感想一覧

軟禁状態にされ、以来三年、って大丈夫なのかな？
いなくなって困るような王女ではなく、この為に攻めてこられる事はないだろうけど、これは宣戦布告の理由になるぞ？
と思ったら、何時の間にやら戦争中…………。
どっちから攻め込んだのかなあ？

頓知気王、色々されてドラゴンの初めての食事になったのだな。光栄かい？嬉しいよね？と死ぬ間際に聞きたかったかも。

手下の魔女、というか侍女たちはこの状況で何らかの事をしたから魔女扱いなのかなあ？　
ヘルミーナに付き従ったから魔女？

黒竜と魔女ヘルミーナ、そして元侍女の魔女一党
竜の血を浴びると不死になるという伝説がありました
ヘルミーナが黒竜を出産した時、かなりの難産でしたから、手伝いの侍女たちも黒竜の血を少なからず浴びている
黒竜の魔女ヘルミーナたちは、国や時代に遮られる事なく、大空を自由に飛ぶ竜の神話へと紡がれていく

面白かったです。数話でも続編読みたい！

明けましておめでとうございます。
良質な読み応えでした。

以下は戯れ言です。
お読み流し下さい。
ちょい気になったのは、ヒロインの故国です。
仮にも自国の王女が、輿入れさせた後で、格下の国から冷遇された事を知ったら、面子が潰されたと、腹を立てる可能性も有るのでないでしょうか。
実際は見捨てていた訳ですが、立場の弱い方は、事前にそれと判るわけもないのです。
王が愚かしいとしても、もう少しはマシな頭を持った方々(宰相、外務長官、軍務長官・大将軍、女官長・統括侍女、王族の誰かなど)、最低限、格好は付くように計らっても良いのではと。
そう言うのが一人も居ない、終わってる国だったと言うことでしょうか。
そんな国なら、作中の出来事がなくても、ヒロインさんの故国辺りに侵略されて併呑された気がします。
それを予め織り込んで、口実として、ヒロインさんを送り込んだのでしょうか。
結果として死んでも構わない、という扱いですね。
だとしたら、ヒロインさんの故国の親たちも、ざまぁ対象にした方が、と思わないではないです。

ドアマットの酷さの割りにざまぁがあっさりだった気もします。

勢いがよくて面白い。

一応ヘルミーナの腹から出たんだから出てきた直後は夫人が抱えられる大きさのはず。
それが「侍女たちが苦労しながら彼のしっぽをよじ登り、全員、ヘルミーナの後ろの背中のくぼみに収まった。」
なのでおそらくワゴン車より大きくなったという変化がすごいですね。

竜の生殖方法が謎すぎて面白いですねw
死後とはいえ爆発する鳩がかわいそすぎるw
てか、鳩の死因は竜の卵？
弱った生き物を看取った優しい人が親になるようにできてるんでしょうか。

テンプレな冒頭からは想像もつかない、ある種の天災と化すラスト…すごい話で圧倒されました。
ハッピーエンドと言っていいのか分からないですが、最後の一文が心に残りました。
作中で気になったのは、ルシアが竜に食べられるのを止めたヘルミーナの心情ですね。
不貞疑惑で殺されるのを止めたルシアだからこそ見逃してやったのか、全ての罪を被せられるのを予想した上で止めたのか…。