感想一覧

　かなしいかな、負け組的に捉えていた哀愁漂う男の眼は、自信家な男の悲しき結果に手向けられたようにも思えて来ますが、事実はまるで違うどうでもいいような理由であったりするのでしょうね。

　『ある酔い潰れの話』と同じ世界の物語にあり、噂が尾を引く理由を垣間見るようでしたが、物語の世界が広がる感覚はさらなる別の物語を期待したくもなり、自信家な男に眼を向けた理由も知りたいところです。
　
　今回はキーワードに【冒険者組合】が設定されていませんが、短編として紡がれるのであれば、シリーズ化された方が初めて読まれる方にも酒場の彼を理解し易いように思えます。