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「眠りの調律」という独創的な設定が、まず目を引きます。冒頭から言葉選びが美しく、夜の街と調律店の独特で心地よい世界観に引き込まれました。物語への期待感が高まる、 素敵なプロローグでした。
  • 投稿者: hiyo_5
  • 2025年 11月20日 17時15分
この章、静かな気味悪さの作り方がちゃんと計算されてる。
昔の公園の質感を細かく積んで、夢に入った途端に全部“死んだ空気”へ切り替える。この落差が効いてる。

良かった点
・五感描写が全部“意味のあるノイズ”として機能してる。
・顔のない少女を説明しない判断が正しい。余計な種明かしがなくて不気味さが残る。
・夢→覚醒の移行がスムーズで読者がつまずかない。

改善点
・記憶描写が長めで、テンポが少し重い。
・少女への結衣のリアクションが薄くて、感情の軸が読み取りづらい。

総じて、静かに嫌な感じを積む導入としてはよくできてる。続きを読ませる力がある。
プロローグ、無駄な派手さがなくて評価できる。
夜とか眠りとか、抽象ワードに逃げてるようで、ちゃんと構造が整理されてるのがわかる。
語りのテンションも一定でブレてないから、作者が何を“最初に提示したいか”は読み取れた。

良かった点
・比喩の方向性が統一されていて、世界観の軸がブレてない。
・「眠り=落下」という概念は単なる表現じゃなく、主人公の精神構造の説明として機能してる。
・店の設定(Seventh Night)は、“物語装置としての役割”が明確で、導線がきれい。

改善点
・抽象描写が続く部分、情報の密度が偏っていて読者の処理負荷が高い。
 →もう一段だけ具体を入れると読者の認識負荷が均される。
・主人公の輪郭がまだ曖昧で、読者側が“どんな視点で読めばいいか”を確定しづらい。
 →序盤に一点だけ“確実な事実”を置くと、読者の認知足場が安定する。

総じて、落ち着いた文体のわりに情報の基礎設計はしっかりしてる。
導入としては十分読めるし、続きがどう動くか見極めたいと思わせる構造にはなってる。
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