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誰かが言っていた。
「人は生きたいようにしか生きられないし、死にたいようにしか死ねない」
どこかの物語の中で、足の悪い老人が言った。
「生まれも生き方も自分で選べないものなら、せめて死に方だけは自分で選びたい。家族に迷惑をかけてまで生き長らえる気はない」
自分の伯母の一人が、ガンが頭の方まで回ってしまって意識不明になってしまっていたのですが、夫である伯父や娘たちはそんな状態でもいいから生き長らえさせてくれと病院に頼み込んで機械による延命をさせていました。
結局2・3年か後、伯母はそのまま意識が回復することなく亡くなりましたが。
別に伯父たちの行動についてとやかく言うつもりはないですが(もし自分が伯父の立場なら延命を望んだだろうし……)、伯母の立場からすればどうなんだろうなぁ、と思う事があります。
自分が知る限りいつも物静かで怒った顔なんて見たこともないけど、アレルギーを持った孫のために東奔西走し、認知症を患った祖母の介護を亡くなるまでやり遂げた一本芯の通った人でした。
そんな人が、動けない話せないと何一つ意思疎通ができない状態で生き延びたいと思うだろうか、と。
まぁ、今更ではありますが(^^;a
さて自分語りはここまでにしておいて今回の話ですが、人にとって"生きるということ"と"死ぬということ"について考えさせられましたね。
子としては死ぬまで健康で生きてほしいと願うし、当人は生きたいように生きた結果寿命を縮めてしまったけどそれに後悔は感じていない。それどころか、死が目の前にあっても自分のライフスタイルを貫こうとしている。
結局は、それぞれのエゴのぶつかり合いに終始することではないだろうか。
個人的には、どのような状態で死を迎えようが”ま、いいか”と思えるよう死に方ならそれでいんじゃないかと思っています。
あるスポーツ選手が言っていた。←誰かは知んないけど(^^;a
「選手生活を納得して辞めるものは多いが、満足して辞めるものは少ない」
八重子は自分の死を”納得”しているが”満足”まではしていないのでしょう、でなければあのような言葉は出ないと思うから。
それでも、最後に孫である達也に話すことができたのは、彼女にとって良かったんじゃないかな。
なんかまたいつもの如くグダグダになってきたので、今回はこれにて(_ _)
「人は生きたいようにしか生きられないし、死にたいようにしか死ねない」
どこかの物語の中で、足の悪い老人が言った。
「生まれも生き方も自分で選べないものなら、せめて死に方だけは自分で選びたい。家族に迷惑をかけてまで生き長らえる気はない」
自分の伯母の一人が、ガンが頭の方まで回ってしまって意識不明になってしまっていたのですが、夫である伯父や娘たちはそんな状態でもいいから生き長らえさせてくれと病院に頼み込んで機械による延命をさせていました。
結局2・3年か後、伯母はそのまま意識が回復することなく亡くなりましたが。
別に伯父たちの行動についてとやかく言うつもりはないですが(もし自分が伯父の立場なら延命を望んだだろうし……)、伯母の立場からすればどうなんだろうなぁ、と思う事があります。
自分が知る限りいつも物静かで怒った顔なんて見たこともないけど、アレルギーを持った孫のために東奔西走し、認知症を患った祖母の介護を亡くなるまでやり遂げた一本芯の通った人でした。
そんな人が、動けない話せないと何一つ意思疎通ができない状態で生き延びたいと思うだろうか、と。
まぁ、今更ではありますが(^^;a
さて自分語りはここまでにしておいて今回の話ですが、人にとって"生きるということ"と"死ぬということ"について考えさせられましたね。
子としては死ぬまで健康で生きてほしいと願うし、当人は生きたいように生きた結果寿命を縮めてしまったけどそれに後悔は感じていない。それどころか、死が目の前にあっても自分のライフスタイルを貫こうとしている。
結局は、それぞれのエゴのぶつかり合いに終始することではないだろうか。
個人的には、どのような状態で死を迎えようが”ま、いいか”と思えるよう死に方ならそれでいんじゃないかと思っています。
あるスポーツ選手が言っていた。←誰かは知んないけど(^^;a
「選手生活を納得して辞めるものは多いが、満足して辞めるものは少ない」
八重子は自分の死を”納得”しているが”満足”まではしていないのでしょう、でなければあのような言葉は出ないと思うから。
それでも、最後に孫である達也に話すことができたのは、彼女にとって良かったんじゃないかな。
なんかまたいつもの如くグダグダになってきたので、今回はこれにて(_ _)
エピソード2
こんにちは、酔勢さん。丁寧なご感想ありがとうございます。
実話をもとにしたフィクション、というずるい設定にしてしまいましたが、今まで見てきた様々なお葬式を通して思った生と死への私なりの思いを、姑をモデルにして集約させたような作品です。
人は生きたいようにしか生きられないし、死にたいようにしか死ねない…… ですか。
どなたがどんな経験の上で言った言葉かわかりませんが、どちらかというと、「そうであったらどんなにいいだろう」と、私などは思ってしまいます。
特に死は、いつどんな形で訪れるかわかりません。突然交通事故で即死したような人は、自分の死さえ自覚できずに、長くこの世を彷徨い続けるかもしれません。
そう考えると、生きたいように生き、一人ぼっちの死を望みながらも、「余計な延命で苦しい生を続ける」ことを拒否できた「おばあちゃん」は、かなり幸福な人生だったのかもと思えます。
その彼女も、時々「私いつも不用心に言葉を投げつけちゃうけど、たまに後悔してるのよ」とつぶやいたことがあります。
大抵の人は、言い残したこと、謝りたかったこと、胸に残したまま召されてしまいますが、たまに現世を訪れて姿を見せたり、言葉を聞かせたりしていくかたもいるようです。私と娘、息子は割と「受け取る、見える」方なので、そういう体験をしても「そんな馬鹿な」とは感じなくなりました。
この世にあらわれてメッセージを残せる人とすっぱり消えてしまって痕跡も残さない人(例えばうちの母)にどんな差があるのかわかりませんが、
身体が弱く神経を病んでいsた母は最期まで死にたくない、死ぬのは嫌、と譫言のように言い続けていたのに、本当に気配もなくあの世に消えました。
生を謳歌したおばあちゃんは、生きている間もすごくエネルギーに満ちた人でしたので、肉体を失ってからもエネルギッシュに「ねえちょっと地上に行かせてよ」と、あの世のお偉い誰かに直訴したのかもしれません。
酔勢さんの伯母さまが、家族によって延命措置を取られたのは、それだけ愛され必要とされていたことの証でもあるので、感謝していらっしゃるんではないでしょうか。
私自身はあの世なんてなければいい、死んだら全身麻酔をされた時のように何もかもが無になるといい、生まれ変わりもいらない、と思っていますが、
実際死んだら後にどういう世界が待っているのかいないのか、むしろ楽しみです。
でももし愛する猫たちや夫より先に死んだら…… その時は猫の身体をちょいと借りて、夫の最後までそばで見守りたい、と思っています。
ギネス並みの長寿猫にでもならなければ無理ですけどね(⌒∇⌒)
実話をもとにしたフィクション、というずるい設定にしてしまいましたが、今まで見てきた様々なお葬式を通して思った生と死への私なりの思いを、姑をモデルにして集約させたような作品です。
人は生きたいようにしか生きられないし、死にたいようにしか死ねない…… ですか。
どなたがどんな経験の上で言った言葉かわかりませんが、どちらかというと、「そうであったらどんなにいいだろう」と、私などは思ってしまいます。
特に死は、いつどんな形で訪れるかわかりません。突然交通事故で即死したような人は、自分の死さえ自覚できずに、長くこの世を彷徨い続けるかもしれません。
そう考えると、生きたいように生き、一人ぼっちの死を望みながらも、「余計な延命で苦しい生を続ける」ことを拒否できた「おばあちゃん」は、かなり幸福な人生だったのかもと思えます。
その彼女も、時々「私いつも不用心に言葉を投げつけちゃうけど、たまに後悔してるのよ」とつぶやいたことがあります。
大抵の人は、言い残したこと、謝りたかったこと、胸に残したまま召されてしまいますが、たまに現世を訪れて姿を見せたり、言葉を聞かせたりしていくかたもいるようです。私と娘、息子は割と「受け取る、見える」方なので、そういう体験をしても「そんな馬鹿な」とは感じなくなりました。
この世にあらわれてメッセージを残せる人とすっぱり消えてしまって痕跡も残さない人(例えばうちの母)にどんな差があるのかわかりませんが、
身体が弱く神経を病んでいsた母は最期まで死にたくない、死ぬのは嫌、と譫言のように言い続けていたのに、本当に気配もなくあの世に消えました。
生を謳歌したおばあちゃんは、生きている間もすごくエネルギーに満ちた人でしたので、肉体を失ってからもエネルギッシュに「ねえちょっと地上に行かせてよ」と、あの世のお偉い誰かに直訴したのかもしれません。
酔勢さんの伯母さまが、家族によって延命措置を取られたのは、それだけ愛され必要とされていたことの証でもあるので、感謝していらっしゃるんではないでしょうか。
私自身はあの世なんてなければいい、死んだら全身麻酔をされた時のように何もかもが無になるといい、生まれ変わりもいらない、と思っていますが、
実際死んだら後にどういう世界が待っているのかいないのか、むしろ楽しみです。
でももし愛する猫たちや夫より先に死んだら…… その時は猫の身体をちょいと借りて、夫の最後までそばで見守りたい、と思っています。
ギネス並みの長寿猫にでもならなければ無理ですけどね(⌒∇⌒)
- pinkmint
- 2024年 10月19日 17時44分
そうですね実話だとしたら感想が……何を言っても失礼になってしまいそうで申し上げにくいです。高貴な王子レベルの感性(今なろうの主流ですよね)として読めばいいのですが、扱いに差をつける身内を自分なら、と思うと怒りよりも恐怖かなあ、骨を見て美しいと思うその美しさは、わかるような気が、いや安堵に近いか、フラットに見えることが度量でしょうね。
こんにちはmisenさん、いつもご感想をありがとうございます。
言われて気づきました、ちらっと拾い読みしてるだけだけど、なろうの恋愛系で「身内に差別的な扱いを受ける不幸な少女が王子様のような青年に愛され…」なぜかこれ多いですね。
この小説はもちろんすべて実話ではなく主人公の視点や感情からしてフィクションと言えばフィクションですが、「死にゆく相手を人として理解し寄り添いたいと願う」姿は、自分を生きやすくするための許し、でもあるかもしれませんね。
いつも誤字報告ありがとうございます。くっ…… 今回は一か所。あと一歩だ!
言われて気づきました、ちらっと拾い読みしてるだけだけど、なろうの恋愛系で「身内に差別的な扱いを受ける不幸な少女が王子様のような青年に愛され…」なぜかこれ多いですね。
この小説はもちろんすべて実話ではなく主人公の視点や感情からしてフィクションと言えばフィクションですが、「死にゆく相手を人として理解し寄り添いたいと願う」姿は、自分を生きやすくするための許し、でもあるかもしれませんね。
いつも誤字報告ありがとうございます。くっ…… 今回は一か所。あと一歩だ!
- pinkmint
- 2024年 10月16日 21時59分
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