エピソード78の感想一覧
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遅くなりましたが、完結おめでとうございます。
改稿という名の紡ぎ直し。解いた糸で編んだ布は、きっと以前とは違う模様を描いているのだと思います。
お話としての最終話はこのひとつ前だとわかっているのですが、私にはそちらに感想を入れることができませんでした。
私自身の物語の読み方が、人から入っていくもので。状況や世界観をきちんと把握するのが苦手ということと。
この物語を内から見るにはきっと、ラルーを知ることが必要だということ。
自分の見えている世界が瑞月様の描こうとしたそれだとは、どうしても思えないのです。
なのでおそらく、「今までのキラとワカバではないけれど。それでもふたりが出会うことで始まり、かつ戻るものがあるのだろうな」という程度の感想しか書けそうになくて……。
あくまで私の印象としてのふたりはこんな風でした。
ワカバは自分が希薄であるが故に、出会う人の感情を取り込みながらその存在を構築していくようでした。キラと、多分シャナのお陰で、悲しいですけれど、あの決断ができるワカバになったのかな、と。そしてすべて手放して、また元の、でもどこか芯の部分は残ったままのワカバになっているようだと思いました。
キラはワカバといることで、責任感というか、自分という個が背負うべきものが何なのかに向き合うことになったのかな、と。書き換わったとしても、過去は自分にとっては事実で、犯した罪は自分の罪のまま。ワカバの存在という犠牲の上の幸せに浸るには、優しくてストイックすぎたのかな、と思いました。
そんなふたりがこれからまたともに歩むことになったのならば。
繰り返すまいとの葛藤の中でも、きっと前よりも自身の納得した道を選んで歩いていけるのではないかと思います。
そして世界(物語)の半分を占めるラルー。
私には彼女のことがまったく掴めませんでした。
たとえラルーが世界の半分でも、これはワカバの物語で。
ここから読んだ私はどうしてもワカバ側からラルーを見てしまうのです。
なので、ゆっくりで申し訳ないのですが、ここから続く物語を拝読して。
またこちらに戻ってきた時には、きっともっと見えるものがあると思うので。
物語の最終話への感想は、その時に入れさせてくださいね。
こんな感想で本当に申し訳ないと思いつつ。
でもどうしてもふたりを見送りたくて、書き込ませていただきました。
長い物語。本当にお疲れさまでした。
また会いに来ますね。
改稿という名の紡ぎ直し。解いた糸で編んだ布は、きっと以前とは違う模様を描いているのだと思います。
お話としての最終話はこのひとつ前だとわかっているのですが、私にはそちらに感想を入れることができませんでした。
私自身の物語の読み方が、人から入っていくもので。状況や世界観をきちんと把握するのが苦手ということと。
この物語を内から見るにはきっと、ラルーを知ることが必要だということ。
自分の見えている世界が瑞月様の描こうとしたそれだとは、どうしても思えないのです。
なのでおそらく、「今までのキラとワカバではないけれど。それでもふたりが出会うことで始まり、かつ戻るものがあるのだろうな」という程度の感想しか書けそうになくて……。
あくまで私の印象としてのふたりはこんな風でした。
ワカバは自分が希薄であるが故に、出会う人の感情を取り込みながらその存在を構築していくようでした。キラと、多分シャナのお陰で、悲しいですけれど、あの決断ができるワカバになったのかな、と。そしてすべて手放して、また元の、でもどこか芯の部分は残ったままのワカバになっているようだと思いました。
キラはワカバといることで、責任感というか、自分という個が背負うべきものが何なのかに向き合うことになったのかな、と。書き換わったとしても、過去は自分にとっては事実で、犯した罪は自分の罪のまま。ワカバの存在という犠牲の上の幸せに浸るには、優しくてストイックすぎたのかな、と思いました。
そんなふたりがこれからまたともに歩むことになったのならば。
繰り返すまいとの葛藤の中でも、きっと前よりも自身の納得した道を選んで歩いていけるのではないかと思います。
そして世界(物語)の半分を占めるラルー。
私には彼女のことがまったく掴めませんでした。
たとえラルーが世界の半分でも、これはワカバの物語で。
ここから読んだ私はどうしてもワカバ側からラルーを見てしまうのです。
なので、ゆっくりで申し訳ないのですが、ここから続く物語を拝読して。
またこちらに戻ってきた時には、きっともっと見えるものがあると思うので。
物語の最終話への感想は、その時に入れさせてくださいね。
こんな感想で本当に申し訳ないと思いつつ。
でもどうしてもふたりを見送りたくて、書き込ませていただきました。
長い物語。本当にお疲れさまでした。
また会いに来ますね。
エピソード78
小池ともかさま
こんなに長いお話に最後までお付き合いくださりとても嬉しいです。
このシリーズ、深く読んでくださろうとすればするほど迷路のようになるような気がしています。私自身、迷宮の中を彷徨うことすらありますし。
そして、私も『人』から入るタイプですので、その物語への没入の仕方が分かる気がします。感情移入しながら読むんですよね。
だから、はおっしゃる通りラルーのお話ではなく『ワカバ』のお話なので、ワカバ側からしか物語の内に入ることができないと思います。だから、決して小池さまが読み取れていないということはないと思います。
なによりも、このお話のまとめをちゃんと読み取ってくださっていますもの。
一言で言えば、『今までのキラとワカバではないけれど。~』が的を射たものかと思います。
もちろん『あの薔薇が咲き乱れる頃には』から読まれた方なら、ラルー側になるかもしれませんが、ワカバ側からラルーを見てくださっているということが正解だと思います。(あっちは、魔女というものが分かりにくいようです・汗)
キラとワカバの進んだ道は本当に仰る通りです。そして、ラストはワカバが歩いた道を、ワカバの世界として『ワカバ』が紡ぎ始めました。
だから、初めのサブタイトルが『少女が世界を手にするまで』。彼らは同じ道を歩みます。ワカバはキラに出会い、そして『ワカバ』として存在し、キラは『キラ』であり続ける未来です。
だけど、その世界はもう揺れることもなくラルーに邪魔されることもない彼女の世界です。ワカバが歩むと決めた道とも言えると思います。
何が真実とも言えず、何が正義とも言えない。だけど、彼らの正義と真実はこれ。みたいな感じですね。私が描きたい世界なんて大袈裟なものは、実はなくて、ただこのふたりを書きたくて書いているだけなのかもしれません。
なので、小池さまが感じられたことが真実だと思います。
なによりも、キラの性格やワカバの心の育ちなどをつかみ取ってくださっていたこと、ふたりを見送りたいというお気持ちが本当に嬉しく、丁寧に読んでくださったことが分かるご感想に恐縮してしまいました。
本当にありがとうございました。
長々とすみませんでした。本当に最後まで読んでくださったことが嬉しかったです。またお時間が出来ましたら……。また会いに来てやってください。
こんなに長いお話に最後までお付き合いくださりとても嬉しいです。
このシリーズ、深く読んでくださろうとすればするほど迷路のようになるような気がしています。私自身、迷宮の中を彷徨うことすらありますし。
そして、私も『人』から入るタイプですので、その物語への没入の仕方が分かる気がします。感情移入しながら読むんですよね。
だから、はおっしゃる通りラルーのお話ではなく『ワカバ』のお話なので、ワカバ側からしか物語の内に入ることができないと思います。だから、決して小池さまが読み取れていないということはないと思います。
なによりも、このお話のまとめをちゃんと読み取ってくださっていますもの。
一言で言えば、『今までのキラとワカバではないけれど。~』が的を射たものかと思います。
もちろん『あの薔薇が咲き乱れる頃には』から読まれた方なら、ラルー側になるかもしれませんが、ワカバ側からラルーを見てくださっているということが正解だと思います。(あっちは、魔女というものが分かりにくいようです・汗)
キラとワカバの進んだ道は本当に仰る通りです。そして、ラストはワカバが歩いた道を、ワカバの世界として『ワカバ』が紡ぎ始めました。
だから、初めのサブタイトルが『少女が世界を手にするまで』。彼らは同じ道を歩みます。ワカバはキラに出会い、そして『ワカバ』として存在し、キラは『キラ』であり続ける未来です。
だけど、その世界はもう揺れることもなくラルーに邪魔されることもない彼女の世界です。ワカバが歩むと決めた道とも言えると思います。
何が真実とも言えず、何が正義とも言えない。だけど、彼らの正義と真実はこれ。みたいな感じですね。私が描きたい世界なんて大袈裟なものは、実はなくて、ただこのふたりを書きたくて書いているだけなのかもしれません。
なので、小池さまが感じられたことが真実だと思います。
なによりも、キラの性格やワカバの心の育ちなどをつかみ取ってくださっていたこと、ふたりを見送りたいというお気持ちが本当に嬉しく、丁寧に読んでくださったことが分かるご感想に恐縮してしまいました。
本当にありがとうございました。
長々とすみませんでした。本当に最後まで読んでくださったことが嬉しかったです。またお時間が出来ましたら……。また会いに来てやってください。
- 瑞月風花
- 2025年 06月12日 22時43分
改稿版の連載完結、おめでとうございます!
10か月以上に渡る20万字超えの作品ということで、これまでの感想にも書かせていただいてきましたが、登場人物一人ひとりの心模様がとてもきめ細かに描かれ、「人間」と「魔女」を通じて、人間の本質について改めて考えさせていただくような奥深い作品に感じました。
ラルーも様々な想いを抱えており、とても印象的でした。ワカバとの違いがコントラストになっていて、ワカバとキラの関係も心に残りました。
「魔女」が変えていく過去と、「人」が繋いでいく未来。この作品やシリーズを描く想いを感じました。本当におつかれさまです。そして、改めまして、読ませていただきありがとうございます。
10か月以上に渡る20万字超えの作品ということで、これまでの感想にも書かせていただいてきましたが、登場人物一人ひとりの心模様がとてもきめ細かに描かれ、「人間」と「魔女」を通じて、人間の本質について改めて考えさせていただくような奥深い作品に感じました。
ラルーも様々な想いを抱えており、とても印象的でした。ワカバとの違いがコントラストになっていて、ワカバとキラの関係も心に残りました。
「魔女」が変えていく過去と、「人」が繋いでいく未来。この作品やシリーズを描く想いを感じました。本当におつかれさまです。そして、改めまして、読ませていただきありがとうございます。
エピソード78
逢乃 雫さま
続けてのご感想をありがとうございます。
人物一人ひとりの心の模様には本当に気をつけながら書きました。どんなふうに人間は揺れるのか、どんなふうに崩れるのか、いろいろ考えて……。そして、彼らを通して人間の本質にまで追求してくださり……。
ワカバとラルーのふたりがコントラストになっていること、キラとワカバの関係も心に残ったと言ってくださり、本当にうれしいです。
変わる過去に立ち向かうのならば、変わらない未来を望み続けることなのだろう、と。それがどんな今であっても。
私自身そんな強さがあると良いなぁとも思っています。
逢乃さまも本当にお疲れさまでした。
こちらこそ、最後まで物語に寄り添いながらずっと併走してくださりありがとうございました。
続けてのご感想をありがとうございます。
人物一人ひとりの心の模様には本当に気をつけながら書きました。どんなふうに人間は揺れるのか、どんなふうに崩れるのか、いろいろ考えて……。そして、彼らを通して人間の本質にまで追求してくださり……。
ワカバとラルーのふたりがコントラストになっていること、キラとワカバの関係も心に残ったと言ってくださり、本当にうれしいです。
変わる過去に立ち向かうのならば、変わらない未来を望み続けることなのだろう、と。それがどんな今であっても。
私自身そんな強さがあると良いなぁとも思っています。
逢乃さまも本当にお疲れさまでした。
こちらこそ、最後まで物語に寄り添いながらずっと併走してくださりありがとうございました。
- 瑞月風花
- 2025年 06月01日 17時59分
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