感想一覧

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[一言]
カテゴリやタグを確認せずに毎回読んでおりますので、勝手に橘様=ホラー&叙述&どんでん返しだと、ひたすら緊張しながら読みました。ハッピーエンドでした(笑) 先入観の持ちすぎ、良くないですね。

11歳差、気づかなかったです(笑) どちらかというと、もう主人公が語るこの世界そのものがゆがんでいるんじゃないかと気が気でなくて、もっと素直に読めば良かったです。いえいえ、実は主人公が最後「少なくとも私は感謝しているのよ」という言葉を言ったときに、「私もずっと好きだったの。そう言うとにやりと仄暗い笑顔を浮かべた」とか続いたらどうしようと焦ったのは内緒です。

裏表のない甘酸っぱい青春ものの爽やかさを再読して、ゆっくり味わいました。辛いことも悲しいこともあったけれど、お互いを許し合い、また共に歩ける幸せをかみしめています。

石川 翠 様


こんな過去作にまでお目通し下さり感謝感激です!
はい、普通の青春回想ヒューマンドラマでした(笑)。過去話の登場人物が実はあの人だったという仕掛けひとつで書いたような作品で、今読み返すとずいぶん粗があるような気がします。お恥ずかしいです。でも「秘密を持った語り手」はいまだによく使いますので、成長がないのかも……。

仄暗い笑顔でのエンディング、確かに今の私ならそういうオチにしそう(笑)。
過去に後ろ暗さを持ったヒロインが、それにきちんと向き合い、胸を張って歩いていける話にしたいと思いました。学生時代の友情というのは、大人になって思い出すとずいぶん甘っちょろいものですが、やっぱり一生の宝ですよね。ことさら冷笑的にせず、爽やかに描けていたとしたら嬉しいです。

またこういうハッピーエンドも書いてみたいですね……(遠い目)。その際にはぜひ覗きに来て下さいませ。
ありがとうございました。
[良い点]
簡潔なのに味気なくない文章。無駄のない清廉とした設定。そして、青春の気恥ずかしさ、ほろ苦さ、若さ。どれも本当に素敵でした。
[一言]
タイトルから、後味の悪さを覚悟して読みましたが、今心にあるのは人の優しさへの愛情だけです。素敵なお話を読ませていただき、本当にありがとうございました。

六つ花えいこ 様


この度はご高覧ありがとうございました。
そのうえ励みになるお言葉の数々、とても感激しております。

短編を仕上げるにあたって、必要最小限の文字数にしようとあちこち削りまくって投稿した覚えがあります。今読み返すと、簡潔さを追求するあまり演出の面で今ひとつだったなあという思いはあるのですが、お褒め頂いたので少々いい気になっております(笑)。

また、ハッピーエンドを意識して、先生の感情など、ご都合主義な一面もあったかと反省してます。まあ、世の中はなるようにしかならず、悪意で始まったことが必ずしも悪い結果を招くわけではない(逆も然り)というのが私の信条ですので、終わりよければすべてよしなのかもしれません。夕貴子と亜衣はこれからもいい友達であってほしいなと思います。

ホラー書きなので普段は鬱エンドばかり書いているのですが、嬉しいお言葉を頂いて、これからはハッピーエンド作品も書くぞと挑戦心が湧いてきました。
本当にありがとうございました!
[良い点]
スッキリした文章、展開、優しい読後感。
大人になってから思い返す思春期の、なんと懐かしくほろ苦いことか……!


[一言]
「葉山さん、結婚式に出席してくれるといいな」
こう言ってくれる透さん、なんて素敵な大人なんでしょう。

素敵な作品をありがとうございます。
寝る前に拝読して心を揺さぶられ、もぞもぞ起きてきてこうして感想をしたためているのですが……
なにぶん語彙に乏しく、伝えたいことは他の皆様の感想で(私が書こうとしていた以上に)語りつくされていることもあり、
「何を、何を書けばいいんだ……!!」
と頭をかかえております(苦笑

自分の思春期を思い返せば、やはり夢見がちで、いろいろなことを分かっていなくて、できたらフタをしておきたい……そう思うことも多いです。
フタを開けるのは時にしんどく勇気がいることですが、これで止まっていたであろう時間が動き出すのかなぁ、とも思います。良かったね、夕貴子。

本当に素敵な短編をありがとうございました。
他の作品も、少しずつ拝読したいと思います。

塚本悠真 様


この度はご高覧ならびに温かなご感想、ありがとうござました。
こちらのサイトに投稿し始めた、わりと初期の頃の作品です。今読み返すとずいぶん描写が不足していると感じられる箇所もあるのですが、描きたいことがきちんと伝わっていたようで嬉しい限りです。

思春期ならではのフワフワした感情と、それを後で回想した時の気恥ずかしさ、そんな覚えは誰しも経験しているものだと思います。
少女時代の幼い大胆さでやらかしてしまったことが、自分と相手の人生を大きく変えてしまったとしたら、けっこう怖いことですよね。それをどう着地させるか悩んだ挙句のエンディングでした。優しい読後感とおっしゃって頂けてほっとしました。透さん、いくら相手が教え子でもちと人が好すぎる気もしますが、破壊的な結末に持っていかなくてよかった(笑)。
思春期を共有した友人との絆は大切にしたいものです。

他の短編もお読み頂けるとのこと、非常にありがたく思います。
ただ、あの、言いにくいのですが、基本的に後味の悪いエンディングが多いのでお気をつけ下さい。お口に合わなければご無理をなさらないで下さいね。

励みになるご感想を本当にありがとうございました。今後とも精進いたします。
[良い点]
すっきりした構成、きちんとしたオチで、安心してよめました。また、キャラクター面では、ゆきこみたいなちょっと浮世離れした女の子って、いるよなー、というリアリティがありました。(私自身、高校のころには、ちょっと浮世離れした女の子が友達にいたもので…。この二人のようには、べったりした感じではなかったのですが)
[気になる点]
「先生は若くてフレンドリーなだけに、生徒から若干舐められがちなところがあった。教師としてこのままではまずいという焦りがあったのだろうと思える。あるいは上司からそう注意されたのか。」
この部分は、当時中学生だった時点でそう思ったのはちょっと不自然かな、と思います。「~と今ならわかる」という断りをいれるか、もっとぼやかした描写にするのがよいのでは。

「虚言」は、セリフに入れるにはちょっと一般的じゃないかもしれません。


また、歴史学を大学でかじった身としては、「マジに魔術の研究したいんだったら、西洋史じゃなく思想史や宗教学のほうじゃないかなー」ということと、もしゆきこがそっちではなくドイツに行ってまで歴史学を学んだんであれば、それはそれで「成長」なのかもしれない、と思いました。

個人的には「超常現象とみせかけて現実的」というのはミステリー等でよくあるパターンですので、もうちょっとあの「魔法」のディテールを生かしたオチが欲しかったところです。欲張りですみません…
[一言]
なぜか3、40年くらい前の山の手にあるお嬢様学校を勝手に脳内で舞台に設定して読みました(笑)

淡々とした文章で、時代や地域を特定しない書き方だったので、世間知らずなお嬢様っぽいゆきこや、冷静な主人公、その二人以外に騒がしい脇役がでてこないことから、そんな連想をしてしまったのかもしれません。

丁寧な物語、ありがとうございました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2012年 12月24日 21時31分
管理
丁寧な感想をお寄せ頂きましてありがとうございました!

思春期女子の疑似恋愛みたいな、透明なべったり感(って、何でしょうね)と、その経年変化がミステリっぽく描けたらいいなあと思い、この作品を書きました。旧き良き時代のお嬢様学校を想像して頂けたとは嬉しいです。設定としてはそこまで高尚ではなく、普通の公立中学の優等生をイメージしていたのですが、鹿紙さんの脳内映像のように時代背景をぐっとレトロにしてみても面白かったかもしれません。

主人公の先生に対する印象について、表現のご指摘ありがとうございます。社会人になってからの回想ですので、完全に大人目線で書いていいだろうと思っていたのですが、読み返してみると確かに言葉が足りなかったかもしれません。「虚言」の言い換えとあわせて、近々修正しようと思います。
それから夕貴子の専攻科目についてですが、そうですね、魔法の研究なら思想史とか民俗学(?)ですよね。フォローして下さった通り、魔法を入口に西洋史全体に興味を持ったってことで、このような設定にしてしまいました。そもそも、本気で魔法信じてたわけではなかったので……。

短編を書く時にはいつもオチに悩みます。他の方にもご指摘を頂いたのですが、本作のオチは少々甘いなあと自覚しております。ハッピーエンドにまとめるにしても、もっと魔法の伏線を生かして一捻りすればよかったと思います。鮮やかなオチのつけ方(いや、オチのない短編もありなんですが)を、今後いっそう勉強します!

この度は励みになるお言葉を本当にありがとうございました!
[良い点]
展開の巧さに舌を巻きました。

まず、タイトルが良いです。
一見対照的な様で「祝」と「呪」で造りは同じ「兄」であり、思慕の対象である年上の男性を連想させます。
また、「呪」は「口」扁で口が災いをもたらすイメージであり、
正に本編の内容と合致します。

思春期の少女たちの共犯的な結び付きやこの年代特有の残酷さが、いかにもエグくあざとい感じの描き方ではなく、
どこか潔癖さを感じさせる筆致で描写されている点にも好感を持ちました。

小悪魔的な少女の企みが思いがけない悲劇を招いてしまい、
当の少女たちの中にも痛みを残す筋書には、苦い現実感が漂っています。

ただ、そこで終わらせず、少女自身が大人になり自分たちの所業と向き合っていこうとする展開が爽やかです。
[気になる点]
篠原先生が大人の懐深さで許してくれたという前提があっても、
やはり夕貴子が晴れがましいお祝いの場に顔を出すのはどうなのか、という疑問がどうしても読後に残りました。

少女時代の行動はもちろん、成人後に亜衣と再会した後の彼女の言動を見ても、
後ろめたさを感じているとはいえ、いかにも保身的かつ欺瞞的な人格の印象が拭えません。

一応は社会に出て働き、かつて傷付けた相手と直に接している亜衣に対し、
夕貴子は院生で要は象牙の塔に篭っている身の上であり、
しかも少女時代に耽溺した魔術と繋がりのある分野を専攻している描写ですから、
そこを踏まえても「亜衣はともかく、夕貴子は何も変わっていないのでは?」と感じました。

話は変わって、これは細かい点になりますが、
「夕貴子は文系で数学が苦手だった」という主旨の記述が出てきますが、
この時点での亜衣と夕貴子は中学生ですから、まだ文系・理系に分かれてはいないのではないでしょうか
(文理で明確に分けるのは、大学受験を念頭に置いた高校生になってからのはずです)。
[一言]
この作品も好短編の見本みたいなお話で驚きました。
ご感想ありがとうございます!
吾妻様から頂くご感想はいつも的確で、作者本人が気づいていないことまで読み込んで頂いて、本当に本当にありがたく思っています。

タイトルについてお褒め頂き恐縮です。タイトルをつけるのが苦手で、毎回捻り出すのに苦労しております。「呪い」も「祝い」も漢字が似ているだけあって、ある事象を意味づけて縛る、という意味では同じだと解釈しました(ベクトルは逆ですが)。漢字の部首にまで言及して頂いて、実はそこまで考えておりませんでしたので、目からウロコが落ちる思いでした。オハズカシイ……。
思春期頃の少女特有のピュアな残酷さについては、数多くの作品でテーマになっており、今さらという気もしましたが、実際書いてみるととても難しかったです。あざとくなる1歩手前を心がけたつもりでしたので、吾妻様に読み取って頂けてとても嬉しいです。とはいえ、納得のいく形で書ききれていないのも事実で、また別の機会に挑戦してみたいテーマです。

ご指摘頂いたラストの決着のつけ方、まさに最も悩んだ部分です。再会した夕貴子が別人のように丸くなっているのも嘘臭いし、共犯者であるはずの亜衣が責め立てて謝罪させるのもどうかと思うし、かといってハッピーエンドは崩したくないし……というわけで常識的にかなり不自然な結末になったことは自覚しています。ほんと、どのツラ下げて結婚式に行くのかしら……と事情を知る友人なら思いますよね。作者の詰めの甘い部分です。

文系云々の記述については、少し改稿してみました。おっしゃる通り、中学では文系理系とは言わないんですよね。どれほど遠い記憶をたどったか、年がバレるようで地味に恥ずかしいです。

最後にもう一度。いつも本当にためになるご意見ありがとうございます。
また吾妻様の作品にもお邪魔すると思いますので、その際はよろしくお願い致します。
[良い点]
思春期の少女の危うさが、繊細な描写で上手にあらわされていますね。魔術というファクターだけに、文章の端々にどこか不気味さを感じ、いつホラーな展開に転ぶだろうとドキドキしながら拝読しましたが(笑)そんなことはなかったですね。
橘さんの作品は、どれもじっくりと心理描写されますね。
[気になる点]
私見ですが、もう少し読者を引き込むような冒頭だともっと物語に入り込みやすいかなと思いました。
[一言]
こんにちは。
本当に、一言だけ感想を。
テナガエンコウも、とても面白かったです。
 ご感想ありがとうございます!
 読んでもらえて嬉しいです。

 描写や展開についてお褒め頂いて光栄です。
 遠い日の思い出になってしまった思春期の日々を回想しつつ書きました。

 でもまだまだ満足のいく出来ではなく…。
 ご指摘のあったツカミ部分をを含め、
 短い物語の中で過不足なく書き込むのは本当に難しいですね。
 構成・文章とも、もっと洗練させねば、と日々精進です。

 本当に励みになりました。
 ありがとうございました。


 
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