感想一覧

本作主人公の賀留多自身もそうですが、殺人や自殺どうこうの問題や事情を抱えた人間が能力を活かして、デスゲームに対抗していく緊迫感の強い展開に興奮しました。
序盤も早々に町田は何度も死に戻りしていると判明していて、以降も町田の血痕の存在や運営の内通者との対話と様々な伏線に想像を掻き立てられます。
今回も死んだ町田を発端に次々分かった事実に驚愕しました。
黒幕を倒した場面や無事に外に出られた結末が清々しかったです。
また、14人の参加者全員に割り振られた番号やカードゲームの各人の手札が適宜、画像で提示されていて、彼らの会話と情報の精査を共に楽しめる要素に心躍りました。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。

[気になる点]
BTNの左隣の人がSB、さらに左の人がBBとなります。(麻雀は半時計回りですが、ポーカーは時計回りに進行します)
なので薄荷さんの左に七峰さんが座ってるということになりますね。
ここでそれぞれのプレイヤーが取れる行動は、「最も多くのチップを出してる人と同額のチップを払う(コール)」「より多く出す(レイズ)「フォールド」の3択です。

BBが既に500チップ払ってるので、BB以外のプレイヤーは500以上になるように払わなければこの時点でフォールドとなります。
最初に加留多さんと七海さんがフォールドしたので、この2人は5000チップのままでOKです。
加留多 七海→フォールド(5000枚のままで確定)
秋月 田所 小鳥→500出した
薄荷→追加で250出した(既に250払ってるので)
この時点で、5人の持ちチップは4500です。

場に3枚捲られた後、小鳥さんが「レイズ」して、誰もフォールドしない(つまり全員コールした)ことになります。
最小単位が500枚賭けなので、小鳥さんは仮に500レイズしたと仮定します。
この時点で5人の待ちチップは4000になります。

4枚目のカードと5枚目のカードが開かれた際に、それぞれ1人ずつフォールドしていますが、だれもベット(レイズ)を行っていないならフォールドする必要はないですね。そのままでも「最も多くのチップを出した人と同額のチップを出している」ことになるので、そのまま参加できます。

このまま5人がショーダウンまで進んで、小鳥さんが勝利した場合、小鳥さんが「全員の支払ったチップ総額4000枚」を獲得するので、

賀留多　5000
七峰　　4000
秋月　　4000
田所　　4000
薄荷　　4000
七海　　5000
小鳥　　8000

こういう結果になりますね。

[良い点]
素晴らしいです！
[気になる点]

細かいルールミスなどを指摘すると長くて難しくなるので、結果に関わりそうなところだけ書きますね！

役の決着
JOKERはオールマイティなので、
「JOKERをスペードの何かとして扱うと、田所さんはフラッシュ」
「JOKERをスペードのJとして扱うと、小鳥さんはストレートフラッシュ」
がそれぞれ完成しています。
「同じマークが5枚あればジョーカーは使えない」というルールの解釈によるんですが、今回の場合に適用するなら、小鳥さんはジョーカーを使えないのでフラッシュ止まり。
同じフラッシュ同士ならAを持ってる田所さんの勝利となりますね。


チップの移動
テキサスホールデムポーカーは基本的には勝者が総取りで、同じラウンドまで進んだ人は同額のチップを出す必要があります。(オールイン除く)
田所さんと薄荷さんは、どちらもショーダウンまで進んでるので同じ金額を賭けているはずです。それで2人とも負けているので、2人の負け額は同じになるはずですね。
また、最低ベット額が500なのに、薄荷さんのチップが250しか減ってないのも計算が合わないですね。
[一言]
これからも頑張ってください！