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これはつまり、例のノートで繋がってたパターンてことですかね。

しかし幣原クラスの大物でも日米戦を防げなかったのだから、個人で歴史を変えるのは本当に難しいってことですね。
ノートですね、これは。


ノートは日露戦争からで、こちらは南京事件からと言う事で20年の開きがあるというのも大きいでしょうね。1927年から大きく変えるには、相当な組織を擁していないと無理があるかと。
個人レベルの小さな分水嶺をどれだけ弄っても、歴史の流れは変わりにくいという話を、弄くった世界線で記述するというのは、非常に説得力のある手法で、なるほど、幣原元首相にはピッタリの話でした。結局は中国に嫌われるかどうかなのでしょう。

それでも、農地改革は無くなるだろうから、日本が大農法に走って、その方面での変化は大きい気がします(まあ、後書きは本文じゃないから、異論が大きくなるのは織り込み済みでしょうが)

楽しませて貰いました。
その人の影響力と分野によって変化量は変わって来るとは思います。幣原喜重郎の軌跡を見ても、そう大それた変化は規定できないかな?という事でこういう作品になりました。

戦前から、弄ったことで改変者の意図したようにすべてが回るとも限りませんからね。もはや亡くなった後の変化までは追い切れないというのが正しいんでしょう。


ご愛読ありがとうございました。
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