感想一覧

ご感想、本当にありがとうございます。

「読む手が震えた」「壊れなかった心の叫びに、深い祈りを感じる」――
ひとつひとつのお言葉に、筆を握る手が静かに震えるような思いで拝読しました。

第三話は、澪の過去と向き合う中で、彼女の“壊れきれなかった心”を描くことが、
私にとっても非常に苦しく、そして祈るような作業でした。

それは、誰にも届かないと知っていながらも、
なおも「生きていたい」と願ってしまう――そんな魂の記録です。

この物語における“痛み”は、読んでくださる方の心にも、時に強すぎるほどの重みを与えてしまうかもしれません。
それでも、そこに「祈り」を見出してくださったことが、何よりの救いです。

どうか、彼女の声が、ほんの少しでも静かに届いていたなら、それだけで十分です。

改めて、心よりの感謝を込めて。

霧野ルイ

ご感想、本当にありがとうございます。

「静かな絶望が胸に迫る物語でした」とのお言葉、胸の奥に染み入るような気持ちで拝読しました。

二話では、“言葉のない家庭”というテーマを通して、
「語られないこと」がどれほど深い傷となって心に沈殿していくかを描きたいと思っていました。
それが少しでも伝わっていたなら、これ以上の喜びはありません。

息苦しさの描写に目を留めていただけたこと、とても嬉しく思います。
ユウが感じる“空気の重み”や“無音の中の孤独”は、
彼の人生の原点であり、そしてこれからの物語にも深く影を落としていく部分です。

これからも、静かだけれど確かに痛みを伴う物語を綴ってまいります。
どうか、引き続き見守っていただけたら幸いです。

心からの感謝を込めて。

百鬼清風様

深く胸に迫るご感想、ありがとうございました。

「救済の狭間にあるふたりの在り方」と表現してくださったこと、本当に嬉しく、また静かに胸を打たれました。
この物語を書きながら私自身も、生と死、依存と赦しの曖昧な境界に立ち尽くしていたように思います。

ほんのわずかでも、その空気に触れていただけたのなら、書き手としてこれ以上の喜びはありません。

またいつでも、物語の続きを覗きにきていただけたら幸いです。

霧野ルイ

お読みいただき、本当にありがとうございます。
そして、胸の奥にまで染み入るような感想を寄せてくださったこと、言葉にならないほど嬉しく思っています。

“誰かの言葉では癒せない心の温度を、言葉でしか綴れない”――
まさにその矛盾のなかで、私もずっと書き続けています。
安らぎではなく、ただ“そこに在った”夜を、静かに焼きつけるように。

少しでも、作品の向こうにある「かつての夜」が伝わったのなら、こんなにも幸せなことはありません。

同じように、物語に“温度”を込めて書かれている方からのお言葉、大切に大切に、受け取らせていただきます。
心から、ありがとうございました。

霧野ルイ

お読みくださり、本当にありがとうございました。

最期を受け入れるという、静かで残酷な選択を、あたたかな目で見つめていただけたこと――
その言葉のすべてが、書き手としてとても救われるような心地です。

“美しくも悲しい”という表現が、とても胸に沁みました。
言葉にしていただけなければ、きっと誰にも気づかれず流れていった感情たちが、そっと拾い上げられたようで……。

この物語が、あなたの心の奥で、しばらくのあいだ灯り続けてくれたなら、これほど嬉しいことはありません。

静かに、深く、感謝を込めて。

霧野ルイ