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 拝読させていただきました。

 短いながら、娼妓の哀愁を感じとれる話だったとかんじまきた。

“彼女たちは鬼籍に入って尚、格子の向こうに囚われている”

 ここに、遊女の悲しさと、それを儚む思いが込められているのだなと感じました。

 自分は永井荷風という人のことをまったく知らず、そもそも、あとがきを読み、その後にあらすじを読んで初めて、これが実在の人を題材とした掌編であることを知りました。
 自分の無知と軽率を恥じると共に、そういったことを知らずに読んだ身にも、主人公と名もなき娼妓たちに引き込まれ、ふと切なさを感じさせる文章でした。
>ペンギンの下僕さま
 お読みいただき、ありがとうございます。
 永井荷風は近代の作家です。現代の作品とは言い回しが違うこともありますが、とても美しい文章と、ちょっとした皮肉と自嘲を含む作品が多いでしょうか。
 現代的な感性と、江戸文化への敬意が見える作家です。
 裕福な家の生まれで、留学もしているほどなので、本当の意味では娼妓の立場を理解できないけれど、リスペクトが見えるような気がして、こういうお話にしてみました。同族意識があったのではないかなと。

 この作品が、ペンギンの下僕さまが永井荷風を知るきっかけになったのであれば、とても嬉しいことです。
 ご感想ありがとうございました!
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