感想一覧

リュシエンヌがサイコーに素敵です。

作者様が新作をUPなさって半日位内に気づけたってあまり記憶にないです。快挙！！
ウルスラさんたちのお話の作者様らしく、登場人物それぞれの心の襞に隠れんぼしている本音がチラチラ「だんだんだーれがみつかった」。
勢いで突っ走るリュシエンヌさんも全てを誠実に受け入れようとするレクスターさんも愛おしい。でもあくまで彼は助演者でスポットライトは彼女のものでした。
楽しかったです。
次回短編をUPなさったときにもすぐに着付けるといいなぁ。

短編とのことで気軽に読もうと思いましたが2万字オーバー…
読んでみたらあっという間に終わってしまって、確かに短編でした。
長編希望。あれこれがバレたとこなんか特に。
ヒロインは悩み多き新子爵様だけど商会を軌道に乗せられるほど有能だし、ヒーローは喧嘩上等なうえ搦手まで使える儚げ美女っていうのがいいですね。

初夜に「愛することはない」と言っても許される夫。「これこれこういう事情があってやむを得ず結婚したいのですが、貴女の不利にならぬようにしましょう」と、事前説明と力と心を尽くしてくれる、誠実なタイプの夫ですね。不器用で、少し思い込みが強い所があるけれども、暴君ではないので好感が持てました。
一方、儚げな見た目とは裏腹に、きっちり報いを受けさせていくヒロインの、なんと痛快なことか。どことなく三国志の法正を思わせる彼女が大好きになりました。
いつか、彼女の取り扱い説明書に書かれていることを拝見する機会がありましたら嬉しいです。