感想一覧
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英国のみならず、フランスのギ・ド・モーパッサンの『女の一生』における初夜の場面でも、主人公ジャンヌが両親から必要な知識を与えられず、夫もデリカシーに欠けていたために恐怖と苦痛を感じていましたし、ユゴーの『レ・ミゼラブル』ではファンチーヌが、親からも公的機関からも自分の身を守るための知識を与えられなかった結果、自分が恋人から性的搾取をされているのに気付かずに私生児を産むことになり、純真で愛情深い女性であったにもかかわらず社会から「ふしだらな女」と迫害される場面もありますから、当時の女性の立場の低さや行き過ぎた「性のタブー化」などを知ると、本当に色々と頭が痛くなりますよね。
現代でも、男女どちらにも正しい知識が行き渡らず、悪しき性幻想が蔓延していることを考えると、本当に男女相互理解は中々難しいな、と思います。
そのせいでしょうか、アメリアたちが、きちんと向き合い、対話するところに、いっそう好感が持てました。
現代でも、男女どちらにも正しい知識が行き渡らず、悪しき性幻想が蔓延していることを考えると、本当に男女相互理解は中々難しいな、と思います。
そのせいでしょうか、アメリアたちが、きちんと向き合い、対話するところに、いっそう好感が持てました。
エピソード12
古典の名著でも描かれている通り、当時の女性は未婚の内は純真さを押し付けられた一方、結婚すれば夫を受け入れることを強制され、また、その純真さ故に未婚のまま出産すれば救済を得られないことも多く……本当に信じがたいことです。(実話では、映画「マグダレンの祈り」で描かれた収容所に入れられたアイルランドの女性たちの状況が思い浮かびました。収容所が完全閉鎖されたのは1996年になってからようやくだというのが驚きです)
かといって、現代にも問題がないわけではなく……。
そのような状況の中、一つの可能性として、対話で関係を構築する二人に希望を託しました。
全体として一般的にこれはロマンスとみなされるのかしら?と心配しながらも、お蔭様で、何とか一区切りつくところまで投稿することができました。様々な観点からのご感想をいただけて毎回励まされておりました。本当にありがとうございました!
かといって、現代にも問題がないわけではなく……。
そのような状況の中、一つの可能性として、対話で関係を構築する二人に希望を託しました。
全体として一般的にこれはロマンスとみなされるのかしら?と心配しながらも、お蔭様で、何とか一区切りつくところまで投稿することができました。様々な観点からのご感想をいただけて毎回励まされておりました。本当にありがとうございました!
- 早瀬晶
- 2026年 01月06日 12時52分
小道具一つにも早瀬晶様の知性が溢れていますね。そして、控えめで節度ある二人だからこそ、ほんの束の間の抱擁にときめきが止まりません。素敵なロマンスを拝見出来て、とても幸せです。
エピソード11
ありがとうございます!知的な二人なので、出来事や行動よりも対話が先行して関係を深めていくことを心がけていますが、作者自身がついていけているかどうか心配なところはあります……。
次話が一旦現時点で完成している婚約編の最後となり、その対話も核心に迫りますが、お付き合いいただければ幸いです。
次話が一旦現時点で完成している婚約編の最後となり、その対話も核心に迫りますが、お付き合いいただければ幸いです。
- 早瀬晶
- 2026年 01月05日 08時19分
これほどまでに官能的でありながら、品良く格調高く、恋愛の一瞬間を描写した作品が他にあったでしょうか。これぞ本物、唯一無二という感じがいたしました。こういう恋愛をこそ、「大人の恋愛」というのだ、と興奮してしまいました。
エピソード10
いよいよ本格的なロマンスになってきたので、ドキドキしながら投稿したところでしたが、そう言っていただけて本当に良かったです。ありがとうございます!
表面上冷静で抑制的な二人ですが、水面下でじりじりと燃えている様子が伝わっていれば嬉しいです。
表面上冷静で抑制的な二人ですが、水面下でじりじりと燃えている様子が伝わっていれば嬉しいです。
- 早瀬晶
- 2026年 01月02日 16時46分
お互いに複雑な立場だからこそ、婚約する二人だけでなく、両家の弁護士同士であれこれ折衝する必要があるのですね。……こうしてみると、妻子は少なくとも金銭面や物理的な権利については守られそうですから、ライトノベルにありがちな、継母に冷遇されて食べる物さえないようなドアマットヒロインはあまり発生しなさそうな気もしてきました。
アルバート卿の思慮深さに、今回もさらに好感度が上がりました。
アルバート卿の思慮深さに、今回もさらに好感度が上がりました。
エピソード9
複雑になるので本話ではあまり立ち入っていないのですが(という話が多すぎですね)、貴族の新婚夫婦の場合、少なくとも建前上は働いて得た収入ではなく、二人の財産(夫が親から分与された財産+妻の持参金)の年利で暮らすことになっていました。
婚姻契約を結ぶ時点で、その財産の中の子供に対する分与金を決めてしっかり管理しておくことができれば、ドアマットヒロインの誕生は防げるはずです(笑)
それをきちんと合意しておけなかった、もしくは、それほどの財産がない場合は厳しい状況もあり得ます。特にイギリスの場合は1882年の既婚女性財産法制定以前は、結婚すると妻の財産は全て夫のものになったので、基本的には夫(ヒロインの父)の一存で全てが決まってしまうので、碌でもない父の場合は……。
1882年以降は、少なくとも法的には妻の財産は妻の遺言により、娘に相続させることも可能になったと思われるので、状況は改善したのではないかと思います。
場所と年代が少しずれますが、ドアマットヒロインの元祖とも言えるシンデレラのグリム童話版の描写は母の遺産を相続したことを示唆しているのだという説をどこかで聞いたことがあります。
ただ、いずれにしても、成人または結婚が分与や相続の条件ということはあり得るので、その場合はやはりドアマット化しやすくはあるのと、ミステリー的には成人や結婚の前に娘を殺害する動機になってしまいますね……。
とつい長々と語ってしまいましたが、感想ありがとうございました。
現時点で完成している番外編エピソードを年始にかけてひっそり公開していきますので、ご興味あればぜひお読みいただけると嬉しいです。
婚姻契約を結ぶ時点で、その財産の中の子供に対する分与金を決めてしっかり管理しておくことができれば、ドアマットヒロインの誕生は防げるはずです(笑)
それをきちんと合意しておけなかった、もしくは、それほどの財産がない場合は厳しい状況もあり得ます。特にイギリスの場合は1882年の既婚女性財産法制定以前は、結婚すると妻の財産は全て夫のものになったので、基本的には夫(ヒロインの父)の一存で全てが決まってしまうので、碌でもない父の場合は……。
1882年以降は、少なくとも法的には妻の財産は妻の遺言により、娘に相続させることも可能になったと思われるので、状況は改善したのではないかと思います。
場所と年代が少しずれますが、ドアマットヒロインの元祖とも言えるシンデレラのグリム童話版の描写は母の遺産を相続したことを示唆しているのだという説をどこかで聞いたことがあります。
ただ、いずれにしても、成人または結婚が分与や相続の条件ということはあり得るので、その場合はやはりドアマット化しやすくはあるのと、ミステリー的には成人や結婚の前に娘を殺害する動機になってしまいますね……。
とつい長々と語ってしまいましたが、感想ありがとうございました。
現時点で完成している番外編エピソードを年始にかけてひっそり公開していきますので、ご興味あればぜひお読みいただけると嬉しいです。
- 早瀬晶
- 2025年 12月30日 10時55分
二人の関係にドキドキしてしまいました。何と申しましょうか、現代人の恋愛よりもずっと控えめなのに、かえってとてもスリリングな感じがするのです。まるで小さなチョコレートボンボンを一つ、こっそりと口に入れる時のような。
二人のこの先も、とても気になります。
二人のこの先も、とても気になります。
エピソード7
書庫裏真朱麻呂 様
感想ありがとうございます!
チョコレートボンボン、嬉しい喩えです。
時代的制約の中でも楽しみながら関係を深めている二人を表現できたらと思っています。
実はロマンス番外編の方がずっと先まで書けているので、何とか本編を進めて公開したいです(笑)
感想ありがとうございます!
チョコレートボンボン、嬉しい喩えです。
時代的制約の中でも楽しみながら関係を深めている二人を表現できたらと思っています。
実はロマンス番外編の方がずっと先まで書けているので、何とか本編を進めて公開したいです(笑)
- 早瀬晶
- 2025年 09月13日 06時58分
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