感想一覧

▽感想を書く
[一言]
「虎に翼」、私も見ておりました。味のある登場人物たちがとても好きですが、中でも轟さんは本当に素晴らしかったと思います。
 自分が男らしさだと思っていたものは、実は性別とは何の関係もなかったのかもしれないという気づき。
 同性パートナーとの関係性。自分たちは無理でも、次の世代には同性婚も認められてほしいという願いの切実さ。
 そして友人であり仕事上の相棒でもある山田よねさんとの関係性。
 あの2人って、ありきたりなドラマだったら恋愛関係にされてしまっていたかもと思うのですよ。
 でも、「虎に翼」はそうじゃなくて。互いが互いの理解者で。信頼しあっていて。
 尊属殺の裁判の時の、「行け、山田!」には心が震えました。

 渡されたバトンは確かに重いです。私は同性の恋愛を書くことも読むこともありますが、理想を言えばBLとかGLとか分けるんじゃなくて……いや分けてもいいんですけど、「同じ作品の中に多様な恋愛の形が出てくる」作品もあったらいいなと思うのですよね。
 異性カップルも同性カップルも恋愛に興味のない人も当たり前に存在している話。だって実際の社会はそうなんですから……。
  • 投稿者: 晶雪
  • 2024年 10月04日 19時51分
晶雪さん、感想をお寄せいただき、ありがとうございます。とっても嬉しいです。 
よねさんと轟さんの関係性、素敵ですよね。「行け、山田!」はふたりの絆を象徴する、熱いセリフでした。あのシーンを思い出すと、私も心が震えます。
おっしゃるように、ありきたりなドラマだと、よねさんと轟さんは恋愛という関係に仕立てられていたかもしれません。
多様な愛が共存する作品、これから増えるといいですね。今は過渡期なのかなぁと思います。
このたびは当方のエッセイを読んでいただき、ありがとうございました!
↑ページトップへ