感想一覧

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工務店に建材を運ぶ仕事をしてたことがあるので、建てるほうと壊すほうの違いはあれど、情景が目に浮かびました。隣の家との隙間が狭すぎる家、ありますよね……。

誰もやりたがらない仕事を押しつけといて、押しつけた相手をバカにする……
うわっ……。弱小運送会社に勤める私、共感。・゜・(ノ∀`)・゜・。

『○○人』と一括りにして、その国の一個人と付き合ったことすらないのに暴言を吐くようなひと、SNSなんかを見てもとても多いですよね。
たとえその国に良いイメージを持っていなくても「国は国、人は人」だと私は思っています。
しいな ここみ さん

感想ありがとうございます。
誤字報告もありがとうございます!(2回以上読み返してるのに、気がついてない・・・)(^^;)
普通の家は敷地狭いですし、そんなに空けられないですからね。民法どおり50センチ以上離していても、屋根から土を滑り落としたりしたら、やっぱ勢いもつきますから。
Ajuはコンビニなんかで買い物をしたときも、レジで支払いの後、できるだけ目の前の店員さんにお礼を言うようにしてます。
  • Aju
  • 2025年 04月13日 11時42分
 作中にあるような、解体の時どうするんだろう的な日本家屋が近所にあるので、作業をイメージしながら読めました。
 ここまで過酷な人海戦術になると、だれもやりたがらないというのはありますね。

 仕事が引き受ける人が出るぐらいまでに報酬を上げるのが筋ですし、それができないなら自分で片づけろという話なんですが。
 汚れ仕事に安易に外国人を投入してしまった結果が、もろもろ発生する社会問題。結局、全部日本人の無思慮な行動の結末であって、自業自得なんですね。
 リャフリルさんのような人が本国で無事活躍できるといいなぁと。そう感じさせてくれる作品をありがとうございました。
クレイジーエンジニア さん

感想ありがとうございます。
重機が入れるところはこれほどではありません。水をかけながら、バキバキやるだけです。その方が安上がりだし。今は「分別」も機械がやりますからね。
ただし、全ては再利用できず(そのためには人海戦術が必要になって価格が上がってしまうので)埋め立て「処分」されます。
処分地が来ることは、どこの自治体の住民も毛嫌いし、処分地不足も業界の中では問題になっています。ある大都市などはゴミの埋め立てを全て過疎に悩む隣県の自治体に押し付けています。それを断ろうとした町長が、何者かに鉄パイプで襲われるという事件も起きました。
古い日本家屋が悪いのではないのです。
リャフリルはこういう日本家屋に憧れていて、いつか日本でこういう家に住めることを夢見ています。
かつての日本家屋は、すべてリサイクルできる素材だけで作られていました。実際、新しい土より古い土の方が質が高く、取り壊される建物の土壁はわざわざ求める人がいたくらいです。
そういう時の壊し方は、バキバキドンドンやるのではなく、土を集めるためにも丁寧に取り壊されたものです。そういう仕事をする人たちも誇りを持っていました。(今はただの埃ですが・・・(^^;))
社会の上澄みの中だけで暮らす人々が、底辺を支える泥の中で本当に必要な仕事をする人を蔑むところから、こういう過酷な「現場」が生まれてしまうのです。
ゴミは「ゴミ」ではなく、感謝して環境にお返しするものだ——という意識が根付いてくれれば・・・とAjuは思います。
  • Aju
  • 2025年 04月13日 09時01分
すごく胸に…刺さるものがありました。
過酷な労働の臨場感が凄かったです。
工事現場ってこんなのなんですね。本当に尊敬します。

ニュースで外国人労働者の方々が日本の現場を支えてくださっているという報道をこの前見たばかりです。
この物語を通して、それが情報ではなく、血の通った現実としてずしりと心にのしかかったような気がします。

一部の心無い行為によって、リャフリルのような懸命に生きる人々が十把一絡げにされてしまうのが……なんていうか考えるものがありますね。
彼らの努力や誠実さを、カテゴリで括らず、個々の人間として見てあげられる、そんな寛容な社会になってほしいと、切に願います。
木里 いつき さん

感想ありがとうございます。
人間社会にとって本当に必要な仕事をしている人を「一階級下」の人間のように見る無意識の差別意識を変えていかなければいけないと思います。
  • Aju
  • 2025年 04月13日 08時36分
リャド人なるアウトサイダーの主人公及び、職人たちを扱い、解体屋というこれまたマイノリティーな職業ものに挑まれましたね。まるで作者自身が過去にやっていたのではないかと思わせるほど、適度にテクニカルタームを散りばめており、リアリティを生んでいました。
職業ものは書くのも楽しいですし、読む方も興味を惹かれます。それが未知の分野であればあるほど。リャド人という不安定な心情と立場も、過不足なく描かれていたのではないでしょうか。

あくまで解体現場での日常のひとコマを描いたにすぎず、リャフリルとベンさんたちのお仕事は続くのでしょう。時には迷惑系ユーチューバーに凸されて嫌な思いもしながら。


……恥ずかしながら、昔ちょろっと家族経営みたいな小さな鉄工所でアルバイトをしたことがあります。ホテルの骨組みの組み立てから、一個人の家屋の修繕みたいな仕事まで請け負っていました。
なぜか解体業みたいな仕事の依頼で、奇しくもこんな現場を一度経験したことがあるのです。こんな現場って、古釘が刺さったままの板切れがよく転がっていたりします。
そのときに、誤って踏み抜いてしまったことがあるのです。足の裏に、ブスリと1センチほど。あのときは安全靴を履いていなかったような気がします……。ひとえに自分が悪いのですが。

職場の上司に、「古釘の錆から破傷風菌が入る恐れがあるんだぞ。なんでもっと早く言わなかった。熱が出て、全身の麻痺や呼吸困難に陥り、最悪死ぬこともある」と叱られました。

その夜から全身が火照り、なんだか熱っぽくなったため、明くる日、仕事を休んだ記憶があります。
実際は熱を計っても平熱にすぎず、今にして思えば上司の言葉がノーシーボ効果を生じさせただけでしょう。次の日にはケロッとしていました。
それ以来、瓦礫の山には二度と近寄るまいと肝に銘じています。

素敵な話を読ませていただき、ありがとうございました(*^-^*)
  • 投稿者: 尾妻 和宥
  • 男性
  • 2025年 04月12日 15時58分
尾妻 和宥 さん

感想ありがとうございます。
こう言っていただけると「成功した!」(๑•̀ㅂ•́)و✧ と思えます。
Ajuは近い職場にいますから、かなりこのあたりリアルにわかります。
「ネコ車」なんていう言葉は意図的に入れてみました。もっとも現場では通常「ネコ」と言っていますが、それだと一般の人には誤解されそうで・・・。(^^;)
これはフィクションですが、実は日本国内のある民族の人たちの境遇をモデルにしています。
そういう意味では半分ノンフィクションかもしれません。
Ajuはレイシズムに怒っています。でもそれを正面から「批判」するより、小説というフィクションにした方が響くだろうと思って。
きっかけは同級生の集まりで、「へえ、今◯◯に住んでるの。◯◯人問題で大変な所だね」というある同級生の一言を聞いたことでした。
こういう無意識の差別に気付いてもらうには「正論」よりも「小説」の方がいいだろうと。。
どうか、リャフリルのような子どもに出会ったら、普通に寄り添ってあげていただければ・・・。
  • Aju
  • 2025年 04月12日 16時25分
解体の様子が丁寧に描かれているので、イメージをしながら読むことができました。
誰かが解体をしてくれるから、またその土地は生まれ変わる。
そして、そこで懸命に働くグレーゾーンの人々。
ただ生きていくことが、置かれた環境によって難しい人たちがいる。
考えさせられる作品でした。
リャドの星が優しく輝きますように。
Ajuさん、ありがとうございました。
未来屋 環 さん

感想ありがとうございます。
フィクションですが、実際にこのような人たちが日本にはいます。
フィクションだから伝えられるものがある。そう思って書きました。
  • Aju
  • 2025年 04月12日 13時35分
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