感想一覧

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出会いから別れまでが丁寧に書かれており、一本の映画を観たような満足感がありました。
中盤では、こんなに愛し合っている二人がなぜ別れなくてはならないのだろうと疑問に思いながら読んでいましたが、結末を読むことですべてが氷解しました。
三日前のメッセに耕平からの返信が無かったこと、頬に触れる指が冷たかったこと…。
いくつもの違和感という名の伏線を散りばめながら、最後の一文で物語が美しいほどに完成されていました。
作品を甘く優しいだけではなく、上質な大人の恋物語へと昇華させている著者様の力量に、感服いたしました。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。
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