに挑戦したくて書きました。
 書くにあたり、はるか昔に小学生だったときのことを思い出しました。すると自分でも意外なことに、主人公と同化したかのように筆が進みました。
 少し前に書いたものなので、今読み返してみましたら、かなり気恥ずかしかったのですが、これも小学生らしさなのだと思うことにします。


 拙作に貴重なお時間をどうもありがとうございました。
[一言]
拝読致しました。

子供の頃って一日がとても大きく、大事に感じたのを思い出しました。
文章から温かい家庭の日常の一コマが伝わってきて、作品をより身近に感じました。
リンゴが茶色くなっている所は良く雰囲気が出ていると思います。また、学校でのやり取りの中で竹尺でつつく場面も、ああそういう事もあったなあと、懐かしく思い出される良いシーンだと思います。
この年頃の子供は、異性に触れるのが恥ずかしいんですよね。
短い文章の中で、小学5年生の男の子というのが凄く良く出ていると思います。
一つずつ、こだわりの言葉はとても読んでいて心地よく、若山さんの優しい文章を更に引き立てていました。また、全体を通して訴えたい事柄がより一層心に伝わってきて、「よし、私も頑張ろう」って気持ちになりました。

「本当の世界は、何度も重ね塗りされた複雑な色合いでできている。」

この一文、私は凄く好きです。考え、想像し、納得させられました。
とても優しい雰囲気の、若山さんらしい深い内容の話でした。

良作をありがとうございました。
若山さんもお忙しそうですが、お互い頑張りましょうね!
  • 投稿者: 若竹
  • 2011年 10月29日 10時25分
若竹さん、ご感想どうもありがとうございます。

 本筋からすれば、家でのシーンはそれほど必要なかったのですが、奈々がどんな子か表しておきたくて入れました。書き始めたら、ごくごく普通の日常だったので、ごくごく普通に朝食を思い出してああなりました。茶色くなったリンゴは、リアルさにこだわった結果です。指摘してくださって嬉しいです!!

 竹尺もこだわりでした。「植木が奈々を起こす」――どう起こすか、情景を想像して、やはりこれしかない! と思いました。この歳だと触れませんよね。ここもご指摘、本当に嬉しいです。

 白状しますと、初めは森山が夏休みの練習に出なかった理由を考えていませんでした。でも、このあたりを書き始めて不自然さを感じました。「植木は頑張っている、すごい」だけでは、変なのです。奈々と亜由美ちゃんで「すごいね」「すごいね」と言って終わり――これは何かおかしい。そして、ひらめいたのが、ご指摘の文です。
 若竹さんには何もかも見抜かれてしまったようで、それがまたとても嬉しいかったです。どうもありがとうございました。

 お忙しい中、拙作をお読みいただき、更に感想までありがとうございました。
 若竹さんも頑張ってください。
[一言]
拝読させていただきました。

成績表の結果=人の価値ではないんですよね。
その人だけにある魅力と、悩みながらもつかもうとしている『結果』。
強いメッセージをたくさん感じさせていただきました。
時折、文章に入り込んでいた擬人法や比喩も、子供らしさの演出という拘りを感じます。

前向きな気持ちで走り出す、奈々の姿に元気づけられました。
『自分に花丸』いい言葉ですね。
心があらわれる思いがしました。
素敵な時間をありがとうございました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2011年 10月28日 22時02分
管理
つるめぐみさん、ご感想どうもありがとうございます。

 学生の間は成績を気にするけれど、実際に社会に出ると成績がよくても駄目で、もっといろいろできる人が役に立てる人なのだと思います。
 実は、奈々のお母さんはそう思っています。お母さんを出しすぎでも横道にそれそうなのであまり書いていませんが、初めから『答え』のようなものは出ているんです。けれど、初めの奈々では、はっきり言われても受け止めることができないのです。

 これでもか、これでもかという擬人法や比喩。やりすぎたかと思いつつ、今回だけしかできない手法と思い、存分に出してしまいました。妄想の域です。こんな書き方もできるんだなぁと、私が楽しんでいました。

 ラストはかなり苦労しました。何度も書き直しました。今でも少し理屈っぽいなぁと思っています。
 走り出すので良かったかな? 「何に向かって」走り出すのか分からないままで、本当に良かったのだろうか、とも悩みました。けれど、いきなり奈々が「何に向かう」かを決められるわけもなく、ああなりました。つるめぐみさんの温かいお言葉、嬉しいです。

 お忙しい中、拙作をお読みいただき、更に感想までありがとうございました。
[一言]
拝読致しました。

何だか自分の小学生時代を思い出し、「あんな事言ってしまったなあ」とか「あの子にも酷い事言ったなあ」などと思い起こしてしまいました。

本当に今更かも知れないけど謝りたいなあと。

そんな苦しいような懐かしいような気持ちになりました。

ありがとうございました。
神村律子さん、ご感想どうもありがとうございます。

 小学生時代は、「分かっていても言ってしまう(やってしまう)こと」が結構、ありました。そういう歳なのでしょうか。作中、部分的にそのまま私の過去のような気がします。(今は少しは成長しただろうか……。したはず……?)

 小学生には共感、大人には懐かしさを味わっていただきたいと思っていたので、神村さんのお言葉、とても嬉しいです。

 お忙しい中、拙作をお読みいただき、更に感想までありがとうございました。
[一言]

秋にピッタリな、しっとりと優しくて爽やかな物語でした!

高校生の私でも、日々のことを振り返るよいきっかけになる物語でした。普段忘れがちで人と関わっていく上で+自分がしっかりと生きていくためには絶対に忘れてはいけないテーマをたくさん思い出させてもらいました!
  • 投稿者: ソナチネ
  • 15歳~17歳 女性
  • 2011年 10月28日 21時09分
ソナチネ♪さん、ご感想どうもありがとうございます。

 小学生時代の不器用で純粋な思いを突然書きたくなり、この話が生まれました。あの頃は今よりできることは少なかったけれど一生懸命だったなぁ、と思います。
 実は私も小学生時代陸上部でした。そのときの思いも詰まっています。テーマと言うほど格好いいものはないのですが、思いを受け取っていただけて嬉しいです。
(小学生の陸上部で、ソナチネ♪さんほどしっかり運動していたわけではないので、今まで言いそびれていました。初め幅跳びで、記録が伸びなかったので先生の勧めでハードルに転向しました。でも小学校で運動をやめてしまい、中学では文芸部でした)

 お忙しい中、拙作をお読みいただき、更に感想までありがとうございました。
[一言]
湯本香樹実さんの「夏の庭」を思い出しました。
もちろんお話は全然違いますが、似通った雰囲気を感じました。
小学生という表現の難しい年代を見事に書ききりましたね。
地の文も違和感なく、歳相応の語彙を慎重に選んで書かれたのがわかります。
悪者を一人も作らず、子どもらしい悩みを等身大に描ける若山さんの表現力に脱帽です。

素敵な時間をありがとうございました。
評価もさせていただきました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2011年 10月28日 20時31分
管理
聖騎士さん、ご感想どうもありがとうございます。

『夏の庭』を読んだことがなかったので慌てて調べました。そして焦りました。小学生が主人公という点は同じですが、絶賛されている作品と似通った雰囲気とはもったいないお言葉です。

 小学生らしさは、初めは難しかったのですが、だんだんと小学生になりきることができました。なりきってしまうと、いつもと違う気分で楽しかったです。
 地の文も、この話では使えない表現がある一方で、この話でしか使えない表現があることを知りました。突拍子もない想像が地の文で使えるのは面白かったです。
 ただ……これで国語の成績が『ふつう』なのは、おかしいような気がします。(先生の見る目がない?)気になっているのですが、国語は成績表の一番上に来る科目なので、ここを『よい』にはできなかったのです。

 普通の生活の中には、悪者はいないのではないかと思います。すれ違ってしまって、喧嘩やトラブルはあるけれど、一人一人に理由がある。
 等身大と言っていただけて嬉しいです。登場人物たちは皆、どこかしらかつての私を映しています。それをうまく表現できたのかと思います。


 お忙しい中(本当にものすごく、お忙しい中なんですよね)、拙作をお読みいただき、更に感想までどうもありがとうございました。本当に嬉しいです。無理はなさらないでくださいね。
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