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一人の若者の死をきっかけに田中が巨大な企業と戦う姿に胸が熱くなりました。隠蔽しようとする会社の巧妙な手口や圧力に屈せ、真実を追い求める田中の正義感には心を打たれます林美香さんの「主人の死を無駄にしたくない」という言葉や鈴木さんの「林君はまだ22歳でした。結婚したばかりで奥さんはお腹に子供がいるんです。こんなことが許されるはずがない」という言葉がこの物語の根底にある悲しみとそれを乗り越えようとする強さを感じました。最終的に彼の行動が日本ひいては世界の労働安全を変革していく様子はまさに希望の物語だとおもいます

ささやかな応援ですがブクマも押させていただきました。今後の作品も期待しているのでお互いに頑張りましょう!
この度は『誰も語らない事故』をお読みいただき、そして心の奥深くにまで届くような温かい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。作者として、これほど嬉しいことはありません。

巨大な組織の圧力に屈せず、一人の人間の死と真摯に向き合い続けた田中の姿。彼の行動の根底にあった正義感に心を打たれたとのお言葉、大変光栄に思います。

おっしゃる通り、林美香が絞り出した「主人の死を無駄にしたくない」という悲痛な願いや、鈴木が震えながらも口にした「こんなことが許されるはずがない」という言葉こそが、この物語の核でした。社会という大きな仕組みの中で声なく消されていく個人の悲しみと、それでも決して消えない命の重み。その二つを描き出すことで、読者の方々の心に何かを残せればと願っておりました。

この物語を単なる絶望の記録ではなく、世界を少しでも良い方向に動かす「希望の物語」として受け取っていただけたこと、そしてその希望の光を感じ取っていただけたことに、深く感謝いたします。

ブックマークでの応援、本当に創作の励みになります。ありがとうございます。
いただいた「お互いに頑張りましょう」というお言葉、心に染み入ります。私もあなたのこれからのご活躍を陰ながら応援しております。

今後も、日常の裏側に潜む声なき声に耳を傾け、皆様の心に静かに忍び寄るような物語を紡いでいけるよう、精進してまいります。

闇男
  • 闇男
  • 2025年 07月14日 07時56分
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