感想一覧

　以前の時はチートな力も使う者次第という内容でしたが、今回はチートな力に接する者の悲哀がテーマといったところでしょうか。
　ニーチェはそれに挑み続けて疲弊し、逆にテスラはその天啓ともいえる閃き故に努力に虚しさを感じる。神功皇后は神託と政治の板挟みに悩み、ナポレオンは非人道的思考を以て政治をなす。
　そんな不当にして強大な力に縋りたくなる。それが人間というものなんですね。

テーマはキャッチーなのに、
めっちゃ内容が深いですね！

これは何度も読み返したい一品です。

ニーチェは確かに役者として面白いですね。
これがヘーゲルならナポレオンにデレデレ
して議論が締まらなかったでしょうからね。

インスピレーションって不思議ですよねほんと。