エピソード36の感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
エピソード1から読み返している。

『あなたは悪くないのに。誰も悪くないのに。』
本当にそうなのか。ずっとこの言葉に違和感を持っていた。
これはジュエルスの独りよがりの正義が引き起こした悲しい結末だ。

事業ではサフィリナを立て、家庭では彼女を慈しんでくれる男性と幸せになって欲しい。ジュエルスとの記憶を簡単に思い出さなくなる程に。
感想をありがとうございます。

実は長々と返信を書いたのですが消しました。
これは、今語ることではないなと思いまして。

と言いながら少しだけ。

おっしゃるとおり、元をただせば、すべての元凶はジュエルスにあって、決して彼が悪くないとは言えません。
ジュエルスが出征すると告げに来たとき、サフィリナは「なぜ?」と心の中では訴えていて、納得もしていません。でも、それを口にすることができずに送りだしてしまいました。

その結果、後悔をして、かなしむケイトリンに対して後ろめたい思いを抱え、屋敷を空けるようになったセージに負い目を感じ、自分を責めてしまいます。
そして、その後ろめたさや負い目から必死に侯爵家を支えようとします。

精神的にもかなりすり減っていました。

そこへ、マニシャと一緒に帰ってきたジュエルス。

ここで、怒る人と諦める人に分かれると思うのですが、サフィリナは諦めました。離縁を迫られたことも大きく影響していますが、マニシャとのあいだに子をなしたことや、指輪をしていなかったことから自分に対して完全に心がないことを理解し、記憶のない相手を責めても意味がないことを理解して。

記憶のないのだから仕方がない、あなたを責めることはできない。だから、命を救ってくれたマニシャを選んだとしても仕方がない。
「あなたは悪くない」
そう思って、諦めました。

ここに、『戦地に行くことを選んだジュエルス』を責める感情はありません。

のちに「悔しい」と言っていますが、ここでようやくジュエルスに対して恨みつらみがちょっと湧いてきたと思っていただけると……。


少しだけのつもりがやっぱり長くなってしまいました(>_<)
すみません。

引き続き、サフィリナを応援よろしくお願いします(*´▽`*)
↑ページトップへ