感想一覧

▽感想を書く
快適な生活を提供するドーム都市ですら、かつての知識は失われ、その残滓で辛うじて成り立っているという設定に、未来に希望がない世界の様子が伝わってきます。
更に多くを失った人類だが戦う気力だけ残っているといった、機械屋のじっちゃんの言葉が重くのしかかってきました。
しかしそこで終わらずに、生きるために必要なものは暴力や破壊ではなく経験だと、疑似生命体カルフの変化とセリカとの交流を通し、未来に希望があることも描かれている点に心が救われます。
セリカにとって寂しさの象徴だった子守唄にカルフがつけた歌詞が優しいですね。
特に最後の三小節は、じんわりと広がる温かな気持ちに思わず涙ぐんでしまいました。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。
ネット小説大賞運営チーム様。

感想をありがとうございました。
読んでいただけて、とても嬉しいです。小説家になろうの読者の方々からはあまり反応がなく、寂しく思っていました。
これからもこつこつと書いていきたいと思います。

時輪 成
↑ページトップへ