エピソード189の感想一覧

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[良い点]
更新おつかれさまです。ようやくの大きな節目ですね。初期から読ませて頂いた者として感慨深く思います。
[一言]
義輝「久秀、この城はどうだ?普請の真っ最中であるが、余の新たなる居城となる城だ」

久秀「ふんっ!こんな城大地震でも来ればあっさり吹き飛ぶわっ!」
  • 投稿者: 緋色
  • 2021年 09月21日 05時16分
ご感想ありがとうございます。また返信が遅れ申し訳ありません。

大きな節目を迎えることが出来ました。これから物語はエピローグ的なものに代わって参ります。今まで以上に時の流れも速くなり、伏見城も完成します。そして迎えた天正地震...

天変地異にIFは存在しませんので、もちろん拙作でも起きる予定です。伏見城の運命は如何に!?
  • やま次郎
  • 2021年 10月13日 16時32分
[良い点]
まず一言、久秀との決着お疲れさまでした。ようやく一つの節目となりましたね。
あの天下の梟雄も人の子、長慶を「御屋形様」というのはまだ慕っているところがなんだかかわいいです。逆に長慶暗殺しようとしたり、今回の事を全て久秀のせいにしようとするのは腹黒い、潔癖な(そうでもないか?)義輝にも意外な一面があって面白いと思いました。

[気になる点]
久秀の言った「御屋形様は甘かった」という言葉、別に侮蔑ではなく心からの本音だと思います。生前、天下に最も近い人は間違えなく三好筑前守長慶でした。その元で親族以外最も近い人物は松永久秀だったと思います。久秀が出世したのも彼の才覚もありましたが何より長慶がそれを見抜く力がありました。だから長慶は久秀を認めていたし、久秀も長慶を「御屋形様」と慕っていました、というより死んだ今も慕い続けてるふしが見られます。逆に長慶の後継の義継を見下してます。主観ですが「貴様や晴元がいなかったら御屋形様が天下人としてその名を轟かしていた。」と言いたかったんじゃないでしょうか?確かに三好領の回りには大きな大名は朝倉ぐらいしかおらず、それも十カ国を治めてた三好に(宗滴死後)攻められてたら終わってたでしょう。
長慶を殺しにかかった義輝は久秀にとって邪魔者以外の何者でもなかったんじゃないでしょうか?
[一言]
義輝も久秀も根本は似たような人物だと改めて思いました。この回でもし天下人になったらどうするか義輝に聞かれたとき「自分の思うままにする」と答えました。自己中心的だと率直に思いました。子の久通のためでも、松永家のためでも、ましては主家の三好家でもない自分だけのためです。
しかし義輝もこの回の過去だけでなく自己中心的なところは散漫していました。長慶暗殺です。これは未遂に終わりましたが、成功すれば本気で権力を手に入れることができると思っているのは若かったとはいえ短慮だと思います。その理由も「邪魔だった」からです。しかも永禄の変へてもその考えは変わらず毛利も直接危害を加えてないのに「余に従わないなら滅ぼす」といった感じです。これには信長も呆れたでしょ。しかも朝倉が戦線離脱したにも関わらず、「沽券と誇り」のために戦を続け、ようやく謀叛の報を聞き京へ戻ったのはいいものも、「勝てると思った」という根拠のない戦をして、信長も戦線離脱して負けました。自分の安直な考えだけで振り回されるのは大名からも迷惑だったでしょう。
  • 投稿者: ジェイカー
  • 2021年 09月18日 18時12分
ご感想ありがとうございます。また返信が遅れて申し訳ございません。

今回は大きな節目でした。特に拙作に於いては久秀が敵であり続けることに“しつこい”とそろそろ退場させたら?というご意見もあったほどです。ただ拙作における久秀の立ち位置は義輝と同等とも言える程に重要です。

仰る通り私も久秀は長慶に対して一定の畏敬の念を抱いていたと考えています。故に作中でも“御屋形様”という呼称をさせています。その長慶は義輝に対してそれなりの扱いをしており、それを理解しない義輝を嫌っていても不思議ではありません。恐らく久秀にとっては“三好家あっての将軍家”だったでしょうからね。

義輝は有能な人物として描いてはいますが、信長や元就と比較して特段に優れているという存在としては描いていません。特に信長は常に幕府陣営だったから分かりやすいですが、ご指摘のある大物合戦や東西遠征においても信長に先を行かれている感があります。南蛮との関わり合いについても、信長が一歩先を行っています。

長慶暗殺においても、当時の義輝の意向がどれほどあったのかは不明です。そもそも将軍の命令が有名無実化していた時代、長慶暗殺の謀のみ義輝の意向が通るというのも不思議な話です。恐らく細川晴元や幕臣たちの意向があっての話と考えます。とはいえ義輝の同意があったのは間違いないことかと思います。逆に将軍暗殺は長慶の同意がなかったからこそ、長慶存命時は実行に移されることはありませんでした。

義輝が天下一統を成し遂げられたのも長きに亘った“室町幕府の権威”があり、“征夷大将軍”という地位があったからに他なりません。土台があってこそ成し遂げられた偉業です。これがなく天下一統の道筋をつけた信長とは、やはり差があります。

その義輝が創る泰平の世も、少し史実とは変わってきます。ここから先は、その冒頭を描いていくことになりますので、お楽しみください。
  • やま次郎
  • 2021年 10月13日 16時23分
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