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リディアーヌ嬢がこのまま育っていたら、間違いなくハミルトン侯爵家に良くない事が起きていたでしょうね。
何しろ15歳の若さで他人の恨みを買って暗殺者を差し向けられていたのですから、もしも性格が矯正されなかったなら更に他人の恨みを買っていたでしょう。
秦朝の二世皇帝である胡亥は末子という事もあって始皇帝の寵愛を受けていただけではなく、宦官の趙高によって過度に甘やかされていたためにとんでもない暗君に育っていましたが、望夷宮の変では哀れな最期を遂げていました。
高貴な家柄の子は過度に甘やかし過ぎる事なく適切に引き締めないと、下手をすれば胡亥のような哀れな末路を遂げるかも知れませんので、ゼオンさんのようにビシッと言ってくれる人の存在は本当に貴重ですね。
最終的には二人とも真っ当な道に戻る事が出来て何よりです。