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冒頭のセレーネの二つ名オンパレードからの、実際の姿が「捨てられたくなくて縋りついてしまった普通の女の子」というギャップが印象的で、そこで一気に胸を掴まれました。
ヴィクターの「失望」と「まだ嫌いになれない感情」が同居している視線も痛くて、そこからリオンハルトに連れ出されて男二人で街を歩く流れが、重くなりすぎない絶妙なバランスになっていると感じました。
後半のサシ飲みシーンも、親友への怒りと、それでも情を切り捨てきれない甘さが会話劇として丁寧に描かれていて、しんどいのにどこか笑ってしまう妙な心地よさがありました。
聖女として讃えられるセレーネの「表の顔」と、ヴィクターのためなら歪んだ方向にまで振り切れてしまいそうな「裏の顔」、この先どう掘り下げられていくのかとても気になります。
ドラマ寄りのファンタジーが好きで、自分でもそういった物語を書いている身として、こういう感情のぶつかり合い方がとても刺さりました。続きも楽しみに読ませていただきます。
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