感想一覧

マリアンヌはどこにも属しておらず、だからこそ彼女にはだれにも責任がない…という言葉がここに至る最後になるのか〜と思うとなかなかですね…。
高位貴族令息たちは自分たちの責任を放棄したことに他ならないと同世代に判断されたということなのでしょうね。
それに比べたら最初から何も見えていないマリアンヌが父親と平民になって生活するのが一番マシな解決方法なのかもな〜。彼女は別に何もしていないですからね…本当に何もしていないので、周りにいた令息たちと親しい関係にもなっていないのでしょうね。（向こうが勝手に思い込んでるだけ）この構図たくさんストーカーを生み出しそうなので、マリアンヌの生活はそのうち危なくなるのかなぁ…ずっと野望を抱きつつも何も叶わないままで終わりそうではありますね。
じっくりと思考の筋道を解説してくれたのはとても大変だったろうと思います。高位貴族の令嬢たちのネットワーク、凄そう〜！
そして最後まで噂でしか出てこない婚約者なにやつ？？って気になりますね…あと弟も

女子の世界はいつも内戦、という中高生向けの女の子同士のお付き合いの仕方を教える、十四才の教科書シリーズの一冊があります。これがもう言いえて妙で、なんでこう女子の世界は近くていつも揉めるのか…という事を的確に示した本で、今回のくだりでしみじみとそれを思い出しました。
女子のお付き合いは今でもそんなところが透けて見え、意識的無意識的に関わらず、相手の生活環境や生育環境を行動の端々で察しよう、感じようとする働きがあるように思います。それを男子は察しない、わからない事が多いので、中高生の段階で人付き合いのスキルがぐわーんと差がつくんてすよね…それを女子だけの努力で今までは補っていたんですよね〜〜。
タイトルのお古は下げ渡せばいいのでは？というくだりの考えは非常に納得が行きました。人のものが欲しい人ってなんなんだ？と思っていた積年の謎が溶けましたよ…！ありがとうこざいます！

　とても面白かったです。作者様が仰るほどの分かり辛さや読み辛さも感じられませんでした。乙女ゲームの裏側で繰り広げられる貴族間での情報交換やら駆け引きやら、緊張感あふれるやり取りの中、折々に挟まれるレティシア嬢の弟想いの部分は良き清涼剤だったと思います。
　でもクリストフ君、精神年齢がものすごく高そうですね。

面白かったです。
子爵令嬢のつぶやきという形で、貴族令嬢の考え方を読者に伝えてくれるのも良かったです。

「お古は払い下げ」最高ですね。

ラストでのヒロインちゃんのちゃっかり加減も面白く、貴族と平民を天秤にかけて、楽な方をとったあたり甘ちゃんな貴族令息たちよりも余程しっかりしてるよね、と思いました。

希望を言わせてもらえるなら、子爵令嬢を含むその後の話をもう少しお願いしたいです。

主人公が覚醒してない転生者で、（ちょいちょいやらかしつつ）ちゃんと貴族令嬢として生きてるのが好きです。
かわいい弟の好きなリクガメが完全にガ〇ラで笑いました。