エピソード12の感想一覧

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>暁狐は受けた。
晨星の刃が清雅の太刀に触れ、静かに音を立てる。
重ねるでもなく、弾くでもない、ただ確かにそこに『在る』という音。
一太刀、また一太刀。
清雅の動きはゆるやかだが、そこには迷いがない。
一方で、暁狐の剣には――わずかな躊躇いがあった。

ここのところの剣と剣で語り合うような稽古のシーンがすごく好きです。
それにとっても丁寧な描写ですね。

剣に迷いを抱く暁狐に対して……

>「迷いは、強さの兆しだ。迷わぬ者は、剣の重みを知らぬ」

……という、清雅の答えに思わず唸りました。
これは剣だけに限らず、あらゆる道において通りそうな名言です。
紫雨さん、感想ありがとうございます。
「剣で語る」ような静かな対話の場面、私自身もとても気に入っているので、そう言っていただけて嬉しいです。
清雅の言葉は、彼なりの厳しさと優しさを込めたつもりでしたが、こんなふうに受け取っていただけるとは……作者冥利に尽きます。
これからも、暁狐の迷いと歩みを温かく見守っていただけたら幸いです。
暁狐くん、一気に成長しましたね。そして相変わらず暁狐くんを見守っていてくれる清雅さん。しかし、清雅さんの言葉で迷いを振り切った暁狐くんも、いつか彼のもとから旅立つ日が来るのですね。
安珠あんこ様、いつも丁寧な感想をありがとうございます。
暁狐の成長と、変わらぬ清雅のまなざしに注目していただけたこと、大変嬉しくなりました。
ご指摘のとおり、いつか彼が「自分の意志」で旅立つ日が来る……その日のために、今はまだ仮面をつけて問い続けております。
今後とも、彼の歩みを見守っていただければ幸いです。
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