感想一覧

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 熱が籠れば籠るほど、手の中の花は萎れ俯く。
 一度手折ってしまったら、土に植えても、水に挿しても、根を張ることはないとしても。
 それでも手にせずにいられなかったもの。

 それだけ望むものだからこそ。
 どちらにしても失われるものであるのなら、せめてここでと思うのかもしれませんね。

 手放しても。手放さなくても。
 残るのは後悔なのでしょうけど。

 光が欠けた部分が暗く満たされたままでも、「満たされている」ことには違いないのかな、と。
小池ともか様

手折るときには、自分の中で咲き続けてくれる
そう信じていたのかも知れないですね。

ですが、現実はそうではなく、
手折ればもはや失われるしかないことを知ったのかも。

せめて「満たされて」いなければ
なんのために手折ったのか、と
そんなことを後悔しても仕方が無いと分かっていても
そう思ってしまっているかも知れません。

感想ありがとうございます。
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