エピソード21の感想一覧

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濃い女性キャラってのは独占的だったり、もっと行くとヤンデレだったりするのだが、
馬氏の娘は夫婦観もウマナミじゃったか
違うんです。馬雲騄は3人まで「しか」許さないということで、この時代では十二分に独占欲が強い方に入ります。
馬雲騄は豪族の娘であり、また兀突骨も(一応)豪族なので、一般庶民とは異なって一夫多妻制が常識の世界に住んでいます。尤も、この時代ですと一般庶民ですら一夫多妻制であることも多いのですが。時代背景には戦乱によって男手が駆り出され、数が減ってしまうという悲しい事情も有ります。
そんな中で、妻側から夫が娶る妻の数を制限して欲しいと要望を出すのは、この時代ですと極めて異例な状況です。勿論妻側としても夫が他の人を妻にするのを良い気分で眺めている訳ではありませんが、この時代だと要望すら出せないことも多いのです。馬雲騄はむしろ、夫とは比較的対等(?)な関係を築けていると言えるでしょう。
ともあれ、小説の中で時代背景を長々と説明するわけにもいきませんので、違和感を抱くのは仕方のない事だと思います。主人公自身も困惑していますし、それが正常な反応です。筆者ももう少し分かりやすく時代背景を説明しておくべきだったと反省しております。
これからも、今作を是非お楽しみ頂けますと幸いです。何卒、よろしくお願いしますm(_ _)m
大雑把じゃない、お前が可笑しいんだよ。
古代中国だけじゃなく、中世以前は有力者は一夫多妻制が当たり前。中には一人しか愛さなかったとかいう『変人』もいるけど、この時代にそんな事してたら『不能』か『種薄』と噂されるのがオチ。

中身が日本人(冴えない)やから適合するまで時間かかるのか…。潜在的価値の高い南蛮の一部の次期首領、まだまだ側室候補は出てくるでしょうに。
  • 投稿者: 日本彪流
  • 男性
  • 2025年 01月14日 12時17分
お読み頂きましてありがとうございます。感想まで書いて頂き、大変喜ばしい限りです。
婚姻制度についてですが、指摘して頂いたようにこの時代では一夫多妻制が当たり前ですね。むしろ、一夫一婦制が浸透したのは日本では江戸時代から明治以降、諸外国でも例えば中国では清から辛亥革命以降、どちらも近代化以降の話となります。
主人公も、一応「知識として」一夫多妻制が普通だということは知っています。ただし、その状況に実際に遭った際に、それを「理解」出来るのかはまた別問題なのです。
(歴史全体で見ると寧ろ珍しい価値観ですが)現代日本では、一夫一婦制が当たり前です。主人公もずっと現代日本で暮らして来たので、父親は一人、母親も一人、という感覚が抜けきっていません。現代日本でもし妻に「外で愛人を作ってきてもいいですよ」と言われたら浮気や不貞を疑わざるを得ないと思いませんか?主人公は未だにその感覚のままなのです。中身が現代人である以上、ある程度は固定概念に縛られてしまっています。少しずつ、少しずつ馴染んで行きますので、是非今後とも優しい目で見守ってあげて下さい。
これからも、何卒よろしくお願いしますm(_ _)m
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