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灯織は抱えている秘密を理由にして、婚約者の紅月を何かと拒絶していますが、その裏事情がとても気になり一気に引き込まれました。
灯織があやかしであるように、紅月もまた無情ともといえる事情を抱えており、そうした二人だからこそ池の傍らでそれぞれの心情を察するシーンは、非常に印象に残っています。
物語を支える柱として、あやかしに関連する生気云々の設定も無理がなく、没入して読み進めることができました。
読み進めた範囲では婚約破棄に至っており、また雪野との関わりに繋がる展開が興味深かったです。
名を奪われて行き場のない灯織ですが、最後にはどこへ辿り着くのか興味が尽きません。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。
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