感想一覧

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夫が可愛い秘書さんに心惹かれたり、近衛騎士や商会長とかはそんなに引っかからなかったのですが、
「宝飾店を開きたい→それならもう1人娘を作ろう」に背筋が寒くなりました。
現代でもだいぶ高齢出産ですよね…?医療技術がどれだけかはわかりませんが高リスクであることに変わりはないのではないでしょうか。当然のように子どもを店の経営者か従業員だかにしようとしていて、子どもは親の所有物じゃないのに… 性別も勝手に決めているし…(まさか女の子が産まれるまで出産させるとか…?)
すでに5人も子が居るので多産DVという言葉もよぎりましたが、主人公がむしろ愛情の証明だと思って受け入れていそうなのが…
最後の最後、怒涛のが怖さでした…
  • 投稿者: 壜の助
  • 2025年 07月07日 00時05分
なろう世界は少子化ですが、昔の有名な貴族女性でも多産の人は多く、私もそれを知った時は驚きました。子供の死亡率が高い社会の特徴ですね。日本でも年代で言えば百歳前後の方たちは六人から八人の兄弟を持っている人たちが結構多かったと記憶しています。DVかといわれれば返答に困りますが、四十代で子供を産むことはあまり珍しくなかったようです。お産はいつも命がけで危険を伴いますが、主人公は何人も産んでいるので、お産に対しての忌避感が薄れていたのでしょう。また、ご指摘のシーンは、子供ができるのか、それが女の子なのかという確証は二人にはないのです。もちろん店で働かせようなどとは思っていないのですが、長年の夫婦の会話のキャッチボールとして書きました。その雰囲気を表現できていなかったのは不覚とするところです。ご感想ありがとうございました。
愛人が当たり前の世界で、愛人作ってないし妻を大切にしてるし、心惹かれた女性がいたことなど取るに足らないことで、二人の関係は何も変わらないのでしょう。
それでも、全否定してほしかったなと、思ってしまいました。
ですよね。たぶん私が客観的に読んでいたなら、同じ思いを抱いたと思います。失望させてごめんなさい。でも少しは楽しんでいただけたようで嬉しいです。ありがとうございました。
作者さんの意図を読みましたが、どんな言い訳をしても秘書の話で全てが台無しでしかないなと

話の世界に一貫性を持たせるなら、
秘書のエピソードを掘り下げて主人公が醜く嫉妬に狂いながらも、それでも愛人は仕方ないとメリバでいくか、
誰だい、それは?としれっと流して夢見心地で話を終えるか、
どちらかがいいのではと、まあ、私の好みですが

きっと主人公はこの人が愛人なのね、とドス黒い感情と旦那が愛人を作ろうとしている予定調和な展開に安堵?して、ぐちゃぐちゃだったと思うんですよね

そこも入れた上での最後のシーンだったら、まだ、納得できたか?

なんにしろ、言い方はどうであれ、旦那ははっきりと、秘書を愛人にしたかったが、君がいるから諦めたと告白したド屑にかわりないですが

人生ってそんなもんですよねー!
久しぶりに興味深い内容のものにあえて、満足です
  • 投稿者: ハヤシ
  • 2025年 07月05日 23時59分
ご助言ありがとうございます。貴族社会というのは社交がすべてではないかと思うのです。一時期ロンドンに住んでいた庶民の私たちでさえ一週間おきくらいに夫婦で誘われてランチ、ティ、ディナーのパーティによく行きました。つまり違う社会の異性と触れ合う機会が日本よりも断トツに多いのです。秘書さんはあくまでもジュディスの思い付き(ひやかし?)で、気軽にあのように聞けたのはそういう貴族社会の下地があるからと考えておりました。説明不足でした。それでもアーサックに否定させようかどうしようかと迷ったことは事実です。もう少し前後の流れを考えるべきでした。心理描写は難しいですね。大変勉強になりました。
良い人だなと思うのと、心が惹かれるのは違います。
秘書の話はお話に関して水を差すような表現で、それまでがあまり現実的ではなかった分冷めてしまいました。妻側の護衛騎士程度の表現であれば冷めなかったと思います。
信頼云々の前に妻に気取られる程度に心を惹かれるとか気持ちが悪いと感じてしまいました。
この最後に辿り着く前の描写がもう少しこの表現を現実的だとただ思うだけのお話として読めていたならばここまで嫌悪はしなかったと思います。落差がすごかったです。
  • 投稿者: となり
  • 2025年 07月05日 10時34分
なるほど。なるほど。私としては、あの場面は、秘書さんというわけではなくそんな人もいたんじゃないのという軽い気持ちでジュディスに聞かせたのです。もう一つはアーサックの言葉「何を守りたいか......」を引き出したかったというのもあります。となり様とご同様のご意見も多々ありますので、別の表現を試みても良かったのかもしれません。ご意見は今後の糧とさせていただきます。ありがとうございました。
夫は愛人持つはずと疑心暗鬼になって不自然に距離を置いたり卑屈になる妻の話なのかなぁと思いつつ読み始めたのですが、いい意味で裏切られました。
ジュディスは心の中はともかく表向きはきちんとアーサックに向き合って妻としての役割もこなしていたし愛人候補と思われる人にも負の感情を見せることなく詮索を悟られたりもしないし、政略結婚(違ったけど)をした貴族夫人として斯くあるべしといった女性だなと感じました。
幼い彼女が大人の口さがない噂を聞いて心に黒いものを抱えてしまったのは可哀想だと思いましたが、そのおかげで今の彼女と夫の穏やかな信頼関係があるのだとしたら悪いことばかりでもなかったのかもしれませんね。

秘書や近衛騎士の話もリアルというか、長く夫婦でいてもふとした時に他人に対して「あの人素敵だな」と思わない人間って少ないと思うんですよね。そこから恋愛に発展してしまうのが問題なのであって。
でもわざわざそれ(心惹かれたこと)をはっきり打ち明ける必要はないわけで、夫が何の気負いもなく言えたのはそれくらいでは揺らがない確かな信頼を二人が長年積み重ねてきたからこそなのでしょうね。
ジュディスが愛人への不安に折り合いをつけて、ちゃんと夫に気持ちを伝えられて良かったです。
  • 投稿者: matsumo
  • 2025年 07月04日 04時22分
嬉しい評価を頂きまして、本当にありがとうございます。『心惹かれる』場面は、ずっと誠実であって欲しかったという意見も分からなくはないのですが、後ろめたくないからこそ淡々と認める、長年の夫婦の機微のようなものを描きたかったので、私よりも説得力のある説明をしてくださったことを心から感謝します。
ヒロインは他の男性に心踊ることはなかったけど、ヒーローは心惹かれることがあったのか……と、一途な者同士だと思っていたので最後が少しリアルに戻される心地でした。

ヒロインは旦那の心揺らぎに気付いた時、そこで「あぁ、やっぱりそうなのね」ってならなかったのでしょうか……

現実を考えて浮気心を抑え込んだヒーローは立派ですが、やっぱり浮気心が出てこないヒーローであった方が最後のもやっとは少かったなぁ、と思いました。
  • 投稿者: 咲良
  • 2025年 07月03日 08時45分
やはり、そこが気になりましたか。彼らは結婚して二十二年も経っている夫婦なので、少しはそんな気持ちを抱いても良いかと思ったのです。強いて相手を問い詰めないのも、長年の夫婦の安定感があるからだと。
考えてみれば、私もそこだけはなんだか現実的になってしまったようです(-_-;)
ちょっと気になる秘書さんいたんだ。
妻がそれを指摘したと言う事は、夫に何か変化があって「アレ?」と思ったことがあると言うことよね。
その時に嫉妬に狂わなかったのは幼い頃からの戒めがあったからこそなので、やっぱりずっと呪文を唱えてて良かったよねって思ってしまいました。
せっかく妻が愛してると言ってくれたのに、不味い話題になったので子供を作ろうと誤魔化したように見えました。
  • 投稿者: エイル
  • 2025年 07月03日 08時30分
秘書さんかどうかは分かりませんが、長い人生にはそういうこともあるのではないでしょうか? 愛人を持たないまでも、この貴族社会に清廉潔白の人なんていないと思っていたからジュディスも尋ねたのでしょう。それは妻の方も同じです。心が躍らないとは言っていましたが、本当のところは分からないですよね。そこは長年の夫婦の暗黙の絆(強いて相手を問い詰めない)のようなものがあると思います。
愛を疑って育った夫人がようやく告白できた誠実な夫のシーンのはずが…

「長い年月には誰かに心惹かれたこともあったでしょ? あの可愛らしい秘書さんとか」
「全くないとは言わない」
なんだ 他の人に心惹かれたことがあったのか…と。
長い歳月には色々あるかもしれないですが、夫も「愛人を作る他の男と同じ萌芽はあった」と暗示する表現になんかちょっと残念。
そのところは私も考えたのですが、「全くなかった」という方が不自然ではないかと思いました。彼も人間なのですから。特に現代の日本のように愛人がいて糾弾される社会でも環境でもないのです。彼は自分でその萌芽を摘み取ることができる誠実な人間と解釈していただけると嬉しいです。ご意見ありがとうございます。
淡々と翳りを帯びた仄暗さの中、時折弾けるように閃く色彩が鮮やかで。
時間をかけて培われ育まれたジュディスとアーサックの関係が、愛が、人生が。
いつしかしっかりと踏み固められた一本の長い小径のように思えて。
読後しみじみと幸せな気分になれる、とても素敵なハッピーエンドなラブストーリーに出合わせていただけたことに心から感謝申し上げます。。
  • 投稿者: 白菜紙
  • 2025年 06月30日 10時11分
こちらこそ素敵なご感想をいただき、心から嬉しく思います。白菜紙様の感想文やコメントにおける文章力の豊かさに感嘆いたしました。
誤字については、私も「あー、やっちまったぜ」というのは日常茶飯事であります。読んでくださる皆様の優しさに甘えているいるのが実情です。
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