感想一覧

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えらく縄文人は流暢な現代語をしゃべるんだな――というお約束のツッコミをしておいてやろう。
どうせなら、はじめ縄文人らは「×★◇??@%♡*・゜•*¨*•.¸¸」みたいな描写があってもよかった?
縄文人は土鍋でハマグリやサザエ、カキなどを煮込んで食べていたし、木の実では栗やトチの実もあったみたいだから、わりとグルメだったんじゃないかな。
一人称だったのに、最後、三人称になってるのは気になるところ。視点のブレだと指摘される恐れがある。



ちなみに星野之宣のコミックコムに発表された短編に、奇しくも同じシチュエーションの話がある。着眼点は星野之宣と通ずるものがあると思われ。
タイトルは『土の女』。出典は1993年。恐らく現在から縄文時代後期にタイムリープした物語だと思われる。

漁船に乗せられ、小笠原諸島の無人島にやってきた青年。大学院に通う考古学研究者である。ここでの調査は1週間を予定していた。
冒頭、海蝕洞穴(かいしょくどうけつ)が紹介される。――古代にはよく死者を葬った場所として、伊豆や房総半島でも人骨が出るという。

青年が草むらで寝転ぶと、背中に硬いものの感触。
見ると女性をかたどった土偶が埋もれている。
一夜を明かしていると、いつしか縄文人の共同体に迷い込む。

そこから村の娘アカナ(野暮ったいルックスばかりの縄文人の中で、小柄ながら細身の美しい娘)となぜか婚礼の宴が催される。
酒で酔わされているうちに、娘としっぽり濡れてしまう。

本来なら1週間もすれば迎えの漁船が来るはずだった。ところが待てど暮らせど来ない。
それどころか数カ月も共同体で暮らすにしたがい、アカナは妊娠の兆候を示す。

そんな中、青年は軽はずみの邪険な行動を機に、アカナとともに村八分にされる。
アカナは突如、体調を崩し、高熱にうなされる。
村八分にされた夫婦に共同体は冷たい。医薬品もなかった時代。ちょっとした風邪でも命に関わっただろう。

衰弱していくアカナ。青年はどうすることもできず、疲れ果てるなか、ふと思いつく。
土をこね、女性をかたどった土偶を焼いて固めた。

そしてその土偶を掲げ、こう叫ぶ――「土偶よ、アカナの身代わりとなれ! アカナの身体から病気と苦しみを持っていけ!」(この土偶を使った祈祷を『共感呪術』と呼ぶ)
青年は必死に祈るも、結局アカナは命を落とす。

眠りについたアカナを抱き、青年は魂の底から叫ぶ。
海蝕洞穴へ行き、穴を掘り、そこにアカナの亡骸を埋葬する。
そんなときだった。背後の海からディーゼルエンジン音。
迎えの漁船だった。現代に戻れたのだ。

茫然自失した青年は、穴の中で、女性をかたどった土偶を見つける――冒頭、草むらで出土した土偶こそ、まさに自身で作ったものだったのだ。


……読ませていただき、ありがとうございました(*^-^*)
  • 投稿者: 尾妻 和宥
  • 男性
  • 2025年 10月28日 06時40分
ならばひと言、「俺は、言葉をマスターした」という文を入れるべきでしたな。
でも、それだと、「ご都合主義か!」と、よけい突っ込まれてしまいます。

縄文時代の言葉の再現は無理でしょう。
いちおう、キャラの名前は、アイヌ語の語彙を参考にしつつ、日本語でも違和感ないものにしました。

マンモスがいたり、『たんぱく源』という言葉があったり、人々の言葉遣いや現代人と変わらないらしい顔つきからしても、異世界の縄文時代という感じですね! アリだな(๑•̀ㅂ•́)و✧

現代人の知識があるとはいえ、私もスマホがなかったら何もできないと思います(^.^;

その世界をヨシくんと一緒に疑似体験してる感じで、面白かったです。ありがとうございました。
縄文時代は、まだわかっていないことも多いので、好きに書けます。
「たんぱく源」は、「原住民にはごちそうです」とともに、ベア・グリルスの決まり文句です。

スマホは便利ですが、原始的な生活をしている人々のほうが、幸福度が高いという研究もあります。
 目指せDr.STONE!
  • 投稿者: 戯言士
  • 2025年 10月27日 06時55分
それこそループものでしょう。
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