感想一覧

不思議なお話でしたが、最後はハッピーエンドでスッキリしました。
私は純文学というのがどういうものかよく分かりませんが、文章力が秀逸で驚きました。

でもぉ。
>「――ねぇ、紅子さん。この茸はどんな味がするのですか」
これには少し笑ってしまいました。すみませんm(__)m

とっても面白かったです。
楽しく拝読させていただきました。
ありがとうございました(^^)v
みこと

じっとりと、妖艶ですね……(*´Д｀*)
キノコは『肌を見せる事を恥じらってしまう紅子さんの心情』が具現化したものなのかな？
そういう考察も出来そうな、不思議且つ余白のある物語ですね。いつもと少し違った文体も相まって、怪しい世界にトリップしちゃいそうな……すごい作品でした(￣▽￣;)
ありがとうございます！

どこか官能的ではありますが、ナンセンス文学の香りがいたしました。こういう作品、不思議な世界を感じ取ることが出来ますが、やはり「食べてしまおう」となる榎木さんから垣間見える「狂気」が好きですね。ハッピーエンドなので安心しました。

最初の一行から不思議な世界に引き込まれました。
同じ毒に侵されるとは、紅子さんと榎木さん、妖しく美しい大人の恋愛でした。
古風な文芸を思わせる文体も素敵ですね。
いつもとはやや異なる未来屋様の作品、堪能いたしました。

上質な正統派純文学、読後感がとても良かったです。
皆さまが書かれているように、近代小説の香りを感じました。
最後の2行の余韻が素晴らしかったです。

紅子さんと榎木さん、幸せそうでほっこりしました。（*^▽^*)

冒頭の一行から惹きこまれ、不思議で妖しく、そして二人の愛に溢れた展開がとても印象的でした。

「毒と薬は紙一重」といいますが、その甘い毒は、祝言を前にいかなる迷いも振り切る効能があったのかも知れないですね。

二人の愛に、痺れるような作品でした。読ませていただき、ありがとうございます。

　――既に私こそ、毒に侵おかされていたのでしょう。

この導入が最高にお洒落で好きです(*´▽｀*)
私、基本的に近代というか古風な文章の方が好きなので、なろうでこういうテイスト読めて嬉しいです。最初から最後までじめっとした感覚がしっかりと感じられて（特に榎木さんめっちゃじっとりしてる(*´艸`)
ホラー展開にビビりながら読んでいましたが、恋愛純文学で良かった（ホッ……）

梅雨らしいジメジメした話で良かったです！
そしてこれぞ大人の恋愛だと思いました。
お互い同じ毒に侵されてしまい後戻りできないというのが大人の恋を感じさせます。
恋というのは中毒なのかもしれませんね。

榎木さんはキノコ大好き人間だったのかな？
食べるのはそれなりに勇気が必要だよ、きっと。
痛くないのかな、とか、血が吹き出たら、とか余計なことを考えてしまいそうだな、ワタシは。

紅子さんは自分で採ろうとは思わなかったのか、ちょっと気になる。

結婚すると榎木紅子。少し語呂が悪い気がする。選択制夫婦別姓が活躍する事はあるのだろうか。

∀・)にのい・しちさんのロンサム・ハンサムをイメージした時に「こんなんアリなのか？」と一瞬思うも「いや文学やエンタメなら当然アリだよな」ってなったオッサンです。そういう何かを体感的に思いだしましたね。ミクリヤさんはこういうのアリだよっていうか、ドンドンやってイイ御方なんだと拝しております(笑)

∀・)かなりギリギリの線のドキドキする展開が持ち味の一品でしたね。6月にすんごい名作を書かれるところがある作家さんだなぁと思っていたりもします。雨君と出逢うお話とかねぇ。本作もとても素晴らしい一品でした☆☆☆彡