感想一覧

気になる点：
オカルトな内容は独特で好みが分かれるので、キーワードに　"悪魔"　"悪魔契約"　"宗教"　等を入れて読み手に注意喚起したほうが良いかと思われます。

『今こそ奇跡を起こして下さい』
未来への不安に満ちていた令嬢は、母になった途端に傲慢な人になってしまったのでしょうか。

神の奇跡が悪魔討伐の報酬とか神ちゃっかりしてるなー。
一応、妹の仇を取った形になるんだろうか？ハッピーエンドや。
……てっきり、ロザリオを砂時計に叩き込んで割るんだと思ってた。

とても面白かったです！特に主人公がきちんと誰かに相談したり打ち明けたりできるのが良かったです。映画のようなストーリーだと思いました。
ハラハラしながら読みました。素敵な物語をありがとうございました。

この妄想令嬢、貴族としての人生ほぼ終わったんじゃないかなぁ…
公の場でここまでやらかしたら少なくとも貴族家の夫人に迎えようという家は現れないだろうし。
うっかり乗ってしまった友人2人もかなりキツいとばっちり受けるだろうけど、速攻でヤバ令嬢とは家ごと縁を切って時間を置けばギリ何とかなる（かも…？）な範囲かな。
それでも侯爵家のお茶会でその家の令嬢とも親しい格上の貴族令嬢に噛み付いた、という事には変わりありませんが。

完結、ありがとうございました。
あぁ、やはり妹だった…という気持ちと、妹ちゃんが更生する機会は無かったんだなぁという無力感。
親もしっかりしてて、姉もさらに気を付けて動いているし、より婚約者との絆も深まっている……姉コンプレックスとはいえここまで拗らせたのは何故だろう？髪色が同じになったりと、自分と似ている部分が年々多くなっていったからこそ、差異が目について深く執着が愛憎織り交ぜ強くなっていったのかな……。
鏡を見れば、今ひとつ格落ち品ばかりを身につけた(妹視点では)の性格悪そうなほぼ姉がいるのだから。

ソフィアが不思議魔法の力とかではなく、地道に調べてきた悪魔祓いの方法と信じてきた心のあり方を貫くことで打破したのがとても良かったです。ファンタジーというよりエクソシストなホラーもの映画を観たような。
最後に来る奇跡もエクスデウスマキナではなく、悪魔もいる世界でそれを祓う教会の力があり、その信仰先の神がおわす。そして悪魔を滅した清く正しい心に祝福を与える、というのがとてもしっくりくるハッピーエンドでした。

子供の顔って成長するにつれて間延びしたりして変わるものだし、この話は「過去へ逆行した本人」ではなく、「過去へ逆行した人から忠告を受ける人」の一人称だから、自称未来のソフィアが本当にソフィアとは限らないんだよなあ。妹の騙りかもしれないし。
そういう可能性を考えると、ソフィアの選択は（仮にこの先失敗したとしても）しっかりした判断だと思う。

それにしてもなぜなろうでは香水をつける女性が悪者扱いなのか。香りの文化ってヨーロッパでも日本でも教養の一つなのに。お洒落な女性への嫉妬？

ロザリオは首にかけないはずです

厳か感が途中から霧散するのが面白いですｗ

ここで打ち明けられる強さが眩しいです。
本当に良い娘さんだなぁ。
幸せになってほしいです。

これはよいホラーでした…悪魔と契約するまでの伏線回収がすごい！
妹は前の世界線でもそうとうやらかしていたのでしょうね。足の跡は自作自演も考えられますが、おかしな結婚をせざるを得なかったのかも…今回よりさらに性根が腐っていたので修道院に入れられて脱走して連れ戻されて誰かの後妻か愛人になったりしたのかもしれませんね。
愛する夫の死の寸前に訪れるとは、タイミングを狙っていたのだろうな…司祭様と長いお話をしたであろう事を想像するとまた感慨深いです。
紅茶のエピソードが可愛かった〜〜！！