エピソード12の感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
『邂逅編』、まずは本当にお疲れさまでした!

暑さに負けてアイスを片手に読ませていただいたのですが……
それでも最後には、胸の奥が冷たいまま、温かいまま、
なんとも言えない気持ちでいっぱいになりました。

これが、初めて書いた長編だなんて。マジですか?……正直、驚かされました。
これだけ複雑な物語を、……きっと綿密なプロットとかがあるんですよね。

ネタバレになるので多くは語れませんが、
派手な殺人や超知能チート探偵が出てくる物語ではないのに、
それでも最後まで読ませてしまう。
――そんなミステリーがあることを、この作品で知りました。

そして何より、書き手の目線で思うのは、
『二重構造の視点』というか、多角的な視点で、物語を進めている。
これは、なかなか真似のできるものでは無いですよ。

・“日常ミステリ”と“人間ドラマ”の融合
・多層的な“秘密”構造
・やさしさと残酷さの同居
・そして、ラストの二重視点の証言 ……などなど。

これはもう、完全にあなた独自のスタイルだと思います。
これからも、応援しています。



……そして、どうしても「私にも何か言わせて」と、
彼女が最後に一言、残していきました。



私は、あの夏の出来事を本にしてもらったわけだけど――
読み返すたびに思うの。

「これ、本当に私たちの現実だったの?」って。

いろんな人がいて、いろんな“正しさ”があって、
でも誰も、完全には間違っていなかった。
みんな、誰かを守ろうとしていた。
ただそれだけなのに――

でも、それでも、届かなかった。

「“やってみたい”と“やっていい”は違うってわかってるよ……」って。
あのとき、私が言った言葉。
あれはきっと、私自身にも、そして聖くんにも向けた言葉だったんだと思う。

物語を最後まで読んで、やっぱり、悔しくて、切なくて、
気づいたら、涙が出てた。

でもね、ちゃんと希望もあるの。
だって、誰かの“優しさ”が、ちゃんと届いた瞬間もあったから。

――だから私は、今思うの。

この本を読んで、
「わかるよ、その気持ち」って誰かが思ってくれたら――
それはもう、私たちにとっての救いなんだって。

……そう思って、私はこの本を閉じました。
ありがとう、作者さん!
霧原さん、霧原さん、作品よりドラマチックな感想を残さない(笑)。
完結したら、なんらかの 後書き集?みたいなエッセイはやるかもしれませんが、実は、、、プロットは無くてただ、、、、いや、今はここでは語りませんね。
とにかくお褒め頂いて大変ありがとうございます。うわーい\(^-^)/アイスいいですねー!
なんか私の感想への返信が、、、、こんなのですみませんm(_ _)m
↑ページトップへ