感想一覧
▽感想を書くおもしろかったです!主人公の強かさも目立ちましたが、何年も閉じ込められてイジメられて、常に新しいドレス作りをさせられてたって…。しかも、おいしい所だけを持っていく義姉。
そりゃ、このくらいの仕返しもしたくなりますわ〜
そりゃ、このくらいの仕返しもしたくなりますわ〜
最後まで読んだけど主人公の義母は何者なのかが分からなかった。
義姉は主人公の父親の子なのか、それとも義母には一時期別の夫が居てその夫の子なのか。
前者の場合、前妻(本妻)の子よりも愛人との間の子の方が年上ってのはマズイような。
しかも前妻が亡くなってすぐに結婚。
義姉はマナーもまともに出来ていない、みたいな話も有る。
聞いたかよ。よくあの家はパーティーに出て来れるよな。普通あんな事出来るかよ。しかもあの家の娘はあの年でマナーが全く出来ていない。良いドレスを着ているようだけどパーティーが終わる頃にはシミやシワだらけになっている。あれじゃあドレスがかわいそうだ。
的な状態からスタートするので、そもそもドレスが良いものでも、義姉や家の立場はあまり良いとは言えないと思います。
義姉は主人公の父親の子なのか、それとも義母には一時期別の夫が居てその夫の子なのか。
前者の場合、前妻(本妻)の子よりも愛人との間の子の方が年上ってのはマズイような。
しかも前妻が亡くなってすぐに結婚。
義姉はマナーもまともに出来ていない、みたいな話も有る。
聞いたかよ。よくあの家はパーティーに出て来れるよな。普通あんな事出来るかよ。しかもあの家の娘はあの年でマナーが全く出来ていない。良いドレスを着ているようだけどパーティーが終わる頃にはシミやシワだらけになっている。あれじゃあドレスがかわいそうだ。
的な状態からスタートするので、そもそもドレスが良いものでも、義姉や家の立場はあまり良いとは言えないと思います。
おとなしく不憫な女性が虐げられる…という展開はよくありますが、助けてもらうだけでは終わらない、他にはない設定と作風でとても面白かったです。
私はあまり詳しくないのですが、有名な方が長文でコメントされているようで、自然と目につきました。
この作品の主人公は、どう見ても被害者であり、加害者ではないと思います。
ヒロインであるにも関わらず悪役のような振る舞いをしている点が気になったのかもしれませんが、自分の思い通りの主人公像を求めているようにも感じられました。
「悪役令嬢が主人公で、はめられ復讐し、最後にトドメの一言…そして運命の相手と結ばれる」という展開の作品はたくさんあると思います。
ですが、この作品のヒロインは一見大人しそうに見えて、実はしたたかで、タイミングを見計らって思いを寄せる方に助けてもらう…という姿がとても賢く、素敵だと私は感じました。男性から見ると、それが気に入らないのでしょうか?
多くの読者が高く評価している中で、小説を書いている方だからこそなのか、まるで自分が正しいかのような、終始否定的な意見には違和感を覚えました。
長々と書いてしまいすみません。
作者さんのギャグもファンタジーも大好きです。いろんなジャンルでいつも楽しませていただいております。
今回の作品もとても面白かったです!
私はあまり詳しくないのですが、有名な方が長文でコメントされているようで、自然と目につきました。
この作品の主人公は、どう見ても被害者であり、加害者ではないと思います。
ヒロインであるにも関わらず悪役のような振る舞いをしている点が気になったのかもしれませんが、自分の思い通りの主人公像を求めているようにも感じられました。
「悪役令嬢が主人公で、はめられ復讐し、最後にトドメの一言…そして運命の相手と結ばれる」という展開の作品はたくさんあると思います。
ですが、この作品のヒロインは一見大人しそうに見えて、実はしたたかで、タイミングを見計らって思いを寄せる方に助けてもらう…という姿がとても賢く、素敵だと私は感じました。男性から見ると、それが気に入らないのでしょうか?
多くの読者が高く評価している中で、小説を書いている方だからこそなのか、まるで自分が正しいかのような、終始否定的な意見には違和感を覚えました。
長々と書いてしまいすみません。
作者さんのギャグもファンタジーも大好きです。いろんなジャンルでいつも楽しませていただいております。
今回の作品もとても面白かったです!
わあすごい。健気系大人しめヒロインかと思いきや、とんだ腹黒悪辣な性悪ヒロインでしたか。もはやそれヒロインでなくて悪役では?
端的に申し上げて、ヒロインの性格造形に不満しかないですね。
境遇にめげないの強さも、やられたらやり返す強かさもすごくいいですし、自分の刺繍に細工をしておくのも逆転への布石ですから天晴ですとも。そうして狙い通りに義姉を破滅させることができてめでたしめでたし。
ここまでなら文句なしなんですね。
でも、その後が頂けなかった。
「ヒロイン」なんですよシェリルは。heroine、つまりheroの女性形です。であるならば、それはあくまでも「清く正しく美しく」でないといけません。最近は腹黒キャラが好意的に受け取られたりもしますけど、それはあくまでも「正義や善を行うためには手段を選ばない」というのを「腹黒」と表現しているだけであり、いくら敵対者(悪役)とはいえ、他者を欺き貶めて破滅させた挙げ句に、そのことに対して「ざまあみろ」なんてほくそ笑むようではいけません。
挙げ句に、崩れ落ちた義姉を助けに行くフリをして「ざまぁみなさい、お馬鹿さん」でしょ?言い方だけは柔らかくしてますけど、それってこの手の異世界恋愛で飽きるほど見かける「婚約者を寝取った系悪役が主人公にトドメ刺す時の象徴的セリフ」以外の何物でもないじゃないですか。悪役しかやっちゃ駄目なんですよああいうのは。
悪辣なんです、この作品のシェリルは。
強かで真っ直ぐで、清廉潔白であるべきはずのヒロインという立場で、「悪辣で狡猾な、他人を蹴落としそれを嘲笑うヴィラン」になっちゃってるんですよ。
これは同じく小説を書いている身としては、どうしても許容できないです。
感想欄では概ね好評ですけど、作者様のみならずこの感想欄を覗く読者の皆様にも是非知っておいて欲しいなと思います。主役には主役の、悪役には悪役の、それぞれ相応しい振る舞いがあるということを。
「超えてはいけない一線」と言いますかね、主役が踏み込んじゃいけない地点というものがあるんです。私の見る限り、この作品のシェリルはそれを超えてしまいました。破滅する敵に対して嘲笑ったのがそれです。ヒロインには許されない悪役ムーヴでした。
もちろん作者様にはこういうキャラ造形にしたことに明確な意図がお有りでしょうから、別に従えとは言いません。作者の数だけ創作観というものがあって然るべきです。
でも、もし私の書いたことに思うものがあったなら、次作以降に活かして頂ければなと思います。
>舞踏会は厳かに開始した。
それはそれとして、終盤に差し掛かる場面のこの一文ですが、「開始」は動詞なのに名詞的な使い方になっているのがちょっと気になりました。「始まった」or「開始された」、あるいは「開幕した(名詞的用法)」などのいずれかであるべきかなと思います。
作者様が意図的にこうお書きになっている可能性もあるので、誤字報告ではなくこちらでのご提案とさせて頂きますね。故に却下でもなんら問題はありません。
端的に申し上げて、ヒロインの性格造形に不満しかないですね。
境遇にめげないの強さも、やられたらやり返す強かさもすごくいいですし、自分の刺繍に細工をしておくのも逆転への布石ですから天晴ですとも。そうして狙い通りに義姉を破滅させることができてめでたしめでたし。
ここまでなら文句なしなんですね。
でも、その後が頂けなかった。
「ヒロイン」なんですよシェリルは。heroine、つまりheroの女性形です。であるならば、それはあくまでも「清く正しく美しく」でないといけません。最近は腹黒キャラが好意的に受け取られたりもしますけど、それはあくまでも「正義や善を行うためには手段を選ばない」というのを「腹黒」と表現しているだけであり、いくら敵対者(悪役)とはいえ、他者を欺き貶めて破滅させた挙げ句に、そのことに対して「ざまあみろ」なんてほくそ笑むようではいけません。
挙げ句に、崩れ落ちた義姉を助けに行くフリをして「ざまぁみなさい、お馬鹿さん」でしょ?言い方だけは柔らかくしてますけど、それってこの手の異世界恋愛で飽きるほど見かける「婚約者を寝取った系悪役が主人公にトドメ刺す時の象徴的セリフ」以外の何物でもないじゃないですか。悪役しかやっちゃ駄目なんですよああいうのは。
悪辣なんです、この作品のシェリルは。
強かで真っ直ぐで、清廉潔白であるべきはずのヒロインという立場で、「悪辣で狡猾な、他人を蹴落としそれを嘲笑うヴィラン」になっちゃってるんですよ。
これは同じく小説を書いている身としては、どうしても許容できないです。
感想欄では概ね好評ですけど、作者様のみならずこの感想欄を覗く読者の皆様にも是非知っておいて欲しいなと思います。主役には主役の、悪役には悪役の、それぞれ相応しい振る舞いがあるということを。
「超えてはいけない一線」と言いますかね、主役が踏み込んじゃいけない地点というものがあるんです。私の見る限り、この作品のシェリルはそれを超えてしまいました。破滅する敵に対して嘲笑ったのがそれです。ヒロインには許されない悪役ムーヴでした。
もちろん作者様にはこういうキャラ造形にしたことに明確な意図がお有りでしょうから、別に従えとは言いません。作者の数だけ創作観というものがあって然るべきです。
でも、もし私の書いたことに思うものがあったなら、次作以降に活かして頂ければなと思います。
>舞踏会は厳かに開始した。
それはそれとして、終盤に差し掛かる場面のこの一文ですが、「開始」は動詞なのに名詞的な使い方になっているのがちょっと気になりました。「始まった」or「開始された」、あるいは「開幕した(名詞的用法)」などのいずれかであるべきかなと思います。
作者様が意図的にこうお書きになっている可能性もあるので、誤字報告ではなくこちらでのご提案とさせて頂きますね。故に却下でもなんら問題はありません。
性格は猫をかぶればなんとかなるかもしれないけどいろんな知識とかもないっぼい姉が王子の婚約者になってるのがなんとも違和感。
刺繍の腕が大事ならそれももっとちゃんと確認されるのでは?
刺繍の腕が大事ならそれももっとちゃんと確認されるのでは?
貴族は賢くしたたかでなければいけない。
家を守る妻は
使用人に、なめられたり銀の食器や食材のちょろまかしやマージンをもらっての不正をされないように
また、出入りの商人に騙されないようにしなければいけない。
社交は
どの家とどんな関係で、どの立ち位置にいれば家を守れるか理解していなければいけない。
ただ善良で優しく可愛くいるだけでは難しい。
その点、奪うだけであった義姉は賢いとは言い難いので、早くバレて幸いだったと思う。
結婚してからバレたら、王家の体面まで泥だらけになって、下手したら外交でも笑われて大変だっただろうな
家を守る妻は
使用人に、なめられたり銀の食器や食材のちょろまかしやマージンをもらっての不正をされないように
また、出入りの商人に騙されないようにしなければいけない。
社交は
どの家とどんな関係で、どの立ち位置にいれば家を守れるか理解していなければいけない。
ただ善良で優しく可愛くいるだけでは難しい。
その点、奪うだけであった義姉は賢いとは言い難いので、早くバレて幸いだったと思う。
結婚してからバレたら、王家の体面まで泥だらけになって、下手したら外交でも笑われて大変だっただろうな
刺繍の技術だけでなく、場にふさわしいモチーフを古典から持ってこれる教養と、それをドレスに落とし込むセンス、すべて持っている真のお洒落さんだったのですね。
サインがわりの蝶も、ドレスに刺した場合、あまりハッキリと主張させてしまえば下品になるょうし、新しくハンカチに挿したというのも上手だったと思います。
一点。内心とは言え高らかに笑うところで違和感がありました。
そこまで読んだ印象は、声を出して笑う様子が想像できず、笑いが止まらないくらいの女性だったので。
しかし、助けるふりしてトドメを刺したり、こっそり舌を出したりするのを見るに、こういうお嬢さんだったのだなと納得しました。
誘導したことは秘密にしなければいけませんが、勝ち気さは小出しにしたほうが人生楽しくなりそうです。
じわじわと楽しくなるお話でした。
サインがわりの蝶も、ドレスに刺した場合、あまりハッキリと主張させてしまえば下品になるょうし、新しくハンカチに挿したというのも上手だったと思います。
一点。内心とは言え高らかに笑うところで違和感がありました。
そこまで読んだ印象は、声を出して笑う様子が想像できず、笑いが止まらないくらいの女性だったので。
しかし、助けるふりしてトドメを刺したり、こっそり舌を出したりするのを見るに、こういうお嬢さんだったのだなと納得しました。
誘導したことは秘密にしなければいけませんが、勝ち気さは小出しにしたほうが人生楽しくなりそうです。
じわじわと楽しくなるお話でした。
自己犠牲を善とする悲劇のヒロインって胡散臭くて嫌いなので、このぐらい打算ある方が逆に好き◎
ただこのまま勝ち続けるのは本人が言うように恨み買ったりで良くないと思うので、何事にも2番手狙いで、ヴィンセントのみ1番で行きましょう!!
ただこのまま勝ち続けるのは本人が言うように恨み買ったりで良くないと思うので、何事にも2番手狙いで、ヴィンセントのみ1番で行きましょう!!
この姉妹をそっくりと評するのは全く違いますね。
自分の実力で切り開いたか、他人の能力をかすめ取るしかできないかはとても大きな差です。
ある程度権力のあるはずの周りが信用ならない敵だらけだったのですから、自分で信用できる先を作る事も、それを自分の実力でやり遂げた事も、主人公はあっぱれでした。
策略も自分ではい出る事も出来ずに、ただただお涙ちょうだいで待ってるだけのヒロインはこのお話には合わないでしょうから。まさしく、この主人公だからこそすっきり読めた一作ですね。
自分の実力で切り開いたか、他人の能力をかすめ取るしかできないかはとても大きな差です。
ある程度権力のあるはずの周りが信用ならない敵だらけだったのですから、自分で信用できる先を作る事も、それを自分の実力でやり遂げた事も、主人公はあっぱれでした。
策略も自分ではい出る事も出来ずに、ただただお涙ちょうだいで待ってるだけのヒロインはこのお話には合わないでしょうから。まさしく、この主人公だからこそすっきり読めた一作ですね。
毒親への因果応報も有った筈ですが、触れてほしかったです。
-------------------------------------------------
・シェリルの元に残ったのは乳母とその娘であるメリアだけだ。
この乳母がキーマンでは。
刺繍の師匠が居たとしたら、この人です。
-------------------------------------------------
あと、ヒロインの実母の実家(それなりの貴族家の筈ですね)は、なぜ機能しなかったのでしょうか。
そして、ヒロインの異母姉が王子妃になるからには、伯爵家当主の跡目は、ヒロインになるのが順当ですが(元々彼女が正嫡でもある筈ですし)、当主の跡目(或いは、入婿に当主代行をあずけるとして、家の女主人)としての相応の待遇に変わったとも見えません。
流石に、違和感を持つ人たちが出たのではと思いますのですが。
とまあ、そう言うのを、「ドアマットあるある」と、私は呼ぶのです(笑)。
-------------------------------------------------
・シェリルの元に残ったのは乳母とその娘であるメリアだけだ。
この乳母がキーマンでは。
刺繍の師匠が居たとしたら、この人です。
-------------------------------------------------
あと、ヒロインの実母の実家(それなりの貴族家の筈ですね)は、なぜ機能しなかったのでしょうか。
そして、ヒロインの異母姉が王子妃になるからには、伯爵家当主の跡目は、ヒロインになるのが順当ですが(元々彼女が正嫡でもある筈ですし)、当主の跡目(或いは、入婿に当主代行をあずけるとして、家の女主人)としての相応の待遇に変わったとも見えません。
流石に、違和感を持つ人たちが出たのではと思いますのですが。
とまあ、そう言うのを、「ドアマットあるある」と、私は呼ぶのです(笑)。
感想を書く場合はログインしてください。