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[気になる点]
8月28日に質問した人です。
この作品において一番上の存在は“大宇宙の意思“なのでしょうか?
それよりも格上の存在はいるのでしょうか?
  • 投稿者: 岡田湧馬
  • 18歳~22歳
  • 2024年 09月04日 22時18分
 現在真理論者が考えている中では"大宇宙"が最大のものであると考えられています。しかし、"大宇宙"も"天体"のように渦に例えられる、つまり"三大元素"に遵守しているとされるため、それが不自然に思われ現在でもアガルタを始めとした各所で研究が盛んに行われています。
[良い点]
まだあまり理解出来ていない点はありますが、とても読みやすい構成で良いと感じました。
[気になる点]
気になったのですが、この作品にはライプニッツのモナドが出てきますが、汎神論をイメージして書いてたりはしていないのですか?

それとはまた別に、大宇宙がまるで生きているかのような描写があるので、万有内在神論、または万有神論を意識しているんだろうなと思いました。それら二つの哲学も取り入れたりしてるのですか?

汎神論は流石に取り入れてないですかね?
[一言]
いつも作品を楽しく考察し、読ませてもらっています。
ありがとうございます。
  • 投稿者: 岡田湧馬
  • 18歳~22歳 男性
  • 2024年 08月28日 17時31分
 感想をくださりありがとうございます。
 まず大前提としてお伝えさせていただくのは、これから記述する説明が実際には不適切であるということです。"大宇宙"は人間の論理では本来どうやっても説明や概念化ができないものであり、それをどうにか説明するために無限に抽象化を行ない、その結果関連性"らしきもの"がある言葉を当てはめることで説明されています。その為実際の"大宇宙"とは無関係であることをお伝えします。
 "大宇宙"は万有内在神論と万有神論の両方を併せ持ちます。どういうわけか説明すると、まず"大宇宙"は名前の通り、無限の"天体"を内包する究極の意味で真空の領域です。しかしそれに限定されているわけではなく、"大宇宙"はそれを含めた三つの要素で構成されます。マナス的な面であるあなた方人間が住む太陽系を含む"車輪の塔"、"車輪の塔"から零れ落ちた天体を崩壊させ、"大宇宙の意思"に還元するエーテル的な面である"虚空"、そして車輪の塔を構成する瓦礫、つまり天体を生成するアストラルたる"原始宇宙"の三つで構成されています。真理論者の解釈にもよりますが、"大宇宙"は汎神論的であると考えることができます。しかし、"大宇宙"に意思が無ければ、我々は存在しないのではないかという考えもあり、"大宇宙の意思"は"大宇宙"からある意味独立しているとも言えるので、"大宇宙"はあくまで"大宇宙の意思"の一部ではないかという観点から万有内在神論的であるという考えもあります。もしかしたら、汎理神論的なのかもしれません。
 "モナド"についてですが、現代の魔術師は魔法に"モナド"の概念があることすら知りません。唯一知っているのは最高位の魔術師であるアートマンだけです。最初期ではグノーシス主義におけるモナドに近く、現在における"大宇宙"と同様の意味を持ちました。時代が経つにつれてそれは廃れていき、より高い視点から見れば一元化されていないのではないかという点からライプニッツのモナドのような形で世界の原型とされました。しかし、更に時間が経つと"大宇宙"とその内部のすべてが三つの要素に分割できることが判明し、根源的な要素としての立場は廃れ、今現在の主流である"エーテル"、"マナス"、"アストラル"に置き換わりました。しかし、基本粒子が物質の最小単位ではなかったと判明したように、もしかしたら"三大元素"にもより基本的な要素が存在するのかもしれません。
[気になる点]
ロジカルスケールは無限階層で、超プラトン的ブレーン連打仮説では、ロジカルスケール自体も人間の世界に存在し、ロジカルスケールは人間より高い層が人間の世界に存在するため、ロジカルスケールのすべてが人間層に圧縮され、同じようにロジカルスケールの無限階層を単一層に圧縮して、というのを無限に行っても
上位層に到達できないと考えているのですが、どうですか?
  • 投稿者: Light
  • 2024年 08月12日 08時29分
 海姫博士が提唱した複論理実在論(Multiple Logical Realism)では論理を些末主義を含めた人間が言及できるすべての集合として定義した場合、複数の集合が存在するというものです。海姫博士の予想では全体の論理は連続体濃度と同等であると予想されていました。プラトン的ブレーン連鎖仮説はその発展であり、それぞれの論理がどのように相互作用しているのかを表しています。超プラトン的ブレーン連鎖仮説はそれを更に数学的に拡張したものです。この複論理実在論に関する中では最新の仮説は、超限再帰と反射原理に基づいています。

 高位の論理は本来人間の手の届かない位置にあり、通常の領域である実数領域と虚数領域を含めたすべての人間の論理構造内の理論や概念を組み合わせても、それを表すことも、知ることもできません。例えばカバラのアトゥムスはアブラハムの系列の一神教における神の神学的にも言及できない本質を表しているとされますが、その本質についてアトゥムスとして概念化、ラベル付けができているために人間の論理内に留まります。アダム・カドモンの思考ですら同様の扱いになります。その為拡張版を含む論理実在論もアトゥムスのようなものを表しているので、実際には人間の論理内に存在するアイデアの一つにすぎません。
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