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テンプレで良き流れでしたが、人をお下がりと呼んでいいのは自分がお下がりと呼ばれる覚悟があるものだけだ・・という言葉がよぎりはしました。
主人公エスティアの実家の爵位と、ロイグの兄弟順が書いてないのがちょっと残念かなあ。それ次第でざまぁがもう一段階深化しそうなだけに。

まあ、推測はできますけどね。第一王子と幼馴染で公爵家から「婿」をもらう(嫡女とあるので)立場のエスティアは最低でも侯爵家、普通に考えれば公爵家ですかね。ただ幼い頃から公爵家のロイグが婚約者になっている、つまり両親が組んだ婚約=より上位との縁組、と考えれば侯爵家が妥当ですかね。
で、そのエスティアの家に婿入り予定だったロイグは嫡男ではないはず。つまり次男か三男かで公爵家は継げない可能性が高いと。

となると。家を継げない男と、同じく家を継げない「下女の血を引く」の妹の結婚が成立する「はずがない」んですよね。身体の関係があろうが何だろうが、公爵家のほうが認めないでしょう。貴族ってのは血統を何より重視するもんですからね。それに公爵家の血を引く者を簡単に平民に落とすこともできないでしょうしね(大抵は手持ちの爵位のひとつを与えて分家させるとかになる)。
ただまあ、同時にエスティアと第一王子との結婚もすんなりとはいかないですよね。何しろ第一王位継承権者と高位貴族の嫡女ですから。どっちかが家を継ぐのを諦める、もしくはエスティアの実家の方を親族からの養子などで継承者を立てるとかしないとダメでしょう。
エスティアと実家の仲が良好であればエスティアが継いだ上で王子妃→王妃となり(爵位は王家が接収)、その上で生まれた王子のひとりが臣籍降下して家名を復活させるって手も取れますが、下女の子がこんな調子で令嬢扱いされてる以上はエスティアと実家の折り合いも良くはないでしょう。まあそれならそれで王家からの命令でエスティアに継がせるよう命じたりもできそうではありますが。

てなわけで、設定をより細かく作っておけばこのお話はまだまだ伸びると思いますね。それこそ長編化も普通にイケるんじゃないでしょうか。
  • 投稿者: 杜野秋人
  • 男性
  • 2025年 06月24日 16時21分
 本来自分の不利益になりそうな相手も利用して本懐を遂げる、こういう策謀の令嬢もまたいいものでした。
 腹黒は王子だけの特権ではない、というのを見せつけてくれました。
ま、妹元婚約者頑張れって言うほかない。
でも妹がそんなだから今回本命と結ばれたんだから、少しは感謝してもよいよね。
妹が姉を慕い真面目で誠実なら寝取るなんてしなかったと思うから(この主人公なら他の令嬢を使い罠をかけていそう)
元婚約者は妹へ振らつくまで主人公とどんな交流をしてたのか、もし本命と結ばれたいが為に計画してたならなんか元婚約者との交流あんまりしてなさそうに感じる主人公に見えた(私が主人公がクールでそう見えただけなのかも)
  • 投稿者: 南港
  • 2025年 06月22日 12時38分
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