感想一覧

最後の一文でキャラ立ちすごかったわよ
うっふん

　本家本元の『千一夜物語』は、夫婦の時間の後にお話が語られるお話ですよね。その時、シェイラザードの妹は部屋の隅にうずくまって、何も見ず聞かず、姉夫婦の時間が終わったら、王が姉の首をはねないうちに、お話をねだるべくスタンバイしていますが、いつ首を切られるか分からないシェイラザードとしては、母親のいない妹に対して知恵と教訓だけでなく、男女のことについての心構えを教えておく為の措置でもあったようです。最終話で、妹は姉の出産時に助産師役を務めるまでになったことが書かれていたように思います。その妹が幸福な花嫁として王の弟に嫁ぐ所がハイライトだったような…。
　読んだ時は「妻の妊娠に気付かない王とは…」、「なんと頼もしい妹よ」と思ったものでした。
　今回のお話は座敷童子要素とアラビアンナイト要素で、二度楽しませて頂きました。お話が入れ子構造なのが、アラビアンナイトのようで更に良かったです。

うっふん　って、なんて魅惑的な語り手さんでしょう。
当てられちゃって、でも幸せな気持ちになりました。

心を和ませる奥さん、手放せないですね。周りの人間にも重宝されたことでしょう。

本家本元のアラビアン・ナイトの方もイチャイチャシーンあったと思いますよ(笑)
途中でヒロインの出産とかがあったらしいですから。
それを聞いた時は、子ども産みながら夜語りするって難易度高すぎないか？と慄きました（読んだことはないので、違ってたらすみません）