感想一覧

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[一言]
 面白かったです。

 でも犯行は多分、毎度夜ですよね。辻斬りが出る道をそんなに何人もの人々が歩くだろうかというのは少し気になりました。どんな村なんだここはと。

 結果的に追い剥ぎや別の辻斬りや盗賊も一掃したと考えるならば、最低だと吐き捨てるのと同じ分讃えても良いような気もしますが、いや、やっぱり良心が残っていようがいまいが、辻斬りを肯定したくないですね。

 私も鬼にならないようにと、気を引き締めさせてもらいました。
  • 投稿者: 黒十二色
  • 男性
  • 2012年 01月04日 13時02分
感想ありがとうございます。実は、犯行は毎夜ではなく飛び飛びだったりしますが、その辺の描写が甘かったですね。
鬼みたいになるのは誰にも起こりうることだと思います。主人公は自己の内で相反する部分が増大していった結果双頭の蛇みたいになったわけですが、人は誰しも双頭の蛇というか、むしろもっと沢山の無数の頭を持つ蛇みたいなものなんではないかと最近思ったりします。
[一言]
人斬りに悪事と知っても続けていた主人公ですが、
悪鬼と化した自分自身を斬り捨てるあたり、
同じくらいの良心も残っていたのでしょう。

時を得れば英雄となる人も、平時では必ずしもそうではない。
戦場でなければ輝けない人は、平安の中では埋もれてしまう。
戦いの場を得た主人公は、満足して果てたのでしょうね。
少し物悲しくはありますが。
  • 投稿者: あると
  • 2012年 01月03日 11時08分
感想ありがとうございます。仰る通り、彼にはちゃんと良心が残っていて、だからこそ自分自身を斬ることになりました。
時代とも、自分自身とも相容れないことが悲劇になったわけです。
まあ、自分自身と相容れている人間なんてどれだけいるのか分かりませんけど。
[一言]
 辻斬りを読ませていただきました。
 見事な一太刀です。
 正月早々、人として正しい道を歩まなければと、心新たにした次第です。

  • 投稿者: 古流
  • 男性
  • 2012年 01月02日 11時32分
ありがとうございます。年末年始に書くような話ではないなあ…と思いながら書いていたので評価いただけて有難いです。
これにて煩悩も一断ちといければ良いのですが、それもなかなか困難であります。今年もよろしくお願いします。
[一言]
拝読しました。
鬼などの妖怪が出る伝奇物語はこういった時代物がぴったりですね。
短編として上手くまとまっていて、とても読みやすかったです。
ありがとうございます。
日本の伝奇物語って面白いですよね。妖怪絵とかも、見ているとインスピレーションがわいてくる気がします。
[一言]
お見事でした。

面白かったです。

己の邪悪な心が鬼となって自分の目の前に現れるというのは怖いですね。
  • 投稿者: 野鶴善明
  • 男性
  • 2012年 01月01日 01時51分
ありがとうございます。光栄です。
悪行を為す者は自分自身に悪行を為すって誰かが言ってましたが、この話もその辺りから着想を得ています。日本の鬼って色々なイメージがありますが、邪心が変じて鬼になるという考え方は、うまい考え方だと思いました。
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