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伊賀ニンジャ・・・、ヒグマ魔法と言った方がまだしっくり来たかもしれない(頭混乱中読者
エピソード58
杏奈ババはなにしてんだろう
まだケガ治らないだっけ?
まだケガ治らないだっけ?
エピソード57
襲撃に対し能力を隠すなんて考えず命優先で即行動
こういうとこは惚れ惚れする潔さよ。命が絡まない限りこうはならんみたいだがw
こういうとこは惚れ惚れする潔さよ。命が絡まない限りこうはならんみたいだがw
エピソード57
このまま新秩序連合も数人轢きそう
エピソード57
チベットスナギツネの顔のヒグマ・・・
エピソード56
しかしまあ、どんだけ自衛をしようといつまでも続けられるわけもなく……。
ある日、うにゅうにゅと微睡んでいた隼人は鋭い悲鳴を聴いてすぐに目を覚ました。声の感じからして、恐らく女……それも、聞き覚えがある。
いや、聞き覚えがあるというか、これは……まさか、杏奈?!
隼人は一目散に駆け出し現場に駆け付ける。そこで見たのは……まさかの、桜井さんがめちゃくちゃに撲殺された姿を、肩を抱きながら震えて怯える杏奈だった。
「おい、どうした?! 何があった?!」
隼人はとりもなおさず真っ先に震えて怯える杏奈の肩を抱きしめ、ついでにそのまだ青くも未来豊かな果実を俄かに感じつつ、しかしそれを顔に出さず問い掛ける。
「お……お父さん、が……」
震える指先が指す方に目を向けると、そこには棒か何かでボコボコという表現すら生ぬるい有り様で倒れていた。
「何でこんな事に?」
「わ、わかんないよ……私まだ今見ただけだもん……!」
それもそうか。
ふう、とひとまずは杏奈の無事を確認した隼人は溜め息一つ吐きながら背中を撫でて落ち着かせる。
(お、コイツまさか、ノーブラか?)
薄いシャツだもん、ほとんど地肌みたいだよね! 仕方無いよね!
そんな役得はまあ、それはそれとして。
さて、もう一度現場を確認したところ、やっぱり桜井さんは………もう、死んでるな。
誰が、どうして? それを知るには情報が足りない。今聴くべき相手は杏奈しか居ないが、聞いても大丈夫か? いや、聞くしかないか。
「杏奈、辛いかもしれない、けど、見たままを教えてくれ」
背中を撫でられて幾分、落ち着いたのか、杏奈は意外にしっかり答えてくれた。
「あ、旦那、さ…ま♡」
……多少、意外過ぎるくらいではあるが、この際置いておく。
「旦那様ならやっぱり♡ あ、えっと、私の見たものですね……その……あぅ……血まみれで倒れてるお父さんと、走って行ったひと、だけです……。他は、よくわかんなかったです。お父さんにしか気が向かなくて! ごめんなさい、旦那様ぁ、捨てないでください!」
うん、まだ少し情緒不安定ではあるが、一応聞き出せたな。
「杏奈を捨てるとか、今はどうでもいい。走って行った奴の特徴は? 知ってる奴か?」
「ふぇっ? あっはい、確か201号室の高畑さんでした」
「よし、わかった。お前は今すぐ部屋に戻れ。誰が来ても開けるなよ」
「わかりましたぁ♡ 旦那様のお帰りをいつまでもお待ちしておりますぅ♡」
いや、この状況で例え俺でも開けるなよと言いたいが、そんな暇もないのは隼人も分かっているので、目線だけで急かす。杏奈の目には♡が見えるが今はそれどころではない。
201……ここか。扉が半開きだが……。
「高畑さん、居ますか?」
一応、声をかける。すると……。
「……はい、高畑です。でした。」
妙な返答と共に、真新しい血みれの包丁を持って出て来た、くたびれたおっさん。
まあ、どんだけ包丁さばきが自慢でも、今の距離ならまだ素手で対応できる、が……。
「あんたに訊きたい事がある。桜井さんをボコボコにして殺したのは、あんたか?」
その言葉に顔色を変えた。やっぱりコイツ……。
「は、はあァ?! いえ、あり得ません! お、俺がやったのは、その、足をかけて……えっと、その……」
血まみれの包丁持ったおっさんでオロオロしてんのを長々と見続ける趣味はない。
「あーわかった、そんじゃな」
槍を出して脅す。自分でもお上品ですなんて言えないが、あっちじゃ向こうは遠慮なんてしてくれないからな。
「わ、分かった、言う、言うよ! だから、少し待ってくれ、い、いい1分で済むから!」
また妙な言い方を。
「……待ってやる。無駄遣いするなよ? お前の余命だ」
「有り難い……なら、手早く話そう! 俺は確かに桜井氏を襲った……ということになるのかもしれない」
「かもしれない? はっきり言え」
「ああ、確かに俺は、桜井氏に足を掛け……その、たまたま桜井氏が持っていたから揚げを奪ったんだ」
何を頓珍漢な事言ってんだこいつ。
「……そんなに腹が減ってたのか? 自分でもどうにか出来ただろう。最近じゃあ俺が、まあ、不本意と言うか結果的にだがアレして、この辺のゾンビはかなり薄くなってんだしよ」
「ああ、確かにもう少し時間が有ったなら、そうしていたよ」
またこの妙な言い方か。何か引っ掛かる。
少しずつ警戒心を強めながら再度問う。
「残り時間は短い。早く言え」
「……一人娘がゾンビになりかけちまってな」
「はあ? なんだって? ここでか?!」
「ああ、そうだよ! まだ7歳だ、可愛いんだぞ」
そこで一つ気付いてしまった。その、血塗れの包丁は……。
「まさか、娘を殺したのか?」
すると、高畑の顔が目まぐるしい苦悶の表情になり、突然、ストンと。無表情に落ちて、ポツリと言った。
「そうだ。この血は……一人娘の、可愛い可愛い一人娘の、最期の人としての証だ」
「そうか。じゃあ、それが何で桜井さんを襲った事に繋がる?」
「娘は……から揚げが………って大好きだったんだ」
「それであんたは、娘の最期にから揚げを食べさせてやりたくて、でも時間がなくて、それで魔が差してたまたまから揚げを持ってうろついてた桜井さんを襲った。と?」
「その通りだ。それが、俺のすべてだ」
ハッキリ言って嘘くせぇ。正直そう思ってた、この時までは。
「じゃあ、それで良いか? 少し時間はオマケしたが、言いたいことは言えただろう?」
「ああ、俺を殺してくれ。そして、娘のそばに置いてくれ。俺ももうすぐぞん……」
言いつつも目の色が変わる。そうか、ゾンビになる瞬間ってこうなんだな。
なんて、どこかで他人事みたいに思いながら、
「ああ、せめてまだまだギリギリ人のうちに死ね。ちゃんとお待ち娘と同じ天国に行くように祈ってやるよ>
せめて、なるべく死体は綺麗に残るように。
槍で喉を一突きし。
そのまま脱力したのを確認して。
そして、吊り上げながら、部屋の中へ。
「……何も無い部屋だな。……ん、娘ってこの子か。7歳って言ってたな。それよりも小さく見える。やっぱり栄養は大事だな」
その死体のそばに高畑を落とす。
「じゃあな、天国に行ってくれよ」
そう呟きながら背を向けて室内から出ようと背を向けると。
「ッッッッッ!!!!!」
恐らく喉を切られていたのだろう、まだゾンビとしてはバリバリ活動の娘が飛びかかって来た。
「…あーあ、やっぱりな。まったく、ちゃんとトドメを刺せよ」
振り向きもせず槍で叩き落とした。
(しかし、このおっさんが言ってることがもし本当なら、桜井さんは何で殺されてたんだ? いや、そもそもこんな幼い子が外に出るなんて考えにくい。とすると……まさか、誰かがゾンビウイルスを持ち帰った? そしてそいつがゾンビ化して倒れてただけの桜井さんを……となると、あの時一番近くにいた杏奈は?!)
という夢を見ました
ある日、うにゅうにゅと微睡んでいた隼人は鋭い悲鳴を聴いてすぐに目を覚ました。声の感じからして、恐らく女……それも、聞き覚えがある。
いや、聞き覚えがあるというか、これは……まさか、杏奈?!
隼人は一目散に駆け出し現場に駆け付ける。そこで見たのは……まさかの、桜井さんがめちゃくちゃに撲殺された姿を、肩を抱きながら震えて怯える杏奈だった。
「おい、どうした?! 何があった?!」
隼人はとりもなおさず真っ先に震えて怯える杏奈の肩を抱きしめ、ついでにそのまだ青くも未来豊かな果実を俄かに感じつつ、しかしそれを顔に出さず問い掛ける。
「お……お父さん、が……」
震える指先が指す方に目を向けると、そこには棒か何かでボコボコという表現すら生ぬるい有り様で倒れていた。
「何でこんな事に?」
「わ、わかんないよ……私まだ今見ただけだもん……!」
それもそうか。
ふう、とひとまずは杏奈の無事を確認した隼人は溜め息一つ吐きながら背中を撫でて落ち着かせる。
(お、コイツまさか、ノーブラか?)
薄いシャツだもん、ほとんど地肌みたいだよね! 仕方無いよね!
そんな役得はまあ、それはそれとして。
さて、もう一度現場を確認したところ、やっぱり桜井さんは………もう、死んでるな。
誰が、どうして? それを知るには情報が足りない。今聴くべき相手は杏奈しか居ないが、聞いても大丈夫か? いや、聞くしかないか。
「杏奈、辛いかもしれない、けど、見たままを教えてくれ」
背中を撫でられて幾分、落ち着いたのか、杏奈は意外にしっかり答えてくれた。
「あ、旦那、さ…ま♡」
……多少、意外過ぎるくらいではあるが、この際置いておく。
「旦那様ならやっぱり♡ あ、えっと、私の見たものですね……その……あぅ……血まみれで倒れてるお父さんと、走って行ったひと、だけです……。他は、よくわかんなかったです。お父さんにしか気が向かなくて! ごめんなさい、旦那様ぁ、捨てないでください!」
うん、まだ少し情緒不安定ではあるが、一応聞き出せたな。
「杏奈を捨てるとか、今はどうでもいい。走って行った奴の特徴は? 知ってる奴か?」
「ふぇっ? あっはい、確か201号室の高畑さんでした」
「よし、わかった。お前は今すぐ部屋に戻れ。誰が来ても開けるなよ」
「わかりましたぁ♡ 旦那様のお帰りをいつまでもお待ちしておりますぅ♡」
いや、この状況で例え俺でも開けるなよと言いたいが、そんな暇もないのは隼人も分かっているので、目線だけで急かす。杏奈の目には♡が見えるが今はそれどころではない。
201……ここか。扉が半開きだが……。
「高畑さん、居ますか?」
一応、声をかける。すると……。
「……はい、高畑です。でした。」
妙な返答と共に、真新しい血みれの包丁を持って出て来た、くたびれたおっさん。
まあ、どんだけ包丁さばきが自慢でも、今の距離ならまだ素手で対応できる、が……。
「あんたに訊きたい事がある。桜井さんをボコボコにして殺したのは、あんたか?」
その言葉に顔色を変えた。やっぱりコイツ……。
「は、はあァ?! いえ、あり得ません! お、俺がやったのは、その、足をかけて……えっと、その……」
血まみれの包丁持ったおっさんでオロオロしてんのを長々と見続ける趣味はない。
「あーわかった、そんじゃな」
槍を出して脅す。自分でもお上品ですなんて言えないが、あっちじゃ向こうは遠慮なんてしてくれないからな。
「わ、分かった、言う、言うよ! だから、少し待ってくれ、い、いい1分で済むから!」
また妙な言い方を。
「……待ってやる。無駄遣いするなよ? お前の余命だ」
「有り難い……なら、手早く話そう! 俺は確かに桜井氏を襲った……ということになるのかもしれない」
「かもしれない? はっきり言え」
「ああ、確かに俺は、桜井氏に足を掛け……その、たまたま桜井氏が持っていたから揚げを奪ったんだ」
何を頓珍漢な事言ってんだこいつ。
「……そんなに腹が減ってたのか? 自分でもどうにか出来ただろう。最近じゃあ俺が、まあ、不本意と言うか結果的にだがアレして、この辺のゾンビはかなり薄くなってんだしよ」
「ああ、確かにもう少し時間が有ったなら、そうしていたよ」
またこの妙な言い方か。何か引っ掛かる。
少しずつ警戒心を強めながら再度問う。
「残り時間は短い。早く言え」
「……一人娘がゾンビになりかけちまってな」
「はあ? なんだって? ここでか?!」
「ああ、そうだよ! まだ7歳だ、可愛いんだぞ」
そこで一つ気付いてしまった。その、血塗れの包丁は……。
「まさか、娘を殺したのか?」
すると、高畑の顔が目まぐるしい苦悶の表情になり、突然、ストンと。無表情に落ちて、ポツリと言った。
「そうだ。この血は……一人娘の、可愛い可愛い一人娘の、最期の人としての証だ」
「そうか。じゃあ、それが何で桜井さんを襲った事に繋がる?」
「娘は……から揚げが………って大好きだったんだ」
「それであんたは、娘の最期にから揚げを食べさせてやりたくて、でも時間がなくて、それで魔が差してたまたまから揚げを持ってうろついてた桜井さんを襲った。と?」
「その通りだ。それが、俺のすべてだ」
ハッキリ言って嘘くせぇ。正直そう思ってた、この時までは。
「じゃあ、それで良いか? 少し時間はオマケしたが、言いたいことは言えただろう?」
「ああ、俺を殺してくれ。そして、娘のそばに置いてくれ。俺ももうすぐぞん……」
言いつつも目の色が変わる。そうか、ゾンビになる瞬間ってこうなんだな。
なんて、どこかで他人事みたいに思いながら、
「ああ、せめてまだまだギリギリ人のうちに死ね。ちゃんとお待ち娘と同じ天国に行くように祈ってやるよ>
せめて、なるべく死体は綺麗に残るように。
槍で喉を一突きし。
そのまま脱力したのを確認して。
そして、吊り上げながら、部屋の中へ。
「……何も無い部屋だな。……ん、娘ってこの子か。7歳って言ってたな。それよりも小さく見える。やっぱり栄養は大事だな」
その死体のそばに高畑を落とす。
「じゃあな、天国に行ってくれよ」
そう呟きながら背を向けて室内から出ようと背を向けると。
「ッッッッッ!!!!!」
恐らく喉を切られていたのだろう、まだゾンビとしてはバリバリ活動の娘が飛びかかって来た。
「…あーあ、やっぱりな。まったく、ちゃんとトドメを刺せよ」
振り向きもせず槍で叩き落とした。
(しかし、このおっさんが言ってることがもし本当なら、桜井さんは何で殺されてたんだ? いや、そもそもこんな幼い子が外に出るなんて考えにくい。とすると……まさか、誰かがゾンビウイルスを持ち帰った? そしてそいつがゾンビ化して倒れてただけの桜井さんを……となると、あの時一番近くにいた杏奈は?!)
という夢を見ました
エピソード55
そろそろ、ショッピングモールを自分たちの縄張りと主張する集団が、いくつか出現しそうですよね。
後は、調達成功した人たちを襲う集団とか。
主人公の油断によって、誰かが死傷しそうな予感がしますねぇ。
表向きな物資調達をするとなると、車で台車(空車)をけん引する形にして、ガッツリ物資を運ぶという手段を取れますが、いろいろ問題起きそうかな。
これからの展開、楽しみにしています。
後は、調達成功した人たちを襲う集団とか。
主人公の油断によって、誰かが死傷しそうな予感がしますねぇ。
表向きな物資調達をするとなると、車で台車(空車)をけん引する形にして、ガッツリ物資を運ぶという手段を取れますが、いろいろ問題起きそうかな。
これからの展開、楽しみにしています。
エピソード55
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