感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
[良い点]
読み手の捉え方によって、感想が変わる物語ですね。私は由香里とテツオのラブストーリーとして読み進めていたので、普通に切なくて泣けて、感動しました。刹那的な主人公が最後は優しい夫に救われて、本当に良かった。また登場人物の成長物語、ミステリーとしても興味のある作品で、作者様の作品はほぼそうなのですが、本当に内容の濃い、読み終えた後の満足感が心地良いのです。
[一言]
作者様は実は女性……?と思うくらい、女性の心理描写が巧みで、共感出来る部分がいっぱいです。人物の観察能力が優れているのは、小説家さんにとって本当に強みだと思いますので、これからも素敵な作品を書き続けて下さいね。
  • 投稿者: 十六茶
  • 2017年 09月01日 18時39分
十六茶さま

いよいよ、ここまでたどり着いてしまわれましたね。
今回もご感想ありがとうございます。

成長とミステリアス。まさに私が追ったテーマが
十六茶さまに届いていて嬉しいです(*'ω'*)

みんないい人っていう感じで書きたかったので、
そういう点でもうまく書けたんじゃないかなって
気に入っています。

私の拙い作品をこんなにたくさん読んでいただいて
毎回素敵なメッセージをいただけて本当にありがとう
ございます。

でも、ここまでくると次がないですね( ;∀;)
あーあ。いつかは来ると知っていましたが、
とうとうXデーがやってきてしまったのでしょうか。
新しい作品を生み出さないといけないですね。
頑張りますよ( ..)φ
[良い点]
 一文一文をたいせつに書いてらっしゃるのがわかるような、丁寧な文章。豊かな表現。作者さんはかなり人間的に誠実なかたなのかなと勝手に思ってしまいました。
[一言]
 拝読させていただきました。
 唇の内側の皮をかむ、など、共感できる描写からはじまり、感覚的に訴えかけてくる情緒豊かな筆致に、終始圧倒されました。一文を噛みしめながら味わうのが、このお話の楽しみかたなのでしょうか。もうほとんど純文学だと思います。

 作品の完成度のわりに評価が低いのは、なんといいますか、カンヌ映画祭で絶賛されたりアカデミー賞を受賞した作品がかならずしも興行的に成功するわけではないというような、芸術性の高さゆえのとっつきにくさにあるのかもしれません。とはいえこの磨きあげられた文学性がこのお話の持ち味ですから、評価されないのはなんとももどかしいかぎりです。

 すくなくともぼくは楽しませていただきました。できれば、液晶ではなく、紙の印刷物で読みたかったほどです。

 とてもいいお話を読ませていただきました。
  • 投稿者: 蚕豆かいこ
  • 23歳~29歳 男性
  • 2012年 07月29日 17時18分
 蚕豆かいこ様。ご高覧、ご感想ありがとうございます。「芸術性の高さ」という言葉、感無量です。これまでも、何回も文学賞に応募しては落選を繰り返していて、今月に入っても落選を知り意気消沈していたところです。でも今回ご感想をいただいて改めて初心に帰れる思いです。私は私のスタイルを信じて続けていこうと元気が出てきました。ありがとうございました。
[良い点]
最後までハラハラドキドキさせられる名作。
最後が特に良かった。
筆者の次作も今からとても楽しみです。
  • 投稿者: 宇佐見剛
  • 30歳~39歳 男性
  • 2012年 05月28日 07時59分
感想ありがとうございます。エンディングのあり方に自信がないので、すごくうれしいです。次回作も頑張りますφ(..)
[一言]
とっても面白かったです。心温まりました。
個人的には今回のエンディングはすーっと受け入れることができました。
次回も期待しています。
  • 投稿者: じゅんこ
  • 30歳~39歳 女性
  • 2012年 04月17日 16時15分
 今回も癒されるご感想ありがとうございます。次回も頑張りますね(いつになるか分かりませんが……)。そのときはまた読んでやってください。
[一言]
 連載お疲れ様でした。
 えー、相当偉そうな事を書きますが参考程度に読んで下さい。

 表現力は商業レベルに達していると思います。私が今まで読んだなろうの作品の中では間違いなく随一。感情の揺れ動きの描写は特に秀逸だと感じました。話の進行も順序良く違和感が無い。
 ただ題材とその料理法にもっと捻りが欲しい。推理モノとしては推理要素が少なく、トリックにも読者をあっと言わせるものがありません。
 メモに違和感を抱いた、というフラグが少々あからさまな気がします。

メモの最後に「電気スタンド」と書いてあったような

 これを謎解き寸前に出すのも少々卑怯です。もっと前に出して読者に推理のチャンスを与えるべきだと思います。推理モノならば手がかりを本文中に紛れ込ませておき、謎解きのシーンで「なるほど、アレがこう繋がるのか!」「こういう意味だったのか!」と思わせてこそだでしょう。同じてがかりから主人公が読者を越える推理をし、一本取られた! と思わせる。これが推理モノの醍醐味なのではないでしょうか。
 一応電気スタンドの修理シーンはありますが、それを手がかりだと思えというのは……

 SDカードを見つけて終わりというのは文学としては良いと思いますが、推理モノなら警察上部の犯罪を小説として発表し糾弾され犯人逮捕で終わりだと思います。読んでいて「アレ? ここで終わりなの?」という違和感を抱いてしまいました。文学ならあの終わり方でベストでしょうけど。

 なんというか、全体として薄暗いような印象を受けました。主人公は妊娠でナーバスになっていて、母は鬱陶しさを感じさせる描写が多く、父は死に、嫌な上司、うだつの上がらない夫。もっと明るい要素を増やしてもいいと思います。

 一番の問題はストーリーでしょうか。何に主眼を置いて小説かにもよりますが。文学でいくならこのままで良いと思います。その他のジャンルに挑戦するなら興味を惹かれる目新しい題材とそれを輝かせ読者の予想の上を行く構成が欲しい。


「序」のイメージですが、読了してもそこまでは変わりませんでした。青木とテツオを重ならせたいなら、むしろもっと青木視点の割合を増やした方がグッと来たと思います。飲み会のシーンは青木視点でもいけそう。または一話と最終話だけ青木視点にする、とか。


 描写の量についてですが、もう少し絞った方が読みやすいです。想像をし易く情景や人物の感情がとても良く伝わってくるのですが、長い。
 描写にも話の展開上重要なものとそうでないものがあります。重要性の低い部分はサラッと触れる程度で良いと思います。


 こんな所でしょうか。小説としての面白さは中の下程度でしたが、確かに積み上げて来た努力と技量を感じました。このまま一歩一歩進んでいけばプロにも手が届くと思います。
 また時間がある時に彩杉さんの他の小説も読んでみたいと思います。では。
 早速読んでいただき、ありがとうございます。再度感想をいただけて、本当に感謝感激です。
 ただ、前回のご感想ですごく嬉しいことが書いてあったので、今回「中の下」と指摘をいただいて無防備だった私の心は返す刀でざっくり切られたような感じです。イテテテ。でも甘い言葉ばかりでは成長がありませんからね。こういうご指摘こそありがたいというものです。本当にありがとうございます。
 「これで終わりなの?」という感想はよくいただきます。どうもエンディングをまとめるのが下手なんです。もっと盛り上げたいのにイメージがわかず力尽きてしまうようです。精進します。
 この作品はテツオと由香里、そして富永の関係がメインですが、その裏で「ダメ人間青木の成長ストーリー ~天使の愛を得るまで~」という物語を同時並行させているつもりで書いており、「序」はそのための演出として用意しました。「序」だけにせず、最後も青木視点にするというアイデア、なるほどです。今のままでは中途半端かもですね。
 やっぱり、客観的なご意見がすごくためになりますね。周りにこんな踏み込んだ意見をくれる人がいないのでいつも自己満足で終わりがちです。他の作品も読んでいただけたら望外の喜びです。
[一言]
 とても丁寧な描写で小説とはかくあれかしという印象を受けました。その多彩で巧みな表現力には脱帽です。
 小説のジャンルは推理との事ですが、今のところ推理モノというイメージが沸きません。謎があり、それが解明されていくのは確かなのですが、「推理」の要素がほとんど無いように思いました。言うなればブロック崩し。物語の進行と共に全貌が見えてくるが、パズルのように頭を使って謎を紐解いていくのではなく、ただ情報が増えていくのを追っているだけ、と言いますか。
 読者はトミナガやテツオの正体について推測しながら読めるのですが、松山自身が行う推理はほぼ無い。ジャンルとしては文学かミステリが正しいのではと愚考します(ミステリと推理の境は曖昧ですのでこれは私の主観です)。


 最初の視点変更で若干混乱しました。青山→松山→松山→松山……となっていて、話数が進んで松山がメインと分かるまで、最初の青山が頭の隅に引っかかってどうにももやもや。青山視点のあのシーンの描写が物語の要素として必須でも無い限り、ばっさり切ってしまった方がいっそ読みやすいのではないかと思います。



 なろうでここまで本格的な純文学寄りの作品は初めて見ました。なんというか、もう言葉が出ない。気まぐれに更新された連載中小説から一つ選んでクリックしてみて良かったと心底思います。
 ちょっと深夜で頭がぼんやりした状態で読んだので、後日またじっくりと読み返させていただきます。その時にもう一度感想を書くかも知れません。
 応援し、更新を期待しています。では。
 ありがとうございます!!しっかり読んでいただいたんだなぁって伝わってくるご感想をいただいて本当に嬉しいです!!!
 「なろう」さんはラノベというかファンタジー系が主戦場で私のような作風は離れ小島で小競り合いをしているようなちょっとした疎外感を味わっている今日この頃、少しでも大衆の注意を引こうとした結果、「推理」などという旗を掲げてしまいました。反省。ご指摘の通り、推理小説ではありませんね。
 「序」のシーンについても、なるほど鋭いです。実は書き始めた時にはここの部分は用意しておらず、途中で付け足しました。それも散々迷った挙句。おっしゃられるように蛇足なのかもしれません。私が狙いすぎなのかも。
 この物語はまもなく完結を迎えます。もしよろしければ、読了していただきたいです。そしてその時に、あの「序」に対してイメージが少しでも変化していればとってもとっても嬉しいのですが。
 ネタばれかな……。ごめんなさい。
↑ページトップへ